そよかぜから-映画

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銀色の髪のアギト

2007年05月05日 | アニメ

2006年 日本 95分
■2007.4.30 wowow
■監督 杉山慶一
■出演
  勝地涼(アギト)    宮崎あおい(トゥーラ)
  古手川祐子(ヨルダ)  濱口優(カイン)
  布川敏和(ハジャン)  遠藤憲一(シュナック)
  大杉漣(アガシ)

 《story》

「森、人、命・・・すべての力が、今、つながっていく」
「行こう。僕たちの未来のために」

植物の遺伝子を操作しようとした実験の失敗から300年。森が意思を持って人を襲う。そんな森に対抗する人々。そんな森と共存する人々。人類は分かれた。アギトは中立の地で育った。入ってはいけない泉の底で、不思議な機械を見つける。そのカプセルが開き一人の少女が300年の眠りから目覚めた。トゥーラは荒れ果てた世界に落胆する。同じく過去から来たと言われるシュナックが、トゥーラがこの世界を救う鍵を握っていると彼女を連れ去る。アギトは彼女を救うため、森と契約し禁断の力を手に入れ、銀色の髪となる。

 人類への警告だと思うけど
最近、こんな未来を扱うマンガがとても難解でわかりづらく、敬遠してしまう。感動がない。若い人にはすんなり入れるのだと思う。20才息子もこんなマンガ好きみたいだ。「攻殻機動隊」がおもしろいとDVDを貸してくれたが、少し見てよくわからなくなってやめた。この銀色の髪もなぜ銀色なのかと考えてしまう。あまり意味はないのかもしれない。森が大切なことはよくわかる。「ナウシカ」でもそうだったように、森と人は共存しなければ生きていけないと訴えている。しかし、世界は森を壊している。未来への警告だ。森は大好きだ。でも、伐採を止める力も知恵もない。戦争が、経済が、人間の欲が、狭い心が、森を失わせていることはよくわかる。でも。どうすることもできない。ひとりじゃ何もできない。このマンガを見た人が、森を大切にしたいと思っても、私と同じように思い、いずれ忘れてしまう。確かに訴える力はあるが、現実は変わらない。おもしろいアニメとして、金を稼ぐアニメとして、しかなりえない。余計に虚しくなってしまう。こう考えてしまうのは、変だろうか。

公式サイト「銀色の髪のアギト」

 福岡から一時帰郷の息子
研修に行っていた息子が帰ってきた。だからといって何か大きな行事を組む訳ではない。元気な顔が見られただけでうれしい。子ども三人と「スパイダーマン3」を見に行った。早めに家を出て、フジグランを歩いた。マクドナルドで軽く昼食をとった。映画が始まる10分前で慌てた。自分で給料をもらうようになって、自分でいろんなものを買うようになった。自分のことを自分でするようになった。それが自立だ。寂しいけど、親はそれを望まなければいけない。また、福岡に戻るらしいけど、食べて寝て運動して勉強して仕事して、充実した無理のない生活をしてほしい。私が大学に行ったとき、一人暮らしをしたことを思い出す。あのときはまだ仕事はしていないから気持ちは楽だった。でも、仕送りだけでは生活できないから、アルバイトをした。皿洗い時給400円の時代だった。あのときの私よりしっかりしているから大丈夫だろう。


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