ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

オプロム旅行 3日間

2011年01月06日 19時43分54秒 | コンケン 第9特別教育センター
任国外旅行から帰って、1月4日、新年最初の配属先へ出勤。

「サワッディーピ-マイ」(=あけましておめでとう)
のあいさつを交わし、
子どもたちもいない、のんびりだらりとした雰囲気のセンター。
午後になり、
「さちえ、明日行くんでしょ?」
と、言われる。

なんのことやら   ????? という顔の私に
明日から3日間、オップロム(=研修)だという。
行くならばセンター長に言うようにと。
明日から??
3日間???

こういうことはよくある。
タイ社会が、
何でもギリギリに決めたり、決めていたのを急遽変更したり
ふだんから、突然なんでも起こりうる。

だいたい、いつも私のところに情報があまり回ってきてないということもあり、
今回は任国外旅行に行っていたものだから
なおさら、訳が分からない状態に陥ってしまった。


あわてて情報収集。
明日から3日間、研修って何があるの? どこにいくの? 何が必要なの?
私はそれに行くべきなの??


すっかり参加メンバーに数えられ、
夜の余興で披露するらしいダンスのメンバーにもエントリーとなり、
午後からダンスの練習。
明日はとにかく、ピンクのアロハシャツをもってこいとよくよく言われ、
旅行、情報収集、ダンスの疲れでへとへとになって荷造り。
留守の間に届いた山のように膨大なメールのチェック、
家族との新年スカイプ。
ほぼ寝る暇なし。

朝、6時出発よ、絶対よ、と言われ、
ひいひい自転車をこいで朝6時に行くけれど、
やっぱり、
案の定、
6時になんて出発しやしない。 6時過ぎても集まりゃしない。
6時20分ごろにブーンとバイクでやってくる職員たちがいるわいるわ。


みんな、3日間の割には大きな荷物をかかえ、
クッションやまくら、ふとんまで持ってきている。
クッションを車の中で大事に抱え、きゃぴきゃぴはしゃぐ女の子たち。
途中途中、車を止めて休憩するたびに、つくねだのフルーツだの、お菓子だの
買い食い 買い食い 買い食い。
すごいエネルギー。
だけど、車には弱いのか、しだいに車酔いする人が続出。
あれだけ食べて騒いでおいて。
着いたころには、出発したころの元気はなく、青い顔して
「マイサバーイ」(=ぐあいがわるい)と口々に言うみなさん。
忙しい人たちだ。





3時間ほどかけて サコーンナコーン県にある特別教育センターに到着。
サコーンナコーンはコンケンと同じくイサーンとよばれる東北部。
コンケンよりもさらに東北に位置し、ラオスに隣接する県。

気のせいか、ごみごみしたコンケンよりも空気がいいように感じる。
夕陽も、星も、コンケンで見るよりもきれい。
    



嫌な予感。
どうして、ふとんをもってきてるの?
まさか、かなり寒いってこと?
  

嫌な予感的中、
このうすっぺらい布一枚で寝た一日目、朝目覚めると寒さに体が冷たーくなっていた。
 






研修1日目。
ノーンカイ、マハーサラカム、ルーイ、サコーンナコーン、コンケン 
それぞれの特別教育センターの職員が集まり、親睦を兼ねたレク。
  

みんなで協力してペンを瓶の中に入れる。これはおもしろかった。
レクはよく考えられていて、日本でも使わせてもらいたいものばかり。
   



研修2日目。
 夜から朝にかけての寒さで体調こわし、マイサバーイ。
 夕方まで部屋で寝て過ごす。
 差し入れに、お菓子の数々。
 それに、初めて飲んだホットオレンジジュース。 うん、着色料がすごい。
      


夜は、7時ごろからパーティ。
まるで仮装パーティ。
    

   


