にわか日ハムファンのブログ記念館

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それでも選手会のストライキ決定を支持します

2004-09-06 23:58:42 | 2004年を絶対忘れない・球界再編抵抗記
 先ほどヤフスタから帰宅しました。これで観戦7連敗目です...orz
 感想を一言言うなら、勝ち投手の権利のかかる場面ほど恐ろしいものはない、というところでしょうか。

 さて、そのヤフスタへ私が向かっている間に、選手会から球団合併問題で最後通告が出たようです。
 おそらく経営陣がこの条件を受け入れることはないでしょう。このまま今週末は、9月なのに野球が1試合もないことになりそうです。
 ただ、選手会側にとってストライキの通告は満を持してというより、追い詰められての最終手段というものでしょう。実際、選手会にとって状況は最悪に近いといえそうです。
 すでに仮処分申請の即時抗告は高裁で却下され、球団合併は決定されてしまいました。
 また、東京高裁は選手会が団体交渉権の確認を求めた抗告については決定を先送りしました。
 つまり、選手会は東京都労働委員会に労働組合として認められているにもかかわらず、団交という労組として必要な手段を認められなかったのです。
(もちろん今後の審理で認められる可能性は残りますが、そうなったところで恐らく手遅れになるのがオチです)
 この決定に気を良くしたのか、経営側からはストを実施した場合に損害賠償を請求するという意見や、無期限ストにはロックアウトで対抗するという声まで出る始末。
 損害賠償請求については、根拠が怪しくも思えますが、ロックアウトはれっきとした合法的な労働争議の手段です。
 これで合宿所に立ち入れないとなれば、若手の選手は住む所を追い出されることにもなりかねません。
 加えてマスコミの無理解。BW・Bu合併が発表されてから今まで、選手会側の主張がどれほど正確に伝えられたでしょうか?
 むしろ、「労働貴族」「金満スト」などという記事を好んで掲載する新聞すらあるくらいです。
 ということは、この手の選手会を中傷した記事を読みたがる、あるいは読んで鵜呑みにしてしまう人も多いのでしょう。
 その上、選手会の中でも微妙なスタンスの違いが出てきました。近鉄選手会が無期限ストを提案するのに対し、中日・立浪選手意会長が反対を表明したのです。
 結局、先に書いた通りストは時限的なものとなりましたが、この決定が選手会内部で溝を作らないという保証はありません。

 書いている自分も嫌になりますが、やはりストライキを決行したところで、今の流れが止まるという見通しは、私の中では立っていません。
 むしろ、大げさに言えばストライキは「バンザイ突撃」に近い、ということもできるかも知れません。
 しかし…いや、だからこそ、私は選手会のストライキ決定を支持します。
 選手会を無条件で持ち上げるつもりはありません。先の記事でも書きましたが、古田会長の提案全てに完全に賛同しているわけでもありません。
 ですが、経営陣と選手会という対立する勢力のうち、どちらがより球界の利益になることを主張しているのかは、火を見るより明らかなはずです。
 そうである以上、私はそのような勢力が闘うと決めたら、それを支持しますし、共に闘えるのであれば、もしそれが無駄な試みであったとしても、闘うべきだと考えます。
 もちろん1ファンにできることなどあるのか、と疑問に思う方も多いでしょう。
 ただ、ファンにだって声はある。声を上げて、世の中に発信することはできる。それを集めることもできるのです。
 それが署名活動であったり、選手会へのメールであったり、ウェブの世界での意見発信であったり…微々たるものと思われるかも知れませんが、それをしないよりは、絶対にした方がいい。
 ちょっと青臭くなってしまいましたが(いつものことか(^^;))、私も後で「あのとき何かしていれば…」と後悔するのはご免なのです。

 そうそう、せっかく青臭い話になったので、ストライキになった時のことについて、選手会の方々に青臭い提案。
 「もし予定がなければ、どこか広いところで、できるだけ多くの人で集まって、みんなで一緒に『白いボールのファンタジー』を歌いませんか?」


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3 コメント

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白いボールの・・・ (鳴子)
2004-09-07 02:02:15
日ハム応援団が5回に盛大に盛り上げる「白いボールのファンタジー」。



今年、様々なパリーグの試合を見て、いろんなシーンで歌われるのを聴き、自分も歌ってきました(今年まで知らなかったんです)。



印象に残ったのは、両スタンドのファンの、歌うタイミングです。

ラッキー7に歌う球団、試合終了後に歌う球団、おりにふれ一部演奏する球団、バラバラですね。

(大阪ドームでは、歌が放送されますがヤフーBBではありません)



勝ち試合終了後、相手チームが去った後に一生懸命歌っていたスタンドあり、ホーム側なのに演奏もおぼつかない、一部しか歌わないスタンドもありました。

相手スタンドが「1番」を歌った後に、律儀に引き継いで「2番」を歌ったスタンドも。



なぜ、両スタンド一緒になって歌わないのでしょう?

パリーグ各球団のファンにとって、「白いボール…」を歌い合う意味は?



「リーグはふたつ、心はひとつ」

セリーグの各球団にとって、「白いボール…」の歌の持つ意味とは??
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たしかに私も (ハムぞー)
2004-09-07 06:48:07
思いました。

相手チームの応援歌ならいざ知らず、連盟の歌ですからね。相手が始めたら一緒にラッパ隊も吹けばいいのに。

そうすることによって、他のお客さんにも連帯感というか

問題提起というか、出来るのではないでしょうか?



例えばある人が「敵味方一緒に演奏してるけど、何で」って周りの人に聞きますよね。それに「あれはパリーグの歌だよ」って答えてくれる人があれば、質問した人は一緒に演奏している理由を考えてくれますし。
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一緒に歌いたいですよね (ルパート・ジョーンズ)
2004-09-07 15:32:50
難しいかもしれませんが、応援団同士で事前に示し合わせられればいいと思うんですよね。

バラバラに演奏して歌っているのでは、かえって印象が悪いように感じますし。

「白いボールのファンタジー」は球団合併反対の象徴のようになっているわけだけに、今はまだ中途半端な扱いを受けているようで残念でなりません。
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