台湾では今、実に多くの人が、未曾有の大災害に見舞われた隣国・日本を心配し、そして何とか励ましたいと心を寄せています。
3月18日夜には、メディア各社などの共催で、日本への義捐金募集のチャリティー番組「相信希望（希望を信じて） ファイト＆スマイル」が行われ、中央放送局（台湾国際放送の運営母体）も協賛として参加しました。
当初4時間の予定だった義捐金受付時間はあまりの反響に1時間オーバーし、5時間で寄せられた義捐金は7億8000万元、日本円約21億元分にもなりました。
連日、日本への義捐金呼びかけなどに走り回っているビビアン・スーさん
第二の故郷とも言える日本の悲劇に、どうしても笑顔が出せず一言「頑張って」と
駆けつけた馬英九・総統はその場で20万元を寄付
馬英九・総統は、「これまでに幾度も台湾を助けてくれた大切な友人である日本に、精一杯の愛を送ろう」と呼びかけました。また、日ごろから慈善活動に熱心な馬・総統の夫人、周美青さんはこの日、初めから終わりまで黙々と義捐金受付の電話を取り続けました。
台湾歌謡界の大御所、江（右）と費玉清（左）
台湾歌謡界は日本の演歌と切っても切り離せない関係
江はこの日、体調不良を押して励ましの歌を熱唱した
同じく台湾歌謡界の大御所、白冰冰（左）
梶原一騎氏の前妻で日本で活動経験もある白冰冰は、痛ましい事件で娘を失った経験を持つ
日本語で何度も「家族や家を失った言葉にできない辛さ、分かります。台湾は日本を応援しています」と
台湾の芸能界で活躍している日本人の一人、愛沙さん（中）
人気ヒップホップグループ「大嘴巴 DA MOUTH」のボーカル
台湾への感謝と日本へのエールを
番組内でのチャリティーオークションのため日本から駆けつけた中田英寿さん
「海外の人たちがここまでしてくれていることを真剣に受け止めたい」と
日本にも大勢のファンを持つ台湾の歌姫、張恵妹（阿妹）
しぼり出すように日本語で「頑張って」と
このほかにも、各界から本当に多くの人たちが日本のために力を寄せてくれました。被災地にも大勢のファンがいるという人気アイドルグループ・F4の言承旭（ジェリー・イェン）や、その他大勢の芸能人や政治家などは、カメラの脚光を浴びることもなく、時間いっぱい義捐金の受付電話を取り続けました。
経済界からは数千万元単位の寄付が続々と寄せられ、鴻海精密グループの郭台銘・総裁は、夫婦で2億元という巨額の義捐金をその場で提供しました。
また、小額の寄付を寄せてくれた多くの人々、一生懸命ためたお小遣いの数百元を全部寄付してくれた小学生などもいました。
今回の震災の被害はあまりに大きく、いつ復興という段階に入る事ができるのかも見通しが立っていません。台湾の支援だけではとても足りませんし、心の悲しみは義捐金では埋まらないでしょう。
ですが、本当に大勢の台湾の人たちが、日本の災害に心を痛め、その復興を手助けしたいと切に願っています。この台湾の声が、日本に届き、少しでも日本の励ましになるよう、願っています。（華）
幸い小生には被害は有りませんでした。
しかし、多くの方が亡くなられたり、行方不明の方が居られて心が痛みます。
私達に出来るのは節約・節電や支援金協力あたり、これをしっかりして行こうと思います。
台湾からの救助隊派遣、お金や物資の寄付、感謝です。
「がんばろう！日本」を合言葉に、先が長い復興に向けて努力して行きたいと思います。
ではまた、再見
今、日本では若者の間で、日本の著名人や有名芸能人の義捐金の少なさが話題になっております。
それに比べ台湾では、国を挙げての我が国に対する支援の多さに驚愕と羨望の観を強く感じております。
この違いは、何処から来ているのかと考えさせられました。また、台湾５０年間、朝鮮３７年間の植民地であったにも拘らず、台湾人と朝鮮人の思考の違いは何故か？等々、次から次へと論議が膨らんでいます。
企業や個人の間でも話題に上らない日はありません。中国人と一口に言いますが、レッドチャイニィーズと台湾チャイニィーズは別人種との結論に達します。原因は教育の相違である。と、親台湾派が確実に増えている事を肌で感じています。
感謝感激のため一筆啓上致しました。