「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会

子どもたちを戦争に向かわせる「つくる会」教科書の採択撤回!使用を中止させよう!

大田原市と下野市に採択するな!の要請を

2011年07月16日 | 教科書
緊急のお願いです。

昨日(7/15)、栃木県の大田原市と下野市の採択協議会が、「育鵬社」の教科書を採択したようです。大田原市は2年前に続いて「歴史」と「公民」両方だと思われます(未確認)が、下野市は「歴史」だけです。
最終的な決定は、週明け(21日ころ←未確認)に行われる各市の教育委員会で決定されることになります。
以下の各市教育委員会(それぞれ学校教育課が担当部署ですが、「教育委員会」宛でお願いします)に、ぜひ「採択するな!」の電話・FAXなどをお願いします。

▼大田原市教育委員会(学校教育課)
Tel.0287-98-7114
Fax.0287-98-7123
メール:gakkou-kyouiku@city.ohtawara.tochigi.jp

▼下野市教育委員会(学校教育課)
Tel.0285-52-1118
Fax.0285-52-2624
メール:gakkoukyouiku@city.shimotsuke.lg.jp

杉並・親の会も送りました。
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育鵬社版歴史と公民教科書採択しないでください。

 育鵬社版歴史教科書は、古代から現代まで歴史的事実をねじまげ、日本が行った侵略戦争を「東南アジアやインドの人々に独立への希望を与えた」と賛美しています。広島や長崎の原爆については5行。育鵬社・自由社を除く他の教科書は多くのスペースを割いて記述しています。沖縄戦の集団自決について、日本軍の責任は認めず「米軍の猛攻」のためと記述されています。「集団自決」は日本軍の強制によっておきました。この事実は数々の証言で明らかになっています。
 育鵬社版公民教科書は、国民主権・平和主義・基本的人権の尊重を否定し、憲法「改正」を公然と唱えています。「国防の義務」を押し出し愛国心を強要しています。
 とくに、原発について、わざわざ、1ページにも渡って、「危険性があっても、エネルギーがないから、軍事保障が必要だから、国策だから反対してもしようがない」と思わせる記述をしています。また、原発は、公正に話し合って、納得して作られたかのように書いています。九州電力の説明会での偽メール事件に象徴されるように、原発に対する根強い反対運動を電力会社や国を挙げての金のばらまきと警察などの暴力、マスコミの宣伝、大学などの研究機関、裁判所、御用労働組合の癒着で、進めてきたのが、原発建設です。3月11日に起きた福島第一原発の事故で、「安全・クリーン」の宣伝がウソだったということが暴かれました。原子力政策=核武装を進めてきた癒着構造も暴かれています。原発を「安全・クリーン」と教えたことが、多くの人の生活をふるさとを未来を奪っています。福島第一原発の事故による放射能被害は栃木県にもおよんでいます。福島から避難している子どももいるかもしれません。こんな教科書で、子どもたちが納得するでしょうか。現場の教員は教えることができるでしょうか。断じて、否です。
 学ぶという事は、過去の過ちを繰り返さないという事です。この教科書を使わせることは、戦争のできるこどもを作り出すということ、こどもから考える力を奪うとともに、近隣諸国を始め、世界各国の人々とともに生きる未来を奪う事です。歴史や社会の真実やを学ぶことは、こどもの教育を受ける権利です。育鵬社版歴史・公民の教科書を使わせることは断じて許せません。


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