RYUZU STAFF BLOG

レストラン リューズ スタッフブログ

ミシュランガイド 2013

2012-11-29 15:09:50 | STAFF日記
飲料担当の角です。

昨日は、ミシュランガイド2013 の発売を前に、椿山荘にてレセプションパーティーが開かれました。

今回、レストラン・リューズは、2つ星の評価をいただきました。

昨年の評価から 星をひとつ増やすことになります。

全ては、何度も足を運んで下さり、この店が苦しい時期も支えてくださったお客様、そしてクオリティの高い 食材やワインなどを変わらず納めてくださった関連企業の皆様のお力添えあってのことと この場を借りて、心よりの御礼申し上げます。


あっという間の1年10ヶ月でした。

何も無かった空間に ある日、テーブルが並び 、椅子が持ち込まれ、真新しいテーブルクロスを張って、初めてのお客様を迎えたあの日を 今更ながらに思い返します。
スタッフの笑顔やお客様に戴いた温かいお言葉、その表情が これからの私共が将来へ向かう時の 力強い後押しとなっていることを今、確かに感じることができます。

勿論、ガイドブックが全てではないという事は充分に承知しています。
しかし、フランスの会社が始めたこのガイドブックは、長い間 フランス料理を追い続けてきた者にとって、特別な意味を感じるものなのかもしれません。

シェフの飯塚も、開業から 様々な問題を乗り越え、ここに至った事には感慨深いものがあるようです。

これからも 楽しんでいただける空間創りを目指して 日 また一日、丁寧に重ねていきたいと思います。

これからのレストラン・リューズもどうか宜しくお願い致します。




OFFのリューズです。

2012-11-27 01:38:33 | STAFF日記
おはようございます‼
だいぶ早いですが、
火曜日リューズの佐藤です。

月曜日は定休日ですが
リューズの大切なゲストから
御招待を頂き日比谷のレストランに
行かせて頂きました

ご用意して頂いたワインです







DRCのモンラッシェ1969





1985年のアンリ ジャイエ





1948年のムートン ロートシルト


非常に勉強をさせて頂いた一夜でした

また明日からの営業に
活かして行きたいです‼

むかし

2012-11-24 22:54:13 | STAFF日記
飲料担当の角です。

今日も突然始まります。

私共は 顧客満足を目指し、日々 自分たちなりに考え、工夫をしながら現場にのぞみます。
その歩みは目に見えずとも、何かしらの変化を日常の業務に織り込んでゆきます。
トライ&エラーを繰り返しながら、時にはうまく行っている事さえも恐れずに 崩しては建て直し 磨いていく毎日。
(まあ、気持ちは高く保つ方が良いでしょう。きっと)
しかしながら、自分の力不足を痛感し、また お客様に支えられ、背中を押していただく経験は後を絶たちません。
ダイニングという限られた空間の中で、お客様の人生の一部分に触れさせていただく事への感謝の気持ち。
知識や技術に頼らない、サービスの本質をここに感じます。

以前こんな事がありました。
当時勤務していたレストランに時折お見かけする、とても感じのいい若いご夫婦がいらっしゃいました。
一皿一皿を大変楽しんでくださり、明るく裏表の無いお人柄で、接客をしているどのスタッフも そのテーブルには度々参上し 一言二言 声をかけていく。
そんなお客様の姿を拝見しながら、地方出身者の私は 衝撃を受けたのでした。 だって、接客をしているはずの私共の方が こんなに楽しませていただいているのですから。

社会人として始めて務めた小さなホテルの社長は、在籍した4年間 私のことを「おい、おまえ」と呼び続けました。今となっては笑い話ですが、当時は若手社員を「兵隊」と呼んでいましたから(勿論、違う店もあったでしょうが)、結構普通の扱いだと 気にもしていませんでした。
他の店では、特定の先輩から お客様の笑いを取るための道具として使われていた時期もありましたね。
まず お客様の前に呼び出され、私のミスを あることないこと含め披露される訳です。
最後に 「キミ、もっと真面目に働けないの?」と締めくくる。
お客様の苦笑いを確認したあとで、目障りだから向こうに行け、とばかりに アゴで 裏に下がるよう指示される。

見習い時代、こんな経験をしながら続けた仕事でしたから、目の前のお客様と 気持ちが繋がる体験は 私にこの業界で続けることの喜びや興味を多いに与えてくれたんです。
本当に涙が出るほど嬉しかった。

