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Real-One blog

退却系駄目人間的電子網記録

「白燐弾」がエラい事になっている件

2005年11月23日 10時13分59秒 | 駄文
イタリアのドキュメント番組が発端らしいですね。
色々と問題視している人が多くいるようですが、元になる番組の内容自体がかなり眉唾物で、白燐弾に対する誤解や誤認も相まって、反戦活動というよりは、反米感情を煽るためのメソッドとして「悪用」されているようです。

とはいえ、既にいくつかのblogが冷静な考察や反論を展開しているようなので、このデマの発信者の意図ほどは大きな流れぬなる事はなさそうです。

問題は、これらデマを信じてしまった人たちへの対応ではないか、と個人的に考えています。
まず、「白燐弾は残虐兵器だ」→「それを米軍は民間人に向けて使っている」→「米軍(アメリカ合衆国)はけしからん!」という流れのエントリーに対して、誤解や誤認識を指摘するレスが付き、正気を取り戻したblog管理人が体裁を整えるために「白燐弾自体が問題ではない。米軍によって死者が出ている点が問題なのだ。」と返答する事が多いと思います。これに対する有効な反論を、我々は用意しなければなりません。

まず、上記チャートの「白燐弾は化学兵器(場所によっては焼夷兵器、残虐兵器とも)である」という前提が崩れた点が挙げられます。これにより、米軍が民間人を虐殺しているという「証拠」が消滅し、米軍、ひいてはアメリカ合衆国を非難する根拠が(少なくともそのエントリー内では)失われた点を指摘するべきでしょう。それでも米軍(アメリカ政府)を非難したいのであれば、白燐弾以外の米軍の悪事を別途用意する必要があります。

次に、「問題提起さえ出来れば、ウソをついても構わない」という姿勢を批判すべきです。ウソを基に提起した問題は、注目を浴びる事は出来ても、肝心の問題解決からは遠ざかってしまいます。当然ですね。

次に、そのエントリーを書いた人が、米軍撤退が目的なのか、アメリカ政府批判が目的なのか、イラクの民主化実現が目的なのかを再度問いただす必要があります。当然ながら、殆どがイラクの民主化を選ぶでしょう。では、そのために米軍の即時撤退は最適なのかを確認する必要があるでしょう。未確認ですが、現地ではイラク周辺国から入り込んだテロリストも多数暗躍しているという情報もあります。現在のイラク軍が、米軍の助力無しで彼らテロリストを排除できるかどうかを、発言者がどう考えているのかを正す必要がありそうです。
以下は個人的な感情です。
大局的に見れば大国(アメリカ合衆国)のエゴが見え隠れするイラク問題ですが、現地で命がけで任務に当たっている兵士達個人にその責任を負わせるのは論理的とは思えません。そんな彼らを、まるで快楽殺人者か何かのように決め付けていた事に対して、人として何か思うところは無いのでしょうか?彼らにとって、米兵とはどれだけ口汚くののしっても構わない存在なのでしょうか?やってもない(少なくとも確たる証拠がない)のに悪事を働いたと決め付け、それが無実だと分かっても(日本のblogから彼らに直接届かないにせよ)慙愧の意を表するに足らない存在なのでしょうか?
不確かな情報を基に罵倒され、汚名を着せられた人たちが居て、自分がそれに加担した事について、一度でも考えてほしいものです。

よく分からない理屈

2005年11月10日 20時40分04秒 | 駄文
島に「武力」ありません 竹富町の住民団体「無防備宣言」
 【竹富】自治体などが、その地域に武力がないことを国内外に宣言・通報することによって、戦争に巻き込まれることを防ぐ「無防備地域宣言」の条例化を目指し、竹富町の住民団体「竹富町無防備平和条例をめざす会」(石原昌武会長)が、来年3月に署名活動を行い、竹富町に対して同宣言の条例化を求める直接請求を行うことを9日までに決めた。
 同宣言に詳しい沖縄大学地域研究所の藤中寛之特別研究員によると、条例化に向けた直接請求の動きは県内で初めて。
 同宣言は、1977年に制定されたジュネーブ条約第一追加議定書59条に規定された概念。(1)戦闘員や兵器および軍備施設の撤去(2)軍事施設の敵対的使用禁止(3)当局や住民による敵対行為の禁止(4)軍事行動の支援をしない―の4条件があれば「無防備地域宣言」ができ、その地域への攻撃は戦争犯罪となる。
 石原会長は「憲法改正の動きなどで国が戦争の準備を進める中で、不安を感じる住民は多い。宣言で平和に対する意識を高め、住民が連携して直接請求を実現させたい」と語った。

