機械加工屋です。

精密機械加工業をやってます。
記録簿的なことをグダグダ書いてみます。

プチ設備投資

2013-03-17 22:14:57 | お仕事
ありがたい話なんですけど、忙しいんです。

なかなか難癖の仕事と短納期の仕事ばかりなので体力的には結構キツイんですけど、乗れるときに乗り遅れたくないのでなんとかガブリついてます。

段取りをもう少し効率よくしたいな~って前から色々と考えていて。

2台のMB56のうち、古い方は制御装置も2個前のE10Mというやつなので長いデータは入りません。

RS232C運転させるにしてもその制御自体オプションなんです。ちなみにFANUCはテープ運転もしくはメモリーカード運転は標準です。

ボクがメインで使ってるMB56は4軸仕様。

マシンバイスが2本にスクロールチャックと4軸にもスクロールチャックを載せてます。

今まではツダコマのVi1222を2台載せていたんですけど、200前後のワークの治具をそのまま載せれなくて困っていました。

そこで今回Vi1635を2台導入することにしました。



これでもういちいち下ろさなくてもほとんどの仕事をカバーできます。

もう一台のMBで仕上げの加工をメインにすることにしました。

もう一台はテーブルをフルストローク使えるのでテックヤスダのバイスを4連とVi1222を2本載せました。

これで効率良く短納期仕事がこなせる!



やっぱり新しい道具はいい!

ひとつクリア

2013-03-09 04:45:20 | お仕事
久々の更新です。

相変わらずネタが無かったのか、忙しすぎたのか(笑)

今年の目標のひとつであった「経営革新」の申請をしました。




3ヶ月にわたり、中小企業診断士さんと従業員さん全員で事業計画書を作りました。

今までこの手のやつは「めんどくさい」「意味ない」「時間ない」ってことで興味すらなかったんですけどね。

申請が承認されると、金融機関への書類が通りやすくなったり助成金の申請時に役に立つと言われています。

ただ、コレの本当の意味がわかりました。

本当の目的は日々働いてお金を稼いでいる全員で運営計画を立てることです。


実際に会社の売上に貢献してもらってるのは従業員さんのおかげ。

経営サイドが旗を振って会社の舵取りをするんですけど、実際に働いている人たちにどこまでそれが見えるか。

明確に能書きを語ってもただ「うんうん」と言っているだけでは理解してもらえません。

だったらみんなにオープンにして相談して今後の計画を作ろうぜって事です。

自分たちが何を得意として客先に売り込んでいるのか。

何が足りないのか。

今後得意なものをどう売り込むのか。

どうして受注できているのか。

なんでこんなに貧乏な会社なのか(笑)

問題提議と主張と反省

その繰り返しを話し合いました。

それを診断士さんが書面にして今後こうしていこう!ってのを公にしました。

当然その計画の中には「設備投資」があります。

「じゃ~今後必要なものと欲しいもの書き出して。それを入れたらどうなるかも書いて」

工場狭いから引っ越したい。
5軸が欲しい。
検査間に合わないから検査の人入れて。
三次元測定器を汎用機からNC機にして。
女子社員を入れて?

結局、設備投資額は1億以上(笑)

当然払っていけないのでもっと縮小しましたが。


決算書をオープンにするのは抵抗があったんですけど、マルマル見せました。


コレがこうなってこうだからこうなんだ。っていうお金の流れを見せたかったんです。

勤め人時代に会社の先行きとか経営者側の計画とかが不透明でつまらなかったので、みんなに見える会社にしたかったんです。


ひとつ自分の形にしたかったことができたのでよかったです。


さぁ、あとは県知事承認をもらうのを待って計画どおりに実行するのみ。

がんばるのみです。