“与えられた時間だけ使うことができる。
想われた分だけ想うことができる。”
毎週、カセットテープを家まで持ってきてくれる人がいた。
そのカセットテープには賛美が入っていた。
次の礼拝でやる賛美をピアノと一緒に歌ってくれたものだった。
いつも朝に録音していたので、声が少しかすれていた。
じっと見守ってくれていた人がいた。
“When situations never change
When every answer's wrong
The time has come to make or break
Say what you want to say
Breakout”
心の中で思っていてもなにも言わずにただそばにいてくれた。
今だから言える
とても苦しかったと
誰にも言えなかったと
叫ぶことさえできなかったと
灰色のどろの中に沈んでいるようだった
そこから出られるとも思わなかったし
出ることができるということも忘れていた
そのときに作ったカラの中で
ずっと自分を守っていた
そのカラの中が一番安全だと思っていた
でもそのうちにカラを張っていることにも気がつかなくなった
頭に焼きついた記憶
体の細胞にまで刻まれた自分を守るためのプログラム
現在進行形で続いていた過去が
今、過去の一点になろうとしている
想われた分だけ想うことができる。”
毎週、カセットテープを家まで持ってきてくれる人がいた。
そのカセットテープには賛美が入っていた。
次の礼拝でやる賛美をピアノと一緒に歌ってくれたものだった。
いつも朝に録音していたので、声が少しかすれていた。
じっと見守ってくれていた人がいた。
“When situations never change
When every answer's wrong
The time has come to make or break
Say what you want to say
Breakout”
心の中で思っていてもなにも言わずにただそばにいてくれた。
今だから言える
とても苦しかったと
誰にも言えなかったと
叫ぶことさえできなかったと
灰色のどろの中に沈んでいるようだった
そこから出られるとも思わなかったし
出ることができるということも忘れていた
そのときに作ったカラの中で
ずっと自分を守っていた
そのカラの中が一番安全だと思っていた
でもそのうちにカラを張っていることにも気がつかなくなった
頭に焼きついた記憶
体の細胞にまで刻まれた自分を守るためのプログラム
現在進行形で続いていた過去が
今、過去の一点になろうとしている