ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

地元のミュージアム~蚕糸博物館と美術考古館~

2017-11-01 | 日記
市内にあるミュージアムに出かけました。
岡谷蚕糸博物館は移転リニューアルして3年になります。


今回は歌舞伎の衣装を見たくて行ってみました。


撮影禁止で画像はありませんが地元出身の歌舞伎役者、市川笑野さんの衣装が展示されていて見入ってきました。
もちろん絹で出来た豪華なもの…楽屋ののれんや座布団までも展示され、そのうえ大型スクリーンでの歌舞伎舞踊も流されていてしばし歌舞伎の世界に浸ってきました。

ここは製糸工場がたくさんあった岡谷ならではの博物館で、蚕のことから繭のこと、製糸のこと、その製品のことまで展示しています。
製糸に関しては群馬県の富岡製糸場にも見学に行きましたが、規模は小さいもののここでは現役の工場が稼働していることが特徴です。(ここは撮影許可がありました)
この日は日曜日で工場はお休みですが伝統的繰糸は実際に稼働してくださっていました。
伝統的繰糸の中で諏訪式繰糸機を使っています。




こちらも伝統的繰糸…上州式繰糸機を使っています。


こちらは自動繰糸機…大きな機械で大量生産ができています。


繭も種類がたくさんあります。


出来上がった絹です。


絹を使ったクラフトもさまざま展示してありました。




見学の中で前々から気になっていた我が家にある↓のことを学芸員さんに話してみました。


これは夫の実家にあったものをもらって来たのですが、どうも養蚕道具の蔟(まぶし)を作るものではないかと夫…学芸員さんからも確認が得られて、博物館で使う様なら譲りますとの申し出をしました。
そして、ここでは養蚕の体験もしていて、蔟を作る機会もできたら嬉しいとのことで引き取っていただくことになりました。(蔟の中で蚕が繭を作ります。機械は蔟織り機と言われ上部に藁を入れてはさみ、ハンドルを交互に交差して藁を折り曲げます)

別の日、岡谷美術考古館に出かけました。
ここは岡谷駅からイルフ童画館までの童画館通りに面しています。
童画館通りの街灯と案内板です。(武井武雄の絵がモチーフになっています)






街中で気軽に入れる小さな美術館兼考古館です。


市内の遺跡から出土した土器などが展示されています。




中でも注目はこの重要文化財の土器です。










妊婦さんの土偶もあります。妊婦さんの土偶と言えば尖石縄文考古館に国宝の縄文のビーナスがありますがここにあるのは小さな土偶です。




和田峠が近いので黒曜石の展示もあります。




今回は考古展示室を中心に見てきました。機会があれば市内の遺跡も巡ってみたいものだと思いました。
コメント (2)
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