つれづれのままに・・・WebLog

心に移り行くよしなしごとを不定期更新で書き留めます

韓国大統領の発言(3)

2005年03月05日 07時35分27秒 | 雑感・雑談・娯楽
前々回前回韓国の盧大統領の発言について書きましたが、これに対しては日本の小泉総理も内心は相当怒っているのではないでしょうか。
小泉総理は「大統領は、国内事情を考えながら発言されていると思う」と、韓国の国内世論に配慮しての発言であるとの見方を示しています。
つまり「韓国大統領の発言は国内向けの“ガス抜き”であり“ブラフ”である」と言ってしまったのです。
「ガス抜きと見破られたガス抜き」や「ブラフと見抜かれたブラフ」程、無意味な物はありません。
しかも、それを“一番指摘されたくない人”から「謀を討つ」かのように指摘されたのでは立つ瀬がなくなります。

日本政府が韓国の追加賠償に応じる事などあり得ませんが、かと言って「既に解決済み」との従来の立場を改めて表明していれば、韓国国内では盧大統領は“日本と闘う大統領”として評価されていた事も考えられます。
また日本国内で併合時の事を謝罪しようとする勢力に利用されて、国会会期中に無益な政争に発展していた知れません。

総理の言葉に触発されたかのように、韓国政府では日本企業による補償との“案”まで出てきたようです。
自国の過去を省みて日韓基本条約を韓国政府の失敗と考えるのは韓国政府が考えれば良い事ですが、日本は「完全かつ最終的に解決された」事に対して追加補償する必要はありません。
韓国政府が韓国政府の失敗の補償を正式に日本政府と日本企業に求めるのであれば、政治的にも経済的にも国外からの信用を失う事になるでしょう。

このまま振り上げた拳を下ろして韓国国内からの批判を浴びるのか、拳を振り上げ続けて国際的な信用を失うのか、韓国政府はどちらの道を進むのでしょうか?

ところで、日韓基本条約を締結された時の韓国に大統領は朴大統領であり、その娘は現在野党ハンナラ党の党首だそうです。
盧大統領の発言の裏には日韓基本条約を批判する事で野党を牽制する狙いがあるのかも知れません。

最新の画像もっと見る