そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ISOLA 多重人格少女

2008年10月19日 | ホラー

2000年 日本 94分
■2008.10.12 DVD
■監督 水谷俊之
■出演
   黒澤優(森谷千尋)  木村佳乃(賀茂由香里)
   手塚理美(野村浩子)  石黒賢(真部和彦)
   渡辺真紀子(高野弥生)
   寺島進   室田日出男

 《story》

「私の中にいる、13番目の悪魔」

阪神淡路大震災後の町に、ボランティアとして来た由香里。彼女は人の心のつぶやきが聞こえる超能力者だった。しかし、その力は彼女を苦しめるばかりだった。カウンセラーをしている浩子の元で、多重人格と言われる千尋と出会う。さまざま人格が現れ、13番目の「イソラ」という人格は凶暴で、自分も人も傷つけてしまう。震災で破壊された病院で、遊体離脱の実験をしていた部屋に入る。そこでは、高野自らが実験台となり、真部とともに実験が行われているときに震災が起きた。離脱したままの高野が千尋の13番目の人格として入り込んだのだ。高野を愛していた真部は自分の体の中に入るように説得する。真部は高野とともに飛び降り自殺する。

 また借りてしまった

ホラー映画を、しかも日本の映画を借りようとして、手に取った映画。実は以前にも見ていたのだった。見ていて、どこかで見たことがある映画だなと思いながらも、すっかり忘れているから、最後までみた。ヤフーの評価は星一つ。また見ることができたから星3つ。多重人格の特徴がもっと出てほしい。それがメインだと思うから。でも、メインは遊体離脱だった。それと人の心がわかる超能力。「イソラ」が入り込んだ人格。多重人格を副題にしているのだから、やっぱりそこに不思議さや恐怖を入れないとね。一人に人間が大きく変わった人格になるところが中心のはずだからね。

心が読める恐怖。若い頃、人の心が読めたらどんなにいいだろうと思った。でも、こうしてよく考えると、知らなくていいこともわかるってことだ。笑顔でいながら、心の中では罵っている。わからなかったらそれで済むことなのに、わかることで人が信じられなくなってしまう。人は聖人ではないから、いい顔いい心でいつもいられるわけじゃない。知らない方が、鈍感な方がいいのかもしれない。聞こえだしたら、みんなが自分の悪口を言っている声が、耳から離れないことだろう。心理学の本も買って、その道に進もうと思ったこともあったけど、カウンセラーが心の病で倒れてしまうようじゃ話にならないよね。


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