にわか日ハムファンのブログ記念館

2004年8月から2014年6月にかけて更新してきた当ブログを静態保存しております。

当ブログは関西独立リーグを「楽しく!」応援しつづけます(5/22追記・5/23緊急追記!)

2009-05-21 21:50:10 | 関西野球インディーズ通信
■ <関西独立リーグ>運営会社撤退、新たな事務局つくり存続へ(毎日・2009年5月21日)
■ 記者発表についてのご報告(大阪ゴールドビリケーンズ公式・2009年5月20日)
■ ファンの皆様へのご報告とお詫び(神戸9クルーズ・2009年5月21日)
■ -試合中止-(吉田えりオフィシャルブログ・ナックル姫・2009年5月21日)
■ ファンの皆様へ(明石レッドソルジャーズ・2009年5月21日)

 非常に厳しい状況下にある関西独立リーグ。
 この先どうなるのか、リーグに関わる誰もが不安でしょう。
 しかし、そんな中でも、リーグと球団の未来を求めた努力が続けられています。
 目下の状況について、したり顔で批判をしたり、分かったようなことを言って嘲笑うのは簡単なことです。実際、そういう人もまま見受けられますし。
 そういう立場に立った方が、傷つかずに済むことも、楽なことも分かってます。
 だけど、私にはそうすることができません。
 それよりも、どんなに厳しい状況でも、明日を求めて苦闘を続ける人々に与したい。
 傍から見てどれほど愚かしくても、夢を諦められずに戦い続ける人々を応援したい。
 なぜか? 私にとって、関西独立リーグが、関西プロ野球の最後の夢、希望だから
 脱線しますが、『ミーハーが書くマイナーな野球記』さんのエントリに出てくる「関西在住のパリーグファン」、実は私です。
 もちろん、あの一言をもって関西を代表するつもりは毛頭ありません。ですが、あの一言は嘘偽らざる私の気持ちですし、同じ思いを持っているのは、私だけではないはずです。
 閑話休題。5年前、関西のにわか日ハムファン、にわかパ・リーグファンとして、私は2つの球団が消え去るのを目にしました。
 それ以来、ファイターズファンとして、数え切れないほどの楽しさ、喜びを感じてきました。
 ただ、関西でプロ野球を観るたびに、さまざまな球団を消し去った後にのさばりかえる2つの球団に、カネを払って試合を観ることを強いられるたびに、割り切れなさ、納得のいかなさ、不快感、憤り、悲しみ……
 その他、さまざまなマイナスの気持ちを感じずに済むことは、ほとんどありませんでした。
 遠征に行けば、そんな嫌な気分を味わうことなしに、ファイターズや野球をただ楽しむことができる。札幌、東京、鎌ケ谷、千葉、所沢、仙台、広島……
 しかし、関西から出ようとして果せないままの私にとって、それらの球場に通うことなど不可能です。胸クソの悪さと引き換えでなければ、関西でプロ野球を見ることはできなかったのです。
 ですが、関西独立リーグができたことで、すべては変わりはじめました。もう一生ないものと諦めていたものを、私は再び手に入れたのです。
 それは、関西で純粋にプロ野球を観る楽しさ。
 確かに、関西独立リーグはできたばかりですし、選手のレベルも高くはない。危なっかしい、実に危なっかしいよちよち歩きという状態です。
 ですが、その代わり、これが何年も続いたらどう変わっていくだろうか、どう成長するだろうか、そんな期待や夢を持つことができます。
 そして、スピードは遅いかもしれないけど、たった2ヶ月あまりで、ちょっとずつ変わってきていることもあります。



 大阪ゴールドビリケーンズの応援団。たった一人で声を張り上げていた団長に、一人、また一人と仲間が増えていきました。
 また、『週刊ベースボール』や以前の観戦記でも書いた通り、団長には球団から感謝のしるしとしてユニホームが贈呈されています。ここまで球団に感謝される応援団というのは、ほかでは思いつきません。



 神戸9クルーズのマスコット、ガーリー君。ドアラとは違った意味でフリーダムな彼は、子どもにも親しまれているようです。



 マリーンズを戦力外になり、神戸で再起を図る末永。開幕戦でのあいさつは、NPB経験者とは思えないほどたどたどしかったのですが、先日はお立ち台でインタビュアーを務めるほどになりました。



 NPB球団を渡り歩き、今年から大阪のプレイングコーチを務める平下。
 慣れないコーチ業が影響してか、開幕当初はまるで打てる気配がなかったのが、先日の明石戦では同点打を含む活躍。どうやら調子は上向きのようです。



