そよかぜから-映画

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Little DJ 小さな恋の物語

2008年01月01日 | ラブロマンス/青春


2007年 日本 128分
2007.12.27 サロンシネマ2
■監督 永田琴
■出演 
   神木隆之介(高野太郎)  
   福田麻由子(海乃たまき)
   広末涼子(大人になった海乃たまき)
   佐藤重幸(若先生=高崎太郎))  
   村川絵梨(かなえ)
   松重豊(捨次)  光石研(結城)
   賀来賢人(結城周平)  森康子(タエ)
   小林克也(尾崎誠)  西田尚美(高野ひろ子)
   石黒賢(高野正彦)  
   原田芳雄(大先生=高崎雄二)

 《story》

「大切な想いは、伝えなきゃ」
「すべてをかけて、小さなディスクジョッキーが伝えたかったこと」


太郎は、野球好きの父の影響で、庭で素振り。その傍らには、太郎が大好きなDJ、ミッドナイトエキスプレスの番組が流れていた。ある時、太郎は鼻血を出して倒れる。叔母の勤める病院で検査後入院。そのとき大怪我運び込まれてきた包帯だらけの子どもと目があった。太郎は、大先生の治療という名目で、病院内の放送を使って、お昼のDJをするようになる。病院内でのさまざまな人間模様を垣間見る中ながら、太郎は成長していく。隣のベッドに海乃たまきがやってきた。あの包帯だらけの子どもだった。たまきは、口を聞かないおばあさんにも「おやすみ」と声をかける笑顔の素敵な少女だった。太郎はいっぺんに恋に落ちた。自分の病気が重いことを知った太郎は、退院したたまきに自分想いが伝えたかった。二人で映画を見るため病院から抜け出した。函館の山で雨にぬれながらも言えなかった。集中治療室で、混沌とする太郎だったが、お昼の放送の時間は目を覚ました。最後のDJの放送。傍らにはたまきがいた。太郎が伝えたかった想いは・・・。

 どこかでみたような
それでもいいんじゃないの。「ラストコンサート」にしても、「小さな恋のメロディ」にしても、それだけじゃない。入院していた人々は、さまざまな出来事を背負い、思いを抱いていた。それに触れられただけでも、人と人とがつながったあったかさがそこにある。だれとも口をきかないおばあさんだって、お昼の放送を楽しみにしていた。たまきに声をかけられてうれしかっただろう。変人扱いされて無視されるのはつらいものだ。たまきが1つ年上っていう設定だったけど、やっぱり年下にししか見えないよね。あの笑顔、作り笑顔だってわかるけど、やっぱりいいよね。
ふっと考えてしまうんだけど、死んでいく人が満足した気持ちで死ねたらいいよね。でも、そのために踏み出した人は、これから先どうするんだろう。忘れるわけにはいかなくなる。大人になったたまきは、ずっと太郎のことをひきずって生きていくのだろうか。新たな恋、結婚はしないのだろうか。死んだ太郎はきっとそれを許すし、たまきの幸せを願っていると思うのだけど。

 公式サイト「Little DJ 小さな恋の物語」



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