そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
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初恋

2008年11月01日 | ラブロマンス/青春

2006年 日本 114分
■2008.10.26 DVD
■監督 塙幸成
■出演
   宮崎あおい(みすず)  小出恵介(岸)
   宮崎将(亮)  小嶺麗奈(ユカ)
   柄本佑(タケシ)  青木崇高(テツ)
   松浦祐也(ヤス)  藤村俊二(バイク屋)

 《story》

「あの三億円事件の実行犯」
「あなたとなら時代を変えられると信じていた」


母は兄を連れて行方不明、父はいなかった。みすずは叔母の家で育てられ、孤独だった。ある時、兄が突然現れ、美鈴に何かあったらここへと言ってマッチを渡す。それは「B」というジャズバーの店だった。みすずはそこで、岸ら兄の仲間と出会う。「大人になんかなりたくない」という美鈴を岸らは受け入れる。時代は学生闘争の真っ只中。若者は権力に立ち向かうことに必死になっていた。偶然闘争に巻き込まれた仲間たちは、警官に殴られ負傷する。岸の権力への怒りは、三億円強奪という計画を深めた。協力を持ちかけられたみすずは、実行を決意。1968年12月10日、白バイに乗った警官姿で、現金輸送車を襲う。

 あの事件も懐かしい時代の中

あのモンタージュ写真はだれもが脳裏に焼き付けている。もしかしたら、あのモンタージュ写真のために、捜査が混乱したと言えるのかもしれない。思いこみ。実は女性だったと、発想を転換させる話はおもしろい。一人の女性の恋による力だとしたら、しかしながら今その人が生きているとしたら、「実はね」って語ってほしいという願望がある。笑い話のように語れたら・・・いやいや謎は謎のまま語り継がれる方がいいのか。なにゆえお金を奪う必要があったのか。そのお金はどこにあるのか。謎は謎のまま。「初恋」という題だから、その謎を追究するのではなく、その動機をさまざまな角度から推測しているのだ。女性だったら、それが愛する人のためだったら、お金への執着はないよね。
町の風景とか車とか、ジャズ喫茶のあの雰囲気とか、懐かしさを感じる。「三丁目の夕日」とちかがった、前向きさではなく、押しても押しても動かない壁への絶望感みたいな感じだ。

朝目覚めて、「ああ今日は休みだ」という安心感。この気持ちの差は休み明けに力を奪う。だから、片づけだ。身の回りを整理することで、脳に力がわく。心を強くする。そして体を動かすこと。心のだるさは体から。さあ、リフレッシュだ。

 公式サイト「初恋」


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