no rain, no rainbow

奔放日記 from ヨハネスブルグ 南アフリカ

週末、ポロクワネの旅

2006-09-27 05:09:48 | Weblog
南アでは、23日から25日にかけて3連休でした。なんの祝日だったのかは未だに
分かっておりませんが、せっかくのこの機会を使ってPolokwaneという街に住む
友人 源氏を訪ねる旅に出てみました。

私の住むGauteng(これでハウテンと読みます)州、Sandton周辺からLimpopo州
Polokwaneまでは片道約300KM。前夜にザンビアからの出張から戻ったばかりと
いう事もあってか、途中何度か睡魔に襲われたものの、やっとこ配給された愛車
ワインレッドのカローラで高速をぶっ飛ばし、蜃気楼を追い求め続けること約3時間で到着。

とにかく明るいうちに出掛けよう!という事で到着して間もなく源邸から更に
1時間ほど車を走らせたところにある、山のお茶屋さんへ。
まるで日本の山奥のような、緑一色の景色を横目に、眼下に広がるお茶畑で
取れた紅茶を頂いて参りました。


(*カメラを向け合うおかしな日本人二人)

夕食は自炊だ!とスーパーへ買い物へ出掛けた時、私の体にとある異変が・・・
お腹が痛い、とにかく痛い。ここは一つ女の子らしく、夕食は私が作るよ!と
言いたい所なのだけど、とてもそんな事言っている場合じゃないほど痛い。
そういえば、前日の夜から胃がたまにキリキリしてたし、背中はずっと痛かった。

夕食の準備を全てお任せし、横になったのだけど痛みがひく様子もない。ご飯を
頂いて3時間ほど寝てみたのにそれでも痛みが引くことはなく、その激しい痛みに
耐え兼ねて夜中に病院へ連れて行ってもらうことに。

ジェントルマンな先生に診てもらったところ、『うん、バクテリアだね。よくある
ことだよ』とサラリ。薬を頂いて朝までグッスリ眠ったら、嘘のように痛みはひいて
いました。どうやら逆算するに、ザンビアで頂いて来てしまったようです。
人生初の食中毒体験デス。嘔吐や下○ピーがなかっただけラッキーなのかも。

体調バッチリとはいかないものの、せっかくの機会を逃すのもなんなので、翌日は
近場の観光地を案内して頂きました。締めにポロクワネ自然保護区へ野生動物を
見に行ったのですが、まだ少し暑さの残る時間帯に行ってしまったせいもあってか、
広大な敷地内にいる動物達を見つけるのは至難の技で、遥か遠くにいる動物達
数匹を見つけるに留まってしまいました。残念。


(*ソト族博物館)

帰りは渋滞にハマり、約6時間のドライブとなってしまいました。トラブルも多々
起こった旅でしたが、いつもとは違う南アを見ることができたし、何より久々に
源氏と色々ゆっくりお話しながら楽しい時間を過ごせてとても楽しい3連休でした。

no music, no life

2006-09-08 12:48:55 | Weblog
昨日から、ヨハネスブルグでは3Continental Film Festivalというアジア・アフリカ・
南米の3大陸の人権に焦点を当てた映画の映画祭が行われています。ミニシアター系の
映画館で行われている映画祭のため、そんなに大きい物ではりませんが、お友達から
お誘いを頂き、昨夜のOpening Nightに行って参りました。

Opening Filmは、『THE REFUGEE ALL STARS』というGuineaに逃れた、Sierra Leoneという
アフリカの小さな国の難民が結成したバンドのドキュメンタリー。

http://refugeeallstars.org/v3/index.html

とある1つの難民キャンプで生まれたバンドが、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
からの援助を得て、他のキャンプや祖国Sierra Leoneを自らの音楽を演奏してまわるお話。

全文をはっきり覚えている訳ではないのですが、映画の中でメンバーの一人が、

『一人の人が殺されてしまうのも、それはその人の運命。町で手や足のない人と
すれ違っても私は笑顔で挨拶を交わすことができる。全てが運命。私はそれを
受け入れ、許し、忘れる。』

というような事を言っていたのを忘れる事ができません。目の前で両親を殺され、
自らの手で我が子を殺すように仕向けられ、生殺しのように片手や片足だけを
切断される。そんな事が日常茶飯事的に起こる中で育って、それを運命として受け入れ、
心から許し忘れる事が私にできるだろうか・・・?

