そよかぜから-映画

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夏物語

2008年07月06日 | ラブロマンス/青春


2006年 韓国 116分
■原題「ONCE IN A SUMMER」
■2008.6.27 DVD
■監督 チョ・グンシク
■出演
  イ・ビョンホン(ユン・ソギョン)  スエ(ソ・ジョンイン)
   オ・ダルス(ナム・ギュンス)  イ・セウン(イ・スジン)

 《story》

「あなたの笑顔が、涙で見えない」

「永遠の愛を誓った、一瞬の夏。
        あなたは覚えていますか」


60才を越える独身の老教授ソギョンの元に、昔の恋人探しの番組取材にやってきたスジン。彼女は、ソギョンから「キョンアの花を折った男」という古びた一冊の本を手渡される。その本を手がかりに、昔ユンが大学時代にボランティアで訪れた農村にやってきた。そこで、ソギョンがジョンインという図書館の司書とかけおちをしていたという事実を知る。ソギョンは、仕方なく言った村で、ジョンインと出会う。しかし、彼女は、身よりもなく、なぜか村人から疎んじられていた。それは彼女の父が北朝鮮のスパイとして逃亡していたからだ。不注意で図書館が焼け、ボランティア活動が終わり、ソギョンはジョンインを連れてソウルに帰る。大学では学生活動の真っ只中。二人はデモに巻き込まれ警察に捕まる。そこでもジョンインはスパイの子としてつらい仕打ちを受ける。ソギョンは、仲間を守るため、「ジョンインを知らない」と言う。ソギョンの父の手助けで、ソギョンは解放されたものの、ジョンインは投獄されてしまう。出所の日、ソギョンはジョンインを出迎える。しかし、駅の構内でジョンインは消えてしまう。取材を続けていたスジンは、ソギョンの居場所をつきとめた。

 思い出だけで生きていける

一人の人を愛した。それも憧れとか恋などではなく、消えることのない愛、変わることのない愛。何年たっても、何十年たっても色あせることのない愛。他の誰をもうけつけないほど心に刻まれた愛。その揺るぎない生き方はすばらしいと言える。心が決まることは、自分の道を堂々と歩いていける。離れていても、自分の心を信じて生きていける。二人ともそうだった。二度と出会うことはなくとも、自分の心の中の愛を信じて生きた。それ以外に何もない人生だけど、それは幸せな人生だと言えるかもしれない。揺れ動く軟弱な心ではありえないけど。

自分もその人の心も信じられなくて、まっすぐに見ることができない。軟弱な心。嫉妬と妬みで渦巻く心。本当は好きで好きでたまらないのに、後ろを向いてしまう。嫌いな態度をとってしまう。昔も今も変わらない。心も体も思うようにならない。条件反射のように、押し黙りそっぽを向く。この鈴の音に振り向いてほしい。強引にでも私の心と体を正面に向けてほしい。どんなに後ろを向いても、離れないでそばにいてほしい。

 公式サイト「夏物語」



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