去年の年末、ちっちのいない寂しさに押しつぶされそうになっていた時、たまたま用事で出かけた市役所で見かけた飼い主募集のお知らせ。
その時、写真のネコがあまりにも可愛くて、すぐに家に帰り、知り合いの猫ボランティアさんに、そのネコを知らないか尋ねたところ、「その写真を市役所に持って行ったの、私だよー」との返事が!
さっそく、そのネコに会いに譲渡会へ。
確かに、悶絶するほど可愛い子でした。が!ビックリするほどヤンチャで、飼える自信がなくなり、他のネコちゃんを探すことに…
求めていたのは、ちっちみたいな、気がちっちゃくて控えめな子。
ボランティアさんにその希望を伝えると、「それなら山吹くんはどう?」と、ソファの裏側で小さくなっていた可愛い男の子を紹介してくれました。
多頭飼育の中、気がちっちゃいためにご飯もあまり食べていなかったのか、コリコリに痩せてネコ風邪までひき、おどおどしている姿にちっちを見たような気がして、すぐに連れて帰りました。
その日から我が家の家族になった山吹くん。今ではすっかり体も大きくなりましたが、相変わらず気が弱いままです。ちっちによく似て、ののちゃんが大好きで、同居人のウサギにも優しくしてくれます。
今日、何気なく山吹くんが生まれた時から逆算して見たら、母ネコのお腹に入ったのが6月あたりということが分かりました。
ちっちが旅立ったのも6月。きっと、危なっかしいママと妹が心配で、神様にお願いして家に帰してもらったのでしょう。
そう考えたら、苦しい毎日に薄日が差してきたような気がしました。