まぁ、めでたいと言えばめでたい話ではあるが…。
きちんと偏狭なナショナリズムで票を集めようとする政治屋を掣肘するだけの帝王学を身につけてくれるのなら、象徴天皇制をアタマから否定するつもりはない。
昭和天皇は軍人の暴走を抑えられなかったのだが…。
きちんと偏狭なナショナリズムで票を集めようとする政治屋を掣肘するだけの帝王学を身につけてくれるのなら、象徴天皇制をアタマから否定するつもりはない。
昭和天皇は軍人の暴走を抑えられなかったのだが…。
“「軍命令は創作」初証言 渡嘉敷島集団自決 元琉球政府の照屋昇雄さん”
という産経の記事に対して、静岡大学情報学部教員の赤尾先生が
“「将兵も民間人も捕虜となれば処刑されるから,徹底抗戦が叶わなければ自決すべきである」との洗脳”
が貫徹していたという視点を提供し、
精神主義も愚かである。その戦陣訓を民間人にも叩き込んだ皇民化教育はもっと愚かである。
と指摘されている。確かにおっしゃるとおりだと思う。
しかし、 “日本軍全体の作戦責任は逆に際立っていくのではないか”とまとめられているが、作戦責任というよりは、むしろ、一般国民を含む目下の命をないがしろにした大日本帝国の本質を浮き彫りにしたと見るべきではないかとも思った。
毎日新聞の‘靖国神社:朝鮮戦争で殉職海保職員の「合祀」拒否’によると、「朝鮮戦争で掃海作業中に殉職した元海上保安庁職員の遺族が、靖国神社に「戦死者」として合祀するよう求めたのに対し、同神社が拒否していたことが分かった。」
とのこと。
神社は、合祀範囲を「大東亜戦争まで。朝鮮戦争は基準外」としているらしいが、公務員が国の命に従って殉職したのではないのか。
もし、日本の本土を直接守るための戦いではなかったというのであれば、憲法解釈が変わって自衛隊が海外派遣されても、そこでの死者は合祀できないことになってしまうが…。