  1. 戦闘員や兵器および軍備施設の撤去
  2. 軍事施設の敵対的使用禁止
  3. 当局や住民による敵対行為の禁止
  4. 軍事行動の支援をしない

上記を全て守れば「無防備地域宣言」ができるそうです。
似たような議論を見かける事があるんですが、この「無防備地域宣言」をした地域への攻撃は戦争犯罪となるんですよね。
以下妄想です。

○○新聞 20xx/xx/xx付朝刊より引用
竹富町民抵抗事件は工作員による自演 -×大調査チームが発表-

20xx年初頭からxヶ月にわたって行われた、××国軍による、いわゆる「竹富町民抵抗事件(※1)」を調査していた××大学の教授らが、××国軍による「無防備地域宣言失効通達」のきっかけとなった、現地住民による××国軍銃撃事件が、××国軍の指示によって潜入した工作員らが引き起こした自作自演の事件である事が、当時の××国軍の機密資料に掲載されてある事を発表した。

この機密文書によれば、この指示は「△△作戦」と呼ばれ、ジュネーブ条約に抵触することで国際的な非難を浴びる事を回避するために行われたという。また、工作員による発砲事件が失敗に終わった場合に備えて、条文の「戦闘員や兵器および軍備施設の撤去」を覆すために、島内の××近辺に偽の「自衛隊基地」を建設する計画も記載されていた。

この発表を受けて日本政府は、××国政府に強く抗議し、謝罪を求めたが、××国外務部の□□□局長は「両国の信頼関係がこのような妄言から傷つくのは非常に遺憾だ。お互いの発展と繁栄のためには、過去に捉われず、常に未来志向でなければならない。」と謝罪を拒否した。

※1…ジュネーブ条約にある「無防備地域宣言」を採択していた竹富町を占領した××国軍が、20xx年xx月xx日に現地住民から組織的な銃撃を受けたとして、ジュネーブ条約の「無防備地域宣言」の条件「当局や住民による敵対行為の禁止」が破られたとし、「宣言の失効」を一方的に宣言。実行犯捜索を名目に次々と住民を逮捕し、その殆どを有罪であるとして500名以上を銃殺した事件。当時から、現地住民が大量の銃器を所持している点や、外国語で会話をする「住民」の目撃証言など、失効宣言の信憑性には意見が分かれていた。

××教授「長年議論が分かれていた竹富町民抵抗事件だが、この資料によって××国による自作自演であることが確定したと言ってよいだろう。政府はこれをきっかけに、沖縄奪還政策を強く推し進めなくてはならない。」

その翌日の★★新聞社説…

いつまで傷跡を引きずるのか

 xx日、××大教授が、いわゆる「竹富町民抵抗事件」が××国軍の演出だったと発表した。もし事実であるとすれば重大な戦争犯罪であり、××国は強く非難されるだろう。
 しかし、なぜ今なのか。首を傾げざるを得ない。昨今のわが国と××国との交流は経済のみならず、文化や政治に至るまで年々強まっている。つい先月も、日本人の沖縄ノービザ入国が実現したばかりだ。友好ムードが高まるこの時期に冷水を浴びせるような発表を行う理由が、果たしてあったのだろうか。××国外務部の□□□局長は強い不快感を示している。当然だろう。(中略)両国が未来志向で互いの繁栄を模索すべきなのは言うまでもない。過去の悲劇を引きずり続ける限り、お互いに真の幸福は訪れないだろう。日本政府の過敏な反応が心配だ。


あくまでも私個人の妄想です。こんな未来が来ない事を祈るばかりです。

在日米軍再編

2005年11月09日 08時09分25秒 | 駄文
携帯からの投稿

沖縄の戦力を余所に分散するようですが、
対中国軍という観点から見たらかなり危ないような気がします。
中国軍が船で太平洋へ出ようとする時、沖縄は避けて通れない関門なわけですから、
ここで沖縄の軍事的プレッシャーを減らしてしまったら、シーレーンを守る事は出来るんでしょうか…?

ホワイトバンド詐欺の続報

2005年11月08日 22時14分41秒 | 駄文
ホワイトバンド:3600万円寄付 キャンペーン事務局
 「ほっとけない 世界の貧しさ」をキャッチフレーズに貧困撲滅運動を進めているキャンペーン事務局は8日、今夏発売した腕輪「ホワイトバンド」の利益使途を発表した。7月から9月までの販売分約300万本分と、年末までに販売可能とみられる約150万本分の利益が約5億4000万円に上ると想定している。

 このうち、広告・イベント費や事務局の経費で約6700万円は既に消化。一方、マラリア・エイズ・結核対策を目的とした「世界基金」(本部・ジュネーブ)と、基金が関連する社会活動に約3400万円▽途上国での貧困撲滅運動に援助金約200万円を供出することが決まった。

 残り約4億4000万円は、貧困撲滅を訴えるテレビ番組制作、政策を提言する研究機関やNGОへの支援などにあてるという。世界基金への寄付について事務局は「貧困と感染症は密接にかかわっている。感染症と闘おうというメッセージを伝えたかった」としている。
あれ?「貧困と闘おう」じゃなかったんですか?
というか、5億4千万円の利益で、寄付がたったの200万円ですか。

あと、
「貧困撲滅を訴えるテレビ番組制作、政策を提言する研究機関やNGО」ってどこです?4億以上のカネを突っ込むのに、団体名と額の内訳は非公開なんて事はありませんよね?

