Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

竹割りナイフの製作(後篇)

2011年04月17日 23時41分47秒 | Weblog

2011年2月11~12日
『取っ手づくりは、トッテモ難しいよ~』って、先生のダジャレが何度か聞けたように、なるほど難しい
口金を叩いて、わざと型を付けた。口金の厚みの内側の細長いハート型が残す部分
ちなみに刃を入れて見ると、木が挟まる部分は厚い所でも2mmくらいしかない
 
ともかく、削っていくしかない。チビリチビリと割って、切って、近づけて行くしかない
 
帰省の時も持ち帰って続けた。赤鉛筆を口金の内側に塗り付け、まだキツイ取っ手に押し込む~そうするとキツイ部分に色が付く
 
そこをサンドペーパーで削り取る~これを繰り返し、緩すぎず堅すぎずにキッチリと収まった
取っ手自体の形も整えた。握った時のグリップのつもりで指の型に削り込んだ~ところがこれがとんだ結末となった
 
2011年2月16
次の包丁会で、ハマった口金とグリップ付きの取っ手を見せるやいなや~『なんコレ竹割りナタの取っ手は、こぎゃんとじゃダメ~使えない~口金の形に合わせて、なだらかに段差なくせんと、これじゃ竹は割られんバイ~カンナで削りフラットに~』
ということで、バイスに挟んでカンナをかけた。せっかくのグリップは、カンナのクズと
消えた(泣)
 
こんな感じに、口金の形の延長の形になった。
これで、刃が付いたら完成だ。
 
2011年3月9
 年度末とあって、なかなか出席できなかった。さて、その間に焼き入れがされていて、いよいよ今夜は刃を付ける

久しぶりの水砥石~刃を付けるのは本当に難しい。合刃なので、両刃同じように研がねばならないが~回転する水砥石は向こうに引っ張るし、それをこっちに引っ張りながら押さえ付ける~安定しないと角度は滅茶苦茶になるし。『いつまで上手にならんとだろかこーやってガッチリ押さえて~』仕上げは、先生に任せた。
 
サンドペーパーで、80番から始めた~150番で時間となった。
 
次の夜も、次の夜も食後に磨きを続けて、2000番までやり遂げた。顔も映るし、切れ味も完成した
 
2011年3月23
仕事では異動内示も済んだが、異動はなかったので、こうして参加している。さて、いよいよ完成の日。クイックボンドAとBを混ぜて、取っ手の穴に流し込み刃を接着剤で固定。

 
刃にはニスを塗って、乾くのを待った
 
家に持ち帰って、観賞会(笑)
 

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