そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

花よりもなほ

2006年05月31日 | コメディ


2006年 日本 127分
2006.5.30 松竹東洋座 試写会
■監督 是枝裕和
■出演 岡田准一(青木宋左衛門)  宮沢りえ(おさえ)  古田新太(貞四郎)  浅野忠信(金沢十兵衛)  香川照之(平野次郎左衛門)

《story》

「弱い。貧しい。逃げ足速い。
  へっぴり侍・青木宋左衛門、見参!」

元禄15年、江戸、5代将軍綱吉。「生類憐れみの令」が出るくらい平和な? 時代。青木宋左衛門は、父の敵を討つため、江戸のぼろ長屋に身を寄せていた。敵討ちがうまくいけば100両は手に入る。そして胸を張って信州松本に帰ることができる。しかし、長屋の住人の貞四郎は「敵を見つけた」と言っては、宋左衛門にたかり、人のいい彼の生活も困窮していた。そんな彼の楽しみは向かいのおさえさんに会うことだった。おさえさんは息子と二人暮らし。その息子に剣術を教えてほしいと言われるのだが・・・
果たして敵討ちはできるのか。長屋の住人とのほのぼのとした生活を背景に物語は進んでいく。

◎この映画館も久しぶり。といっても大昔に1度入ったかどうかの映画館。好きではない映画館。街中の、デパートの8階、そしてロビーの狭いところ。平坦にイスが並んで、前の人の頭がじゃまになる。音量が小さい。昔の映画館独特の音が遠くで聞こえる。さらにひどいことに、隣の会場でやっている映画の音が聞こえてくる。おもしろい映画もおもしろく感じなくなってしまう。振り返ればそれほど幻滅するえいがではなかった。ほのぼのとして、明るく楽しくさわやかに見ることができる映画だった。最後の宋左衛門の笑顔が何とも言えない。続編が見たくなる。ただ、もう少し、どこかに大きな盛り上がりがほしかった。危機、アクシデント、「えーっ」と思わせるようなシーン。そして、あおの笑顔がくればもっとほっとできたのに。映画館の悪さが相まって残念。

公式サイト「花よりもなほ」 



最新の画像もっと見る