東京マラソンにチャリティー枠が設定されることが決定されました。
チャリティー枠とは、名前の通り「寄付金」を収めて参加する参加者枠です。
もともと、ヨーロッパなど海外のマラソン大会では、参加者自らがスポンサーを集めて参加するチャリティーマラソンが盛んです。
「私が頑張って完走するから、完走したら恵まれない子供や医療事業などへ寄付をしてください。」といって、知人友人からスポンサー代(寄付金)を集めて、走るのです。
つまり、自分のためというよりは他人のために走るんですね。
世界的に有名なロンドンマラソンではチャリティーをするのが当たり前になっていて、全体で4000万ポンド(約50億円)の寄付金が動きます。
今回の東京マラソンに新設された「チャリティ枠」は10万円以上寄付した人先着1000人に参加権をというものです。
人数は先着1000人ですが、募集を開始した12/15の一日ですでに500人以上が申し込んでいます。
チャリティランナーはフルマラソンの部に参加しますが、6時間40分以内に完走できる実力を持つことが条件で、一般ランナーに配られる参加記念Tシャツとは異なる、チャリティランナー参加Tシャツが配布されるそうです。
このシャツを着ていると「チャリティーした人だ」と一目でわかりますね。
10万円という基準については海外のマラソン大会での事例を参考にして決定しているそうで、集まった寄付金は関連団体やNPO団体を通じ、難病と戦う子どもたちと家族への支援、森林の再生プロジェクト、難民キャンプ支援、障害者アスリート支援に活用する予定です。
チャリティランナーが定員に達すればそれだけで1億円の寄付金が集まりますが、金額の問題よりも、日本にチャリティーランナーの文化を導入するという意味で貴重な挑戦となると思います。
みなさん、チャリティーランナーを応援しましょう!