そんな大切なお客様は、ある時から 姿を見なくなってしまったんです。
ただでさえ忙しい毎日。
次第に そのお客様の名前は話題に登らなくなっていきました。

でもしばらくして、その予約は入ったんです。

ポツンと。

予約台帳に記された名前は淋しそうでした。

無感情で電話応対をする人は別として、通常 お客様の声のトーンや口調、やり取りの内容によって、微妙な差なのですが 字体には雰囲気としてその時の表情が反映されるように思います。

そして当日。

待ちに待った再会の筈なのに。
私は動揺と 溢れる涙を止めることができずに バックヤードに一旦下がってしまいました。

気持ちを平静に近づけ、その後は変わらず接客をさせていただきました。

ご主人はもう以前のように自由な身体ではなくなっていらっしゃいました。

仕事先で脊椎を損傷し、その後遺症が強く残ったのだそうです。
しばらく足が遠のいていたのも リハビリに専念していたからであり、私共の店に迷惑がかからないように、とお気遣いをいただいていたからの事だったと この時初めて奥様から聞かせていただきました。
一瞬で人生が変わってしまい、戸惑い、落ち込みがちだったご主人を 「ここに食事に来ると、主人はいつも楽しそうだったから」と 奥様が誘ってくださったんだそうです。

その後、お二人にはお会いしておりません。

「やっぱり今日も美味しかったぁ。ご馳走様。」

この日も私共に感謝の言葉を残して下さったお客様の背中を 今でも時々 思い出します。







リューズも時々 出張です。

2012-11-21 14:30:14 | STAFF日記
こんにちは
火曜日リューズの佐藤です。

只今、リューズは皆で
出張料理に出ていて、通常営業は
クローズしております。
本日に問い合わせ頂きました
ゲストの皆様には大変な御迷惑を
おかけしておりますm(_ _)m





六本木の某所にて
レストラン リューズの料理を
皆様に楽しんで頂く場があり








後程にこのスペースが満席になります
(お料理の画像が無くてスイマセン)

なかなかない機会で
スタッフも張り切っております。

皆様 良い一日をー‼

週末のリューズです

2012-11-20 07:49:28 | STAFF日記
おはようございます‼
火曜日リューズの佐藤です
もう、冬ですね 気持ち良い青空
でも、ドライな寒さ……
朝が辛い この頃です……


さて、今日11月20日は
レストラン リューズのシェフ
飯塚 隆太の誕生日なんです‼
おめでとうございます‼

ですので一足早くに
週末の土曜日にバースデーパーティ
をしました。





スタッフからのサプライズの
プレゼントもあり




お料理もたくさん仕込みして
リューズ以外の方々もたくさん来て頂き(全部で20人はいたかな…)
本当に楽しい会になっていました。

これも全てはシェフの人徳の賜物です
また、来年には盛大に開けるように
今日から頑張ります‼


最後は今年最後の出張フルシェットでした‼
様々な出会いがあり 人と人との繋がりの大事さを感じさせられました。





賄いはランチの人気メニュー
鳥の南蛮漬けカレー
酸味が控えめでカレーともベストマッチでした‼

皆様 良い一日をー‼

いつもの調子でつれづれと

2012-11-16 00:32:01 | STAFF日記
飲料担当の角です。

「人間の身体のほとんどは水でできている。」
少し前までは そんな言葉をよく耳にしていました。



水は風や 音の振動などに細かく反応します。
それと同じように、人も音や身体に当たる風などには それぞれに好みがあったりします。
その中でも、コミュニケーションツールとして 交わす言葉には、その言葉(声)を発した人の本音が見え隠れします。
話すテンポや声の大きさ。語気または言葉に含まれる濁音、半濁音に至るまで 。
これは音波が身体に当たった時に、細胞レベルで起こる振動が自分にとって不利益なものであるかないかという利己的な判断を体がしているのではないか、と考えることがあるんです。
最近、電話をしていて 随分と話し方に無頓着な人を散見します。
相手の顔が見えない時に、自分がどんな話し方をしているのか.....。
あ~恐いっ。

そんな今日この頃です。

冬の食材入っています。

2012-11-13 07:57:21 | STAFF日記
おはようございます
火曜日リューズの佐藤です。

今年も残すところ一ヶ月と半月になってしまいました。
冬になると一年があっと言う間に過ぎていってしまうと感じますね。

さて、冬にしか入って来ない食材
ジビエ入荷しております‼





パロンブと呼ばれるバスク地方で取れた野生の山鳩です。
羽が無くなると





こんな感じに、あまり得意でない方
ゴメンナサイm(_ _)m

キノコも継続して入荷中





左側はトランペット茸
右側はセップ茸
フリカッセにするだけで香りと
味わいに旨味が……たまりません

さて、皆様先週より
レストラン リューズのホームページが
大きくリニューアル致しました‼
今までにきちんとパソコンで見られずにいた方やスマートフォンにて見づらく感じていた方
もう一度 検索して下さい。
新たなリューズの世界を体感して頂けます。

それでは皆様素敵な一日を‼

リューズということ

2012-11-10 02:03:02 | STAFF日記
飲料担当の角です。

今さらなのですが、皆さんは「レストラン・リューズ」という店名の由来をご存知でしょうか?

