ひさ~しぶりの投稿。
Blogを長らく更新していない間、とても嬉しいことがあった。
今週の日曜のこと。
その日は教会の3人の洗礼式があった。
その一人は同じ青年会のメンバーで、
1年半ほど前から教会に通い、
去年にはKGKの夏期学校にも参加してくれた。
一人の救いのために本当に多くの人の祈りと
不思議な導きがある。
洗礼を受ける決心をした後も様々な葛藤があったけれど、
ここまで導かれ本当に良かったと思う。
これからは同じ教会を立ち上げる仲間として、
ともに教会生活を送ることができるんだ。
もう一つ、とても不思議な出会いがあった。
先週の土曜のNR後、
わたしは来年の博物館実習先を探しに、
地元の郷土資料館に行った。
そこには杖をついた80歳くらいのおばあちゃんがいた。
小さな市の資料館なのになんでわざわざ悪い足をひっぱって来てるんだろうと思い。
展示を見ながらずっと話しかけたいと思っていた。
しかし、近くの展示を見ていたときにおばあちゃんのほうから声をかけてきてくれた。
「これは、勲章かしらねぇ・・」
肌が真っ白で穏やかな人、
知的な感じで目が子どものように輝くこのおばあちゃんを
私は一目で好きになった。
おばあちゃんの名前は鎌田さん。
古事記を学んでいたり、残土・産廃問題ネットワークのグループに入っていたり、
80歳の体で様々な活動をしている人だった。
今日資料館に来たのは、市が元陸軍基地だったとき、亡くなった旦那さんが
軍隊に入っていて、当時の写真が展示されると聞いて来たとか。
話しているうちに
実は鎌田さんはクリスチャンだということがわかった。
鎌田さんの母方一族は明治時代からのメソジスト
戦中はその母の信仰に抵抗していたけれど、
病気で竹槍訓練に出られなかったこと、
加えて朝鮮人をかばったり、の人と話すなどし、
ついには非国民と罵られ、
その時“私は天皇につくってもらったのではない”と心の中で反論。
ふと神様の存在を感じそれからいろいろ、信仰を持つに至ったとか。
後に届いた手紙で知った。
もう80歳を越えるというのに、
学び、活動をすることを怠らない
80歳とは思えないエネルギーと積極的な生きる姿勢に脱帽した。
私の4倍も長く生きている鎌田さん、
その中には80年分の苦悩・葛藤・それに打ち勝ってきた信仰が蓄積されているのだ。
本当に不思議な出会いだった。
実習希望先を2度却下されたけれど、
その2度の却下がなければ、
この資料館にくることもなく、
鎌田さんに会うこともできなかった。
神様がくださった不思議な出会い。
大切にしたい。