 明石は先月半ばに応援幕ができたと思えば、今月はのぼりが一挙勢揃い。
 これを作るのも大変だろうと思うのですが、短い期間によく増えたものです。



 紀州応援団。南海ホークスが去って以来、止まっていた時間が、、やっと動こうとしています。

 このほかにも、関西独立リーグが開幕してというもの、さまざまな変化が起きています。あるいは、私がまだ気づいていない変化もあるかも知れません。
 そんな変化が多いということは、関西独立リーグに夢や希望を抱く人々が多いことの表れです。そんな人々の中には、私も当然含まれます。
 だから、私はそんな夢や希望を見守り続けたいのです。
 たから、当ブログおよびルパート・ジョーンズは、スタートを切りなおした関西独立リーグを楽しく(ここが大事なんですよ!)応援し続けたいと思います。
 新型インフルエンザの影響で、今週末の試合はすべて中止となりましたが、(5/23緊急追記・24日に住之江球場でオープン戦開催決定! 詳細は後述)次の週末は、私も観戦に行く予定です。
 神戸で、住之江で、明石で、和歌山で、その他いろんな球場もありますが、そんなスタンドでぜひお会いしましょう!


【5/22追記】
 関西独立リーグの問題に関して、当ブログにたびたびコメントを頂いているトゥザフネさんがエントリを書かれています。

・ 関西独立リーグの一連の騒動に思う雑文(ボツログ(仮)・2009年5月21日)

 そちらのコメント欄にも書かせていただいたのですが、関西独立リーグに対する私の思いを代弁してくれています。
 ぜひご一読いただければ幸いです。

【5/23緊急追記!】
 今日明日の公式戦は中止なのですが、明日24日(日)、18時から住之江公園野球場にて、大阪対神戸の無料オープン戦開催が決定しました!
 詳細は、下記リンク先をご覧ください。

・ 関西独立リーグ オープン戦のお知らせ(大阪ゴールドビリケーンズ公式)
・ 無料オープン戦開催!5月24日(日) VS大阪GB(神戸9クルーズ公式・2009年5月23日)

 新型インフルエンザでの自粛要請があり、いったんは試合中止を決めた以上、公式戦自体ができないのは致し方ありません。
 ですが、要請をしたであろう大阪府が都市機能回復に路線転換をしたうえ、NPBが試合を行っている以上、独立リーグだけが試合をしない理由はないわけです。
 なので、変則的な形であれ、試合を行うのはいい判断だと思いますし、正直なところ試合がなくていささか凹んでたので、素直に嬉しいです。
 感染予防対策には万全を尽くした上で、私は観戦に行きます。
 詳しくは観戦記にて、じゃなくて!! 御用とお急ぎでない方は、ぜひぜひ。なにせ入場無料ですし(笑)


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
冷たいかもしれないですが (右打ち職人)
2009-05-22 00:20:27
関西独立リーグについて一文書いてみました。

身銭を切るのであれば、レベルの高いものを見たいというのは正直な感情で、自分を含め多くの人はそう思っているのではないかと思うのですが、それを覆す(言いすぎかもですが)のが地域密着という考えなのかなとも思います。

この2つが程よいバランスで組み合わさって、人気球団というのは存在するのかなと思いますが、関西の場合は余りにも阪神一極集中が酷いのかなと・・・

正直自分は仮に八王子や府中あたりに独立リーグのチームが出来ても頻繁に見に行くとは思えないのですが、でも独立リーグという仕組みが野球界に確立するといいよなと考えるものすごく身勝手極まりない人間だったりします(殴)
「楽しく!」 (トゥザフネ)
2009-05-22 00:28:58
本来なら各球団の代表がリーグ運営をするのは健全な状態ではないと思うんですが、、、もはやそんなこと言ってられないんでしょうね。

しかしルパートさんの「楽しく」というキーワード、すごく納得させられました。
選手・球団からファンにしてくれる事は色々あいりますけど、逆にファンから何かできることといえば「楽しむ」と言う事ぐらいなのかもしれませんね。
右打ち職人さん (ルパート・ジョーンズ)
2009-05-22 06:49:31
TB拝読いたしました。

>レベルの高いものを見たいというのは正直な感情
>それを覆す(言いすぎかもですが)のが地域密着という考え
実際そうなんですよね。
確かにプレーのレベルが高いに越したことはナイノデスが、独立リーグというものの性質上、
単なるプレーのレベルだけでは生み出せない魅力を出せるよう心がけるべきです。
で、それが不可能でないことも分かってます。
プレーのレベルが後生大事なら、二軍の鎌ケ谷なんて毎試合閑古鳥が鳴いてますよね。
でも、実際どうかといえば、休みになれば千人単位の観客が集まるわけです。
なんで、そこをこそ独立リーグは目指すべきですし、
現場も分かっているのは分かっていると言い得ます。
(もっとも、現実は簡単ではないですし、まだまだ努力が必要ですが)

厳しい状況なのは事実ですが、少なくとも当事者が消滅・縮小を考えてないだけでも、
5年前の球団合併よりははるかにマシなんですよね。
いわゆる「もうひとつの合併」も、推し進めたい人があれだけいたのに、
結局は頓挫したわけですしねぇ。
トゥザフネさん (ルパート・ジョーンズ)
2009-05-22 07:15:12
本来なら機能すべき事務局がなくなり、空白状態になってしまいましたからね。
新たな統括団体ができるまでは、他に選択肢はないのでしょう。
ともあれ、リーグと各球団、選手雇用の継続を最優先にした判断としては、
決して間違ったものとは思いませんし、私は強く支持しています。