リューズとは腕時計のリューズ(竜頭)、そしてオーナーシェフである飯塚隆太の名前に因んでいます。

お店を創る という作業の中の大切なテーマに「時間」が深く関わっているんです。

想いのある記念日や、日常の生活に差し挟む非日常。
様々なシチュエーションで来訪なさるお客様のテーブルにのぼる 料理や飲み物の数々。

その一瞬の煌めきの中には、食材やワインが まさにその時のために過ごしてきた時間の積み重ねが隠れています。
カトラリーや店内の設えもそうです。
なにか人の手の及ばないところで密やかに育まれたものたち。

そのひとつひとつを最大限の敬意をもって扱い、お客様のお過ごしになる時間を上質なものにしていきたい。

そんな私達の思いが店名には込められています。

なにぶんにも若いチームです。
ここまで走ってきて 実感として残るのは、私共が提供をさせていただいた事よりも、お客様から受け取ったことの方が圧倒的に多いということ。

サービス業において、頭はいたずらに「下げる」のではなくて「下がる」ということ。

そして、今日も新しい出会いに 胸の膨らみと 緊張感を感じながら、皆様の前に立たせていただきたいと思います。



メーカーズディナーを終えて

2012-11-08 23:09:48 | STAFF日記
みなさんこんにちは
火曜日 リューズの佐藤です。
昨日は御案内してございました
オリヴィエ ルフレーヴ社のゼネラルマネージャー
Jean Soubeyrand氏を迎えてのメーカーズディナーを開かせて頂きました。





これだけのラインナップでした



合わせての料理もさすがの飯塚シェフです。

一つずつニュアンスを掴まれて
料理を仕上げて頂きました。

また、来年も2周年のガラディナーやメーカーズディナーの構想もございます。

これからも レストラン リューズを宜しくお願いいたします。


レストラン PACHONにて

2012-11-06 08:05:37 | STAFF日記
おはようございます‼
火曜日リューズの佐藤です。
今日は暑い雲がかかっていて
雨もシトシト……

昨日は定休日でしたが、
飯塚シェフ、キッチンのスタッフ、
そして私の三人で




代官山にあります
「レストラン PACHON」に伺って
参りました。
あるシャンパーニュメゾンと
世界サービスコンクールの大会が
木曜日に行われる前のコラボ企画
でして 非常にクラシックながらも




オマール海老や




メインにはデクパージュの
デモンストレーションもあり





ブレス産の地鶏をバロティーヌに





シンプルに美味しい皿ばかりで
楽しませて頂きました。
いつかリューズでもこのような会を
してみたいですね(^^)


さて、私事ですがレ フルシェットへの月一出張が11/19(月)になりました‼
今年最後の出張になります。
お時間ある方は是非是非
レ フルシェットにてお会いしましょう‼

飲料担当 見た目の問題 その一

2012-11-02 00:01:18 | STAFF日記
飲料担当の角です。

皆さんは食べ物を選ぶ時、何をもとに決断をしていますか?
今日はヴィジュアル系の独り言です。


人それぞれの選択基準。

スーパーで買い物をする時。
また、レストランや居酒屋などでメニューを選ぶ時。
後者では 周りのテーブルから届く香りや お皿を見て 自分のオーダーをイメージすることもあると思います。

そんな場面で 嗅覚とともに、視覚を使った食品選択は既に始まっていると言えます。

そのため、スーパーなどでは商品をより魅力的にみせるために 照明や背景、周りの食材との配列に細心の注意が払われています。
包装においてもそうで、例えばオクラは緑色のネットに、ミカンは赤いネットに入れることで鮮やかな色を引き立てる工夫がなされています。

それは私共 レストランに従事する人間においてもそうです。
食材とお皿との相性や食材どうしの色の合わせ方。提供する際、お皿を差し出す手の動きや速さはお客様のお持ちになっている行動ペースに相応しいか、などなど。

私たちが、口に運ぶ食品を選択する時に 重要な要素のひとつとして「視覚による食の認知」というものがあります。

視覚情報は、味わう前の食品の判断だけではなく、実際に味わっている時の味嗅覚の経験さえも変化させる力を持っていると思うのです。

ま、ま、難しい話は置いといて。