早速調査員が来た

2005年11月06日 20時15分25秒 | 駄文
とりあえず、事の流れを最初から書くと…
  1. 11/5(土)に、電通リサーチから葉書が届く。
    11/4から11/13の間に係員が我が家に来てアンケートを取るらしい。
  2. 言いたい事があったら月曜~金曜の9:30~17:30の間に電話しろと葉書に書いてあるので、
    当然ながら月曜になるまで連絡は出来ないのだろうと推測し、放置。
  3. 日曜の夕方、係員が来る。
  4. 外出する用件があったので、翌週の土日にまた来てくれと断る。
と、こんな流れです。
こちらの日程の不都合を伝える隙も見せない辺り、さすがは電通といったところか(苦笑)。

彼らの目的は「問題提起」ではない

2005年11月05日 03時38分05秒 | 駄文
女人禁制の大峰山で女性ら3人が登山強行
 女人禁制が1300年間続く修験道の聖地、奈良県天川村の大峰山への登山を目指すと公表していた性同一性障害を持つ人ら35人のグループが3日、現地を訪れた。女性の立ち入りを禁じる結界門(けっかいもん)の手前で地元住民約100人と議論した結果、改めて話し合いの場を設けることで合意して解散したが、その後にメンバーの女性ら3人が登山を強行した。

 住民側が結界門前で待ち構える中、午前9時50分ごろにグループが到着。地元・洞川(どろがわ)地区の桝谷源逸(げんいち)区長(59)は「先人から受け継いだ伝統や生活がある。地元の心情を理解してほしい」と登山中止を求めた。グループ側は今後も話し合いを続けてほしいと要望した。しかし、午後0時半ごろ、3人が結界門をくぐって山に入った。その1人は「問題提起をしたかった」と説明した。
全く論理性の無い行動としか言えません。
まず、地元の人間を騙すような形で、古来からある風習を、しかも部外者が破るという事がどういう意味なのか、分かっているのでしょうか?
こんな暴挙に出れば、対応した地元民からしてみれ「こいつらとは話し合いをしても全くの無駄だ。信用したら騙される。」と受け止められるのは確実でしょう。
自分達の活動を自分達の手で貶める事に気付いていないのでしょうか。それどころか、
同じような理念で真っ当に活動しているほかの団体の信用まで傷つけている事を、強く自覚すべきでしょう。
まさか「正しいのは自分達で、今ある風習やルールが間違っているのだから、問題提起のためならば破ってもいいのだ。」という発想でこのような愚行に出たのならば、
非常に独善的で危険であると言わざるを得ません。

このような騒動を起こすのですから、おそらく今までにも大小の似たようなトラブルを起こしていると思われます。
そして、その結果どうなったのかも、きっと彼らは学習しているはずです。
にもかかわらず入山を強行したのであれば、彼らの目的は「問題提起」などではなく、
日本古来から根付いている宗教的精神や風習の破壊であると謗られても仕方の無い事で、むしろ私にはそれこそが彼らの最大の目的ではないかとすら思えてきます。
どちらにせよ、(朝日新聞だからなのか)名前すらまともに出ない団体ではありますが、即刻今回の件を謝罪すべきです。
迷惑をかけた地元民のみならず、信用を傷つけられた同種の団体に対しても、です。


追記:
産経にも載ってました

この手の人たちって、どうして周囲に迷惑をかけないと注目を集められないんでしょうか…
結局、地元の人たちの、性同一性障害の団体に対する憤りと偏見しか残らない結末だったような気がします。

電車の中吊り広告

2005年11月04日 18時49分46秒 | 駄文
通勤の暇つぶしついでに毎日眺めている中吊り広告ですが、
女性週刊誌「女性セブン」の広告から何十ヵ月かぶりに「ヨン様」の文字が消えました。

冬ソナブーム(個人的に韓流ブームは冬ソナ以上でも以下でもなかったというのが持論なので敢えてこう書きますが)も
やっと名実ともに終焉を迎えられそうです。
骨を拾う気はビタ一文もありませんが。