そよかぜから-映画

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きみに読む物語

2006年04月11日 | ラブロマンス/青春


2004年 アメリカ 125分
■原題「The Notebook」
■2006.4.11 wowow 
■監督 ニック・カサヴェテス
■出演 ライアン・ゴズリング(ノア)  レイチェル・マクアダムス(アリー・ハミルトン)  ジーナ・ローランズ(アリー・カルフーン)  ジェームズ・ガーナー(デューク)  ジョアン・アレン(アン・ハミルトン)  サム・シェパード(フランク)

《story》
ある老人施設に入所しているアルツハイマー病の女性。彼女に物語を話す男性。彼女はその物語に次第に夢中になっていく。
その物語とは、1940年、ノアとアリーの唐突な出会いから始まった。ノアはこの地域で働く青年。アリーは夏休みでここに来ていた、令嬢の娘。二人はケンカをしながらも、お互いを理解し、恋が深まっていく。しかし、彼女の両親は、二人が付き合うことを反対した。そして、二人はケンカをしたまま、別れることになる。それから、彼女のことが忘れられないノアは毎日彼女に手紙を書いた。けれども、その手紙が彼女の手に渡ることはなかった。
時は流れ、戦場からもどったノアは想い出の家を買い取り新しい家のように改装した。それが新聞記事となり、アリーの目にとまる。結婚をひかえていたアリーだったが・・・。

◎「生涯愛することしかでかきなかった」 でも、それが一番幸福だと思う。お金がいくらあっても満たされない。死ぬ間際までずっと誰かを愛し愛されていたなら、どんなにすばらしいことだろう。このノートにはそんな心と心が結ばれる道筋が刻まれている。だから、読み返せばいつでも再び心と心は結び返される。どんなに離れてしまった心も、読み進むたびに二つの心はたぐりよせられ、結ばれていく。

愛するから愛される。それがよくわかる。つい、愛するよりも愛されることを先に望んでしまう。そして、比べてどちらが多いかなんて考え悩む。しまいには愛することを自分から拒否してしまうんだ。愛されることより、愛することに心を傾けられたらどんなに幸せだろう。そして、どんなに心が軽くさわやかになることだろうか。

けんかをしながら理解していく。自分の意見を相手にきちんと言えること、そして相手の意見をきちんと聞くことができること。それが深い愛につながるのだと思う。だまっていることは、愛をはぐくむことではなく、壊れることを恐れているだけ。そのままでいれば壊れないかもしれないけど、ひびがたくさんできて、不安な孤独な空気だけがそこに止まったままになる。新しい空気はけっして流れこんでくることはない。

こんな愛する人生が送れたら・・。

オフィシャルサイト「きみに読む物語」



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