そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

UDON

2006年09月01日 | 人間/社会派ドラマ

2006年 日本 134分
2006.9.1 TOHOシネマズ緑井
■監督 本広克行
■出演 ユースケ・サンタマリア(松井香助)  小西真奈美(宮川恭子)  トータス松本(鈴木庄介)  鈴木京香(藤本万里)  小日向文世(藤本良一) 木場勝己(松井拓富)

《story》

「観ないと、マズイ!」

「世界を笑わせてやる」とアメリカに飛び出して行ったが、笑わせるどころか、ひとつの受けずに、大きな借金だけ残して、帰国する香助。地元の香川のタウン情報誌のパートをすることなる。売れれば給料アップと聞き、作戦を練る。そして「讃岐うどん」に目付、恭子や庄介とともに知られざる讃岐うどんの店を訪ね記事を書く。その情報誌が爆発的に売れ、讃岐うどんの大ブームがやってくる。仲違いしていた父と仲直りしてうどんの製麺所の店を継ごうと思っていた矢先、その父が倒れ亡くなる。それでも店のうどんの味を今一度作りたい香助は奮闘する。

◎「うどん」ってあって当たり前って感じで、だれでも気軽に作ることができるもの。そんなものにブームが起こったら、どうなるかな。バザーで発泡スチロールのおわんに作ってくれたり、ちょっとしたイベント会場では必ずと言っていいほど、「うどん」は簡単に食べられる昼食として存在する。確かに讃岐うどんはひと味ちがうな。こだわりにおいしさが隠されている。
うどんやそばには、その地域の特色がる。そこに行けば食べられるという夢がある。もしどこででも食べられたら便利だけど、夢が色あせていく感じがするなあ。香川へ行きたくなった。讃岐うどんが食べたくなった。
ブームを作り出す者の責任について考えさせられた。ブームが起こればみんなに知られる。人が集まる。お金が儲かる。しかし、人が集まるところはマイナスの要素もたくさん含まれる。環境を悪くする。味が悪くなる。人の心が壊れていく。店をたたんでしまうところが出てきたことはとてもつらい。細々とでも、味と地域の人とのつながりを大切にしてくことが大事なんだ、と思った。

公式サイト「UDON」


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