そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

椿三十郎

2007年12月16日 | 人間/社会派ドラマ


2007年 日本 119分
2007.12.8 TOHOシネマズ緑井
■監督 森田芳光
■出演   
   織田裕二(椿三十郎)  豊川悦司(室戸半兵衛)  
   松山ケンイチ(井坂伊織)  鈴木杏(千鳥)   
   村川絵梨(腰元こいそ)  佐々木蔵之介(木村)   
   林剛史(寺田文治)  一太郎(保川邦衛)   
   粕谷吉洋(河原晋)  富川一人(守島隼人)   
   戸谷公人(守島広之進)  鈴木亮平(関口信吾)  
   小林裕吉(八田覚蔵)  中山卓也(広瀬俊平)   
   風間杜夫(竹林=国許用人)
   西岡徳馬(菊井=大目付)   
   小林稔侍(黒藤=次席家老)
   中村玉緒(睦田夫人)   藤田まこと(睦田=初代家老)    

 《story》

「この男、時代を超えて生きている」

ある夜、社殿の中で若侍9人が、密かに話し合いをしていた。藩の中で行われている汚職を、叔父に訴えたが取り合ってもらえず、大目付の菊井に申し出たら、全員集まってここで待てという。その話し合いを聞いていた浪人の椿は、その大目付こそ怪しいという。案の定、社殿は菊井の手下に囲まれていた。まかしとけという椿の策で逃げたものの、叔父が捕らえられ、汚職の罪をかぶせられようとしていた。叔父を救いださなければと、監禁場所を探る。なかなか浪人椿が信じられない者もおり、若侍たちは不安いっぱいで失敗ばかり。あきれかえるも彼らを捨てておけない椿だった。

 痛快時代劇、楽しい
黒澤明監督の「椿三十郎」は見たことがない。でも、この「椿三十郎」は見たいと思った。堅苦しくなくて楽しそう。松山ケンイチが出ているから。どうも彼の演技に魅入られたよう。「デスノート」「セクシーボイス&ロボ」の全然違うキャラ。どちらも好きだ。今回は「セクシー」の方だね。織田裕二もなかなかいいもんだ。とは言っても、そんなに演技が見えていて語っているわけじゃない。心に残れば誰でも好きになる。
もっと映画館が近くにあって気軽に見ることができたらどんなにいいだろうか。映画が見たい気持ちと、鬱になってしまいそうな雰囲気から抜け出したい気持ちが交差する。後ろ髪を引かれて行けないことも多い。今は泥沼から逃げ出すことが目的になりつつある。それも気にくわない。いい映画を気持ちよく見たいものだ。
頭が切れるっていいね。三十郎も頭が切れて剣の腕もすごいときているからヒーローだ。得にもならないことに加勢して、自分の命をかけて戦うんだから立派なもんだ。さらりと、自分も入れて、仲間は「10人だ」と言えるところに、ヒーローらしからぬ正義の味方の良さがあるね。

 公式サイト「椿三十郎」



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