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姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)

2006年07月05日 | サスペンス/ミステリー


2005年 日本 124分
■2006.7.5 wowow
■監督 実相寺昭雄  原作 京極夏彦
■出演 堤真一(京極堂(中禅寺秋彦)) 永瀬正敏(関口巽) 阿部寛(榎木津礼二郎) 宮迫博之(木場修太郎) 原田知世(久遠寺涼子/梗子(二役)) 田中麗奈(中禅寺敦子)

《story》

「この世には、不思議なことなど、何もないのだよ。関口君」

昭和20年台後半、東京。小説家の関口は、古本屋の京極堂に「20年間身ごもっていることができるかい」と投げかけた。京極堂の妹の取材依頼から、「久遠寺医院」の不可解な事件に巻き込まれていく。20年間身ごもっているとされる梗子、そしてその夫も行方不明だという。探偵でその人の記憶が見えるという榎木の協力を得て、久遠寺医院に取材に入る。久遠寺では新生児の死産や行方不明が続き、さらに過去の因縁からくる呪いの伝説もあった。まるでフラッシュバックのように関口の脳裏に見えるさまざま光景。この事件の真相は・・・。

◎おもしろかったけど、目を見張るような驚きはなかった。「そうだったのか」という、まるで予想しなかった展開になればと思った。少し、無理な流れのような気がした。あまりに人がつながりすぎている。京極堂にしても榎木にしても、親近感がない。超人的な存在で、悩み考えあぐねるような人間味がない。金田一耕助の方が身近に感じられる。超能力と並はずれた論理と、さらに神懸かり、相容れないものを組み合わせようとしているみたいな感じがした。見たくなるようなジャンルだから、もうひとひねりあればなあ。と言っても、じゃあどうすればいいのかと聞かれても答えられないけど。

公式サイト「姑獲鳥の夏」



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