もうじき桃の節句、おひな祭りです。
隣の下諏訪町では雛祭りイベントがあれこれあるようですが、なかなか見に行かれず…
飾ってあるおひなさまを見に「伏見屋邸」に行ってきました。
「伏見屋邸」は江戸時代の建物…築150年は経過しているそうです。
ここは旧中山道沿い…下諏訪は中山道29番目の宿場町です。
そして甲州街道の終点…温泉もあり大きな宿場町だったようです。
この伏見屋さん、旧商家で改修部分もありますが当時の名残をとどめています。
国の登録有形文化財にも指定されている建物は宿場の商家の面影があります。
建物の裏口です。秋には軒先にたくさんの干し柿が吊るされるそうです。
この時期、お雛様が飾られていました。
ここで訪れる人の接待をしてくださっているのはシルバー人材センターの方々…
その方々の中で手芸の得意な方々が集まって作られたお雛様、素敵なお雛様たちでした。
戌年なので犬もたくさんお出迎えしてくれています。
吊るし飾りもあれこれ…手まりがすてきでした。
こんな立派な打掛も飾られていました。
ここで注目はこの家に残されているあれこれ!
箱階段が当時の面影をとどめています。
こんな提灯からも当時の生活が偲ばれます。
これは大正か昭和の物でしょうか。風情のある柱時計(SEIKOSHAのロゴが)
書院作りの欄間には見事な彫り物が…
これは「釘隠」…丁寧に作られた装飾金具です。
囲炉裏の自在鉤や鉄瓶も当時のものだそうです。
ここでは信州ならではの野沢菜漬けとお茶でおもてなしをしてくれました…
おまけに…我が家のおひなさまです。(この御殿飾りは?十年前の私のもの)
久しぶりに日の目を見たお雛様たち、ちょっと飾ってみました。
もう一つおまけ…昨日の諏訪湖の御神渡り(またまた)です。
今年の寒さは格別!一時とけたのに未だこんなに結氷している諏訪湖です。
御神渡りの状態が気になって見に行ってきました。(まだきれいに残っていました!)
それでもさすが日差しは濃くなってきているのか、結氷した湖面の輝きも増しているような…
せり上がった氷の煌めきも、どこかしら冬を通り越した風情です…