所々に目を覆いたくなるような映像があるものの、内戦や虐待によってうけた深い心の傷・
難民にならざるを得なかった境遇・難民キャンプでの貧しい生活等々に屈することなく
音楽と仲間と共に明るく前向きに生きようとする人々の姿・笑顔がとても印象に残る映画でした。

恵まれた環境・豊かさと共に忘れてしまった何かを思い出させてくれるような、そして
"no music, no life"は万国共通、音楽の力ってスゴイ!と認識できる、そんな映画でした。

That's South Africa!!??

2006-09-01 17:01:26 | Weblog
今朝方、yahooのトピックにてこんな記事を見つけました。
ドイツでのWCが終わった所なのに、もうすでにこんな心配をされている南アフリカって・・・

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060901&a=20060901-00000016-spnavi-spo

私も薄々この国で本当にWCが行えるのか?疑問に思っていましたので『やっぱり!』
という思いもしております。しかしながら、治安も落ち着き設備の整った
スタジアム・ホテル等々で無事2010年WCをこの地で開催出来る事を祈ります。


ところで昨夜、我が家に念願の2つ目の家具、ダイニングテーブルセットが届きました。
お店側の配送のミスで、届くのがだいぶ遅れたのですが何とか無事受け取る事ができました。
これで立ち食いの日々から卒業だ、イェーイッ♪♪イェイ、イェイッ
とはいえ、組み立ては自分でしなくてはならないので、仕事も17時で早々に
切り上げ、浮かれ気分で家に帰り、早速組み立て開始!!

まずはテーブルから。元々日曜大工的な事は好きなので、説明書なんてすっ飛ばして
作るか!とも思ったのですが、一応ザッと見ておく事にしました。説明書と梱包され
ている部品を見比べ、ネジの位置を確認してみる。

・・・

目をこすり、もう一度説明書と部品を見比べる。

・・・

説明書にのっている部品の種類、数共に違うやーん!!
ま、でもテーブルの方は4本の脚をネジで留めるだけだから違ってても良いか、
やっちまおう!

・・・ ・・・ ・・・

何度試みてもネジは穴に入っていかない。そう、穴とネジのサイズが全く違うのです。
そんなのありですか!? でもどんなに頑張っても入らない物は入らない。
『そうか、私は女の子だから力が足りないんだ!! これは会社の男の人に近々ヘルプを
お願いしよう☆』と無理に自分を納得させ、気を取り直してイスに取り掛かることに。

イスの方ははめ込み式になっており、はめ込んだ所をあとでネジで補強する組立て方式。
『なんだ、簡単じゃーん』と思いながらさっそく背もたれと脚をはめ込んでみる。

・・・ ・・・ ・・・

はまらない。
向きを変えてみる。

おっ、ハマッタ☆

と思ったのも束の間。
脚には2箇所はめ込む箇所があるのですが、1箇所はめるともう1箇所はめないと
いけない部分が変な方向を向いてしまい、2箇所目をはめようとすることすらできない状態。

私の怒りは頂点に。とはいえ、チキンな私は『もしかしたら私のやり方が間違って
いるのかも』という僅かな可能性を拭い去る事ができず、お店に電話をしてみるも、

『あの、お宅でテーブルセットを買って組み立てようと思ったのですがうまく
組み立てられないんです・・・近々ヘルプに来てもらえません?』

とヘッピリ腰。でも、組み立てに来てもらってやっぱりうまく組み立てられなかったら
思いっきり文句を言ってやる!!

という事で、これが"南アフリカ"か!? と思いながら昨夜もやっぱりキッチンにて
肉まんと餃子を立ち食いしたのでした。