記者会見を行い、抗議文を柏崎市長、刈羽村長に送ったそうです。
2013年8月7日
柏崎市長 会田 洋 様
刈羽村長 品田 宏夫 様
貴職は、昨日付で東京電力株式会社に対し、「安全協定」第3条の規定に基づく標記フィルターベント設備設置について、事前了解の回答をされました。
私たちはこのことについて、村民、市民、県民を代表し、強く抗議するとともに回答の撤回を求めます。
ご承知のとおり、東京電力福島第一原発事故は、収束はおろか今なお放射性物質を放出し続けており、その被害と影響は日に日に深刻さを増しています。
フィルターベント設備を設置することは、重大事故時に村民、市民はもとより県下に放射能を放出し、住民に被ばくを強いることであり、住民がどの程度被ばくすることになるのか、避難をすることができるのか等について、住民に詳しく説明し、村民、市民らの了解を得たうえで判断すべきものです。
村民、市民、県民への説明もなく、また、前述のような状況の中で出された今回の事前了解の回答は住民無視以外の何物でもなく、到底受け入れられるものではありません。
そもそも東京電力が柏崎刈羽原発について新規制基準への適合申請を出そうとすること自体、被災地の福島県民はもとより、いのちの安全を第一義とする国民にとって許すことのできない言動であることを十分斟酌すべきものです。
また、最近発覚した汚染水の海洋への流出に対する対応にみられるように、東京電力の企業体質は2002年の不祥事発覚以来まったく変わっていません。東京電力には、これ以上原発を運転する企業としての信頼も資格も能力も権利もない、と言わざるを得ません。
私たちは、そもそも新規制基準について大きな疑問を持っています。
原子力規制委員会委員長は「世界最高水準」と言っていますが、福島第一原発事故の検証も進まない中、拙速に策定した規制基準であり、また住民の被ばくを避ける原子力防災の視点が抜け落ちています。仮に、新規制基準に適合したとしても到底原発の
安全を確保することには足り得ず、村民、市民、県民の安全確保は図れないことに思いを致すべきです。
2013年8月7日
柏崎市長 会田 洋 様
刈羽村長 品田 宏夫 様
原発からいのちとふるさとを守る県民の会
新潟市中央区新光町6-2 県平和センター内
柏崎刈羽原発反対地元三団体
柏崎市扇町2-15 柏崎地区労内
新潟市中央区新光町6-2 県平和センター内
柏崎刈羽原発反対地元三団体
柏崎市扇町2-15 柏崎地区労内
柏崎刈羽原発6・7号機のフィルターベント設備設置に係る
事前了解に対する抗議と撤回を求める申入れ
事前了解に対する抗議と撤回を求める申入れ
貴職は、昨日付で東京電力株式会社に対し、「安全協定」第3条の規定に基づく標記フィルターベント設備設置について、事前了解の回答をされました。
私たちはこのことについて、村民、市民、県民を代表し、強く抗議するとともに回答の撤回を求めます。
ご承知のとおり、東京電力福島第一原発事故は、収束はおろか今なお放射性物質を放出し続けており、その被害と影響は日に日に深刻さを増しています。
フィルターベント設備を設置することは、重大事故時に村民、市民はもとより県下に放射能を放出し、住民に被ばくを強いることであり、住民がどの程度被ばくすることになるのか、避難をすることができるのか等について、住民に詳しく説明し、村民、市民らの了解を得たうえで判断すべきものです。
村民、市民、県民への説明もなく、また、前述のような状況の中で出された今回の事前了解の回答は住民無視以外の何物でもなく、到底受け入れられるものではありません。
そもそも東京電力が柏崎刈羽原発について新規制基準への適合申請を出そうとすること自体、被災地の福島県民はもとより、いのちの安全を第一義とする国民にとって許すことのできない言動であることを十分斟酌すべきものです。
また、最近発覚した汚染水の海洋への流出に対する対応にみられるように、東京電力の企業体質は2002年の不祥事発覚以来まったく変わっていません。東京電力には、これ以上原発を運転する企業としての信頼も資格も能力も権利もない、と言わざるを得ません。
私たちは、そもそも新規制基準について大きな疑問を持っています。
原子力規制委員会委員長は「世界最高水準」と言っていますが、福島第一原発事故の検証も進まない中、拙速に策定した規制基準であり、また住民の被ばくを避ける原子力防災の視点が抜け落ちています。仮に、新規制基準に適合したとしても到底原発の
安全を確保することには足り得ず、村民、市民、県民の安全確保は図れないことに思いを致すべきです。