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■2006年 ドイツ 138分
■原題「DAS LEBEN DER ANDEREN/THE LIVES OF OTHERS」
◎アカデミー賞 / 第79回(2007年)外国語映画賞
■2007.4.30 サロンシネマ1
■監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
■出演
ウルリッヒ・ミューエ(ヴィースラー大尉)
マルティナ・ゲデック(クリスタ=マリア・ジーラント)
セバスチャン・コッホ(ゲオルク・ドライマン)
ウルリッヒ・トゥクール(グルビッツ部長)
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「この曲を本気で聴いた者は悪人になれない」
「1984年、東西冷戦下のベルリン。
壁の向こうで、何が起こっていたのか?」
「ようやく明かされた“監視国家”の真実・・・」
「1984年、東西冷戦下のベルリン。
盗聴器から聞こえてきたのは、自由な思想、愛の言葉、
そして美しいソナタ・・・。
それを聴いたとき彼は、生きる歓びにうち震えた・・・。」
1984年、東西冷戦下にあるドイツの東ベルリン。国家保安省の局員ヴィースラーは、劇作家ドライマンの家の盗聴監視を命じられる。反体制の証拠を見つければ出世が待っていた。しかし、ヴィースラーは盗聴を通して、自由や愛、文学や音楽など、新しい世界に目覚めていく。ドライマンの部屋での、反体制的な記事作成も、見逃し、記録に書き込まなかった。また、ドライマンの家の家宅捜査にも、記事を書くタイプを事前に隠し、彼を助けた。そのために、ヴィースラーは地下の郵便振り分けの仕事に回され、数年後ベルリンの壁の崩壊をそこで知った。
東西がひとつになって数年。ドライマンは、過去に自分はなぜ盗聴されて捕まらなかったのか不思議だった。そこでかつての国家保安省の者に訪ねた。そして完全な盗聴が行われていたという事実を知った。図書館で資料を調べ、盗聴の記録を取った「HGW XX/7」という人物を突き止めた。
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サロンシネマやシネツインでは、こんな映画を見るに限る。ここはどうしても駐車場代がかかる。だから、回数券かメンズデーのときしか行かない。そこで30日の月曜日に急きょ予定表で探したのがこれだった。初めは昼からの上映にしようと思っていたが、朝早く起きたので、最初の10時台のに行った。けっこう人が多くびっくり。いつもの前から4~5番目が空いていた。さすが月曜日男が多い。始まる直前にとなりに座った人は、体臭がひどかった。人のふり見て我が振りを考える。自分はどうなんだと。
東ドイツの監視体制はこんなものだったのだと唖然とした。自由がないのは当たり前。ひとつの価値観しか受け入れない。その怖さをまじまじと感じた。日本はいいか。そうでもないと思う。社会主義ではないけど、けっこう見えないしめつけはある。巧妙にしばられていく。全く違う立場の人に脅されたり、暴力に怯えながら生活することは、今の日本でも同じだ。自分の考えなんて堂々と出せない。
ラストの本屋の場面。わかっていても身体全体が震えた。「これは私のために書かれた本だ」ここにすべてが凝縮された。
見終えて、劇場から出てびっくり。次の回に入る客が長蛇の列だった。初めこの次の回を見ようとしていただけに運がよかった。
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子どもたっちと久しぶりに卓球をしに行った。アルカディアビレッジにある卓球台は、たいていは貸し切りだ。1時間320円で、小体育館に正式の卓球台が置いてある。練習には打ってつけの場所だ。子どもたちはみんな卓球部。運動がてら練習だ。今までは、練習後の温泉に入って帰ったが、ここはいつも塩素臭い。それに人が多い。のんびりできない。まあ、家も近いことから、スポーツセンターに行くより安上がりだ。私も少しやらせてもらい、軽く汗をかくことができた。子どもたちはみんな受験の年なので、運動不足にならないよぅに、ときどきこんなイベントを組めたらいいのだけど、そうはうまくいかないかもね。