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台湾の佛光山が日本に祈り

2011年04月20日 17時13分59秒 | 台湾日記

 南部・高雄市(旧高雄県内)にある佛光山は、台湾の四大宗教の一つと言われています。(他は慈済法鼓山中台禅寺と言われています)。
 台湾では、仏教や道教が生活と一体化している側面が強く、これら四大宗教の社会的・政治的影響力は想像以上です。
 みな台湾中、また世界各地に多くの信徒を抱えていますが、本部は台湾各地にそれぞれうまく分散されていて、佛光山は南部を代表する存在で、観光地にもなっています。
 (上の写真:高雄の佛光山の総本山での法会)


佛光山の創始者、星雲大師
台湾では知らない人はいないくらいの有名人

 星雲大師は四大宗教のトップの中では特に政治的な発言が多いことで知られており、大型の選挙があるたびに、誰を支援するのかが注目されます。
 佛光山の信徒は台湾だけで100万人とも言われ、候補者は競って大師との写真を撮ったりします。
 日本の感覚では理解しにくいことですが、これも台湾社会の一つの特徴です。

 佛光山では毎年この時期に、大規模な法会が行われているのですが、今年は東日本大震災の発生を受け、日本のために祈りをささげる日となりました。
 日ごろは、なかなか政治的な思惑と切り離して見るのが難しい部分があるのも事実で、台湾に詳しい人の中には、「台湾の宗教は政治と一体」という印象を持つ人もいるようです。
 ですが、この日集まった南部地域の数万人の信徒は、みな心を一つに日本の為に長時間の祈りをささげ、その様子は大変厳かなものでした。
 会場に集まった一人一人の祈りはとても純粋なものです。台湾南部からのこの祈りの声が、日本に届きますように。


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