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広州不妊症研修 3日目 講義と病棟見学

2006-11-23 | 子宝相談

この日は、朝から羅先生の「安胎法」の講義、午後は婦人科の病棟見学でした。

「安胎」とは、流産を防止し妊娠を継続させる意です。
不妊症の患者さんは、めでたく妊娠できても流産しやいため、“安胎”が妊娠の継続のキーポイントになります。
羅先生は、「妊娠しづらいと言う事は、流産しやすい。流産の傾向が出てから薬を飲んでも手遅れ。妊娠したら安定期にはいるまで、安胎をする事が大事です」とお話しされていました。

日々の店頭相談でも、妊娠のご連絡を頂き、安胎のお薬を飲んでもらうようお話ししたものの、途中でお薬を止めてしまわれる方がおられます。その後、残念な結果になってしまう結果も何度もありました。
「もっと、しっかりと安胎の必要性を強調してお話しなければいけない」と強く思いました。

お昼からは病棟見学。胎動不安と子宮外妊娠、子宮筋腫の患者さんを見せて頂きました。どの患者さんも、漢方薬だけで治療しています。
中でも印象的だったのが、まったく西洋的な治療(服薬や手術)をせず、子宮外妊娠を治療していた例です。
(日本では、卵管で子宮外妊娠を起こした場合は、手術になる事が多いです)
もともと不妊症でこの病院の外来にかかっていて、尿検査で妊娠弱陽性が出たものの、その後血中HCGがいつまでも上がらず、子宮外妊娠と分かったもの。

日本では不可能な事かもしれませんが、両方の卵管が残される事によって患者さんにとっては高いQOLが得られ、凄い事だと感心しました。

病院研修は2日間で終了。たくさん勉強しすぎて消化不良気味ですが、帰ってからしっかり整理し、お客様に還元出来るようにしたいと思います。

夜、広州の宿泊しているホテルの目の前で大花火大会がありました。
旅行会社の方が、「25万発上がると新聞で読んだ」朝から言っていたものの、花火の時間は30分間。「25万発じゃなく、25分の間違いじゃないの??」とみんな口々に言いながらホテルの特設会場へ。

花火が始まると…。凄い、凄い、凄すぎる…。
あっちから、こっちから、大きな花火が10ヶ所ぐらいドーン。連続して上がる、上がる、どんどん上がります。 
確かに30分、25万発上がったかもしれません。
中国の、胡錦涛国家首席も見物に来ていたとか。
一生の思い出に残るスゴイ花火でした~。研修団一同、大盛り上がりの夜でした。



written by むすめ




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