■2008年 日本 121分
■2008.5.17 TOHOシネマズ緑井
■監督 佐藤信介
■出演
松下奈緒(水瀬杏=大人時代)
夏帆(水瀬杏=中高生時代)
井坂俊哉(北村大悟=大人時代)
池松壮亮(北村大悟=中高生時代)
塚田健太(月島藤=中高生時代)
岡本杏理(月島椎香=中高生時代)
戸田菜穂(植草美和子=母)
高杉瑞穂(佐倉圭一郎=婚約者)
伴杏里(月島椎香=大人時代)
風間トオル(水瀬正弘) 藤村志保(植草美和子) 《story》
「ずっと、一緒にいたかった」
「たった1つの思いを心に刻む 『永遠』のラブストーリー」
1995年、離婚した母と杏は実家の島根に帰る。そこで杏は大悟は出会う。母が自殺。大悟は杏に「自分が守ってやる」と支える。中学卒業前、杏は父親に引き取られ東京に行く。東京で進学した藤に出会う。島根に帰った杏は藤に好きだったと告白される。それを見ていた大悟は藤を殴る。藤が失踪。東京に戻ろうとする杏に椎香は、自分も大悟が好きであることを告げる。二人の距離は開いていく。10年後、杏は婚約をする。実家にもどった杏に大悟は「幸せになってくれ」と告げる。しかし、杏の婚約者は、杏の母親が自殺したことを知ると態度を変える。杏が行方不明になり、大悟は必死に捜す。 心の中にあるもの
どうしてあの時「別れよう」と言ったのだろう。自分が彼の人生を狂わせているように感じたから? 自分の気持ちさえ見えなくなってしまった? 自分の気持ちが重く感じられた? 心の中にあるものと、実際にしていまう行動が違うことがある。想えば想うほど離れてしまう自分の体。伝えられない自分の心。素直になれないのは、自分の心が傷つくことを恐れているから。でもそれ以上に自分で自分の心を傷つけ後ろ向きになっていく。
砂時計はやさしく言ってくれる。失敗したら何度でもひっくり返して、過去を未来にできるよって。でもね後ろ向きに歩いていたらそれもダメかも。何度も何度も砂時計をひっくり返してはため息をつく。そしていつか時は止まる。
最近、島根県をあつかった映画が多い。「天然コケッコー」はよかった。「白い船」も見た。「うん、何?」はまだ見ていないけどよさそう。都会より自然がたくさん感じられる町がいい。海がきれい、山がきれい、それだけで人間の心が純粋になれるような気がする。 公式サイト「砂時計」