そよかぜから-映画

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I am Sam アイ・アム・サム

2007年10月25日 | 人間/社会派ドラマ

2001年 アメリカ 133分
■原題 「I AM SAM」
■2007.10.21 DVD
■監督 ジェシー・ネルソン
■出演
   ショーン・ペン(サム・ドーソン)
   ミシェル・ファイファー(リタ・ハリソン=弁護士)
   ダコタ・ファニング
      (ルーシー・ダイヤモンド・ドーソン)
   ダイアン・ウィースト(アニー=隣人)
   ロレッタ・ディヴァイン(マーガレット)
   リチャード・シフ(ターナー)
   ローラ・ダーン(ランディ)
   ブラッド・アラン・シルヴァーマン(ブラッド)
   ジョセフ・ローゼンバーグ(ジョー)   スタンリー・デサンティス(ロバート)
   ダグ・ハッチソン(イフティ)

 《story》

「いっしょなら、愛は元気。」

スターバックスで働くサムは、7歳の知能しかない。ある日、ホームレスの女がサムの子を出産。病院から帰る途中、その女は逃げ去り、サムは一人でその子を育てる。向かいに住んでいる引きこもりの女アニーの手助けを受けながら、サムの子ルーシーはすくすくと成長していった。ルーシーの7歳の誕生日に、ルーシーは保護施設に強制的に入れられてしまう。サムは、エリート弁護士のリタに弁護を頼む。社会奉仕の精神を同僚に見せるために、サムの弁護を引き受ける。サムの友人たちも障害があり、なかなかうまく証言できない。隣人のリタも勇気を出して証言台に立ったのだが、相手にやりこめられ自信をなくす。そして、サムは親権は認められたものの、ルーシーは里親と暮らすこととなる。サムは、その里親の近くに引っ越し、認められた時間にルーシーに会いに行く。ルーシーは、毎日夜中に家を飛び出し、サムの家にやってきるのだった。里親は、2人の深い愛情の深さを感じるのだった。

 人を愛する気持ちは何より強い
何かのテストで7歳の知能だと判断されたとしても、心の中にある人を想う気持ちは誰よりもたくさん持っている。むしろ知能のことを言われない人間の方が、偏った愛情しか持てないこともある。動物たちだって、子どもを思う気持ちは、命がけで子どもを守ろうとする行動に現れる。
画一的に判断するのではなく、サムのサポートをする形で援助できる体制がほしい。けっこう私たちの身の回りでは、黒か白のようなどちらかに決めなければならないことが多い。それ以外の選択肢がないのだ。白だけど黒としての援助があってもいいのかもしれない。
私たちは、弱い立場の人に「援助する」と言う。しかし、リタのように助けようとして、自分が助けられていることがよくある。励まされたり、元気づけられたり、意欲をもらったり・・・。人は、愛情や一生懸命にがんばっている姿に心を動かされるものなのだ。サムとルーシーの未来は不安がいっぱい。でも、里親やリタやアニーたちがきっとサポートしてくれると思う。幸せに暮らしていけると思う。
ところで、ルーシーの母親はどこに行ったんだ。何をしているんだ。情けない。


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