私もメークとヘアセットしてもらい、ダンスに出場。
きれいにメークしてくれたのに、ステージ袖で今まさにダンスに出るよというとき、
「メイクはこうしよう!」といきなり気が変わって、
口から大きくはみ出して口紅を塗ったり、眉毛をクレヨンしんちゃん並にしたり、
お化けメイクに。
なんで??? と思いつつ、そのままメイクされお化けメイクでステージに。
土壇場で気が変わるのも、急きょ変更もなんでもあり。
     




3日目。
 サコーンナコーンとウドンターニーを観光してコンケンに帰る。
     

     

    





帰りも車酔い続出。
私も日本では車酔いがひどい人だったのだけど、タイですっかり強くなり
今では、車の中で本が読めちゃう。
タイに来た時には、先輩隊員がバスの中で本を読んでるのを見てすっご―いと思ったものだったけど
着々とかつての先輩隊員と同じたくましさを備えていっている。
 








この旅行を共にして、タイ人の習慣や常識のようなものが見えた。

 室内でもテント。遊び心満載のタイ人たち。
 楽しんでるなあ・・・。
 




 お菓子テンコ盛り。
 とにかく、お菓子ばかり食べる 食べる 食べる。
 自分のお菓子、というものはなく、誰が食べてもいい状態に放置。
 みんなでわけあう、みんなでつつきあう、人のものでも勝手に食べちゃってOK.
 その人がいないときに、その人のドーナツをパクパク食べているのも見たけど、それもOK.
  






 朝から晩までにアプナム(水浴び)を3~4回。
 女の子たちは、始終化粧直し。 鏡に向かう時間の長いこと長いこと。
 タイ女性はきれいな髪の人が多いと思っていたけれど、
 それにはこういった努力があったのか、と分かった朝。
 ヘアアイロンでストレートヘアに磨きをかける、こてでクルクルヘアに、そういう朝の光景。
  






 アプナム(水浴び)は基本 水!
 朝おきたらすぐ、アプナム。
 タオルを巻いて「ナーオ!」(=寒い)と震えている女の子たち。
 だけど絶対アプナムは欠かせない日課なのだ。

 私もアプナムしたけれど、このシャワー室・・・・   シャワーのノズルがなくなっていて、水が上にビューっ!て。
 これじゃ、噴水じゃないか! と1人つっこみながら、壁に頭を押しあて頭を洗った朝。
     





 
 アイロンまで持ってくる。
 だって、アイロンはタイ人必須アイテムだから。
 見ていると、なんでもアイロンをかける。
 ブラウス、 これはわかる。
 Tシャツ、 これもアイロン??
 ジャケット、 アイロン必要なの??
 ジーンズ、 ええー??
 おどろくべき、アイロン好き。
     
 
 過去ブログ→タイ人必須アイテム アイロン



 “ママー”は欠かせない。 これが“ママー”
 

 タイ人は、ちょくちょく よく食べる。 一日中食べている。
 2日目は、なんと夜の12時におひらきになったというのに、
 それから「ヒウカーオ」(=お腹すいたー!)とみんなそろいもそろって
 これまたタイ人必須アイテム、“ママー”というカップラーメンをすする。
 それも、みんなで食べようと示し合わせたわけではなく、個々それぞれに。
 当然というように。
 部屋の中の女の子8人中、私をのぞいた7人がカップラーメン“ママー”をすする。
 私をのぞいて、100%の確率。
    





 すっごく 散らかす。
 部屋の中はすごい状態。
 「さちえはかばんに荷物をまとめてきちんとしてるわね。タイ人はこんなんよ。」と笑って言う
 あっけらかんとした女の子たち。
 だけど、これだけ散らかしてても、片付けは早い、あっと言う間なのだ。すごいよ。 
  


  車の中もごみを捨てないから、置きっぱなし。 
  





 豪放として、
 あっけらかんとして、
 楽しむだけ楽しんで、
 なりきって、
 サバーイサバーイ(気持ちよく)


 そういうタイ人たちと過ごした新年早々3日間、
 日程的にもちょっときつい気もしたけど、
 おもしろいこともたくさんあって、
 いい経験だったかな。

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