とはいえ、ファンがやることは、まず球場に行くことなんですよね。
なので、この週末の試合がなくなってしまったのは残念……
ちょっと過剰反応じゃないかな、という気がするのも事実ですが、
ともあれ、次の週の試合を楽しみに待ちたいと思います。
船出前から懸念されていた事ではありますが…。 (アパッチ)
2009-05-22 14:57:43
この問題が「想定内」であるのか、「想定外」であるのかが今後の展開に大きく響いてきます。

ありきたりですが…。
もてなすかもてなされるか (りさ・ふぇるなんです)
2009-05-22 16:36:14
アマとプロの差って「金払って見に来るファンに対してウェルカムかどうか」だと思うのです。
女子ソフトとか日本選手権とかサッカーの企業チームの試合だとかってやっぱり「企業の物」だと感じてしまうんですよね。
金払ってマトモに観に行くだけのファンはちょっとした疎外感を感じてしまいます。

やっぱりアマとプロって違うんですよね。


それとは別個に「ぺヤング」もよろしくお願いします。
私も同感です。 (えでぃ~)
2009-05-22 21:49:30
近鉄ファンだったので現存関西2球団にお金を払って試合を見に行きたくないけど野球は見たいと思い球場に足を運んでました。

関西で純粋にプロ野球を観る楽しさ
私も手に入れました。

開幕戦を見てレベル低いな…と思いながらも住之江に足を運びました。
そこで団長のチームを盛り上げたいというスタンドのお客さんへの必死の営業活動となんかゆる~いこれぞ日生や藤井寺行った感じの球場の空気。

これはまた来たいと感じて何回か通って、サラダボール叩いて応援するまでになってしました。
スタンドでは試合中過去のパリーグの球場の話で盛り上がってます~

私たちにとっても選手にとっても最後の希望であり、夢であります。
この最後の砦を潰したくないです。
アパッチさん (ルパート・ジョーンズ)
2009-05-23 05:43:21
うーん、あんまり変わらない気がしますよ。
この事態を想定できる人がいたとはとても思えないし、
できたところで、即座に効力が出る手を打てるようなことでもないですし。

とにかく、まずは来週末の試合を観たいということです。
りさ・ふぇるなんですさん (ルパート・ジョーンズ)
2009-05-23 06:03:13
>「金払って見に来るファンに対してウェルカムかどうか」
ただ野球を見せるだけ(あるいは見せる意識すらないかも)なのか、
それ以外のエンターテインメントとして「見てもらう」のか、
その違いって、本来はものすごく大きいところがあるはずなんですよ。
ただ、ふと思ったのが、(他国は知りませんが)日本の野球ファンって、
野球をエンターテンメント化することに大して、
いささかストイック過ぎる部分があるように感じられます。
だから高校野球がウケるのでしょうが。
一方、社会人の場合、「応援」を名目とすれば正々堂々とタダ見ができるせいで、
「お金を払って野球を観る」意識が乏しい人は存外多いようにも思います。
ただ、そんな社会人のあり方が曲がり角に来ているのは、
あの日産を含むさまざまなチームの旧廃部を見れば明らかです。
(というより、今までよくもったもんだと)
となれば、これからの野球を守り育てていくためには、
プロ・アマを問わず、地域社会の一員としての野球チームが求められるわけです。
東北楽天や、僭越ながらうちの一軍・二軍(!)などが、その例となるでしょうか。
で、独立リーグの各チームも、そうなる可能性は十分あると私は踏んでます。

>ぺヤング
このご時勢にチームを作るというだけでも敬意を表したいですし、
ぜひソフトボール界全体を盛り上げてほしいですね。
帽子を見たときは、さすがに衝撃が走りましたが[;;0J0]
えでぃ~さん (ルパート・ジョーンズ)
2009-05-23 06:11:53
「なんかゆる~い空気」
そう! それなんですよ! 私が居心地の良さを感じるのも(笑)
そのゆるさは、遠征先で見るNPBの試合でも感じるんですが、
地元ではもう無理だろうなと思ってました。
ただ、それがやっと帰ってきた(感涙

私はなにせにわかファンなもので、日生にも藤井寺にも、
あるいは大阪球場にも行ったことはないんです。
ただ、往年の関西パ・リーグの雰囲気って、きっとこうだったに違いない、
特に住之江の試合は、いつもそう思いながら観戦しています。
かと思えば、懸命にスタンドを盛り上げようとする大阪の団長がいたり、
神戸の主催試合では、地元のダンスサークル等に演技を披露してもらったり
いろんな形で、このリーグを盛り上げ、根づかせようとする人たちがいますよね。
だからこそ、彼らの尽力が実を結んでほしいのです。

私たちの最後の砦、一緒に守って育てていきましょう!
確かに壊れた部分はあるけど、直せば済む話です。