Me&Night&Music…JAZZとお酒で素敵な夜を…

ジャズ&ブルースシンガーのローズが、好きなお酒と音楽について気ままに語ります。独断と偏見に満ちたウンチクも満載!

MY Funny Valentine

2008-02-13 22:02:20 | Weblog
明日は、恋する人達の一大イベント、バレンタインデーですね♪

素敵な計画のある方も、そうでない方も、日常の煩わしさから離れて
ロマンティックな気分に浸ってみませんか?

今日ご紹介するのは、この時期、定番のこの曲!
「My Funny Valentine」
でも、この曲は別にst.Valentineのことを歌っているわけじゃないので、
年中、いつ歌っても、聴いても、いいんですけどね♪


「僕のかわいい ヴァレンタイン
 愉快で楽しい ヴァレンタイン
 君はいつも僕を 笑顔にしてくれる

 君の容姿は 写真向きじゃなくて 笑っちゃうけど
 僕にとっては いちばんすばらしい芸術品

 君のスタイルは ギリシャ人より劣るし
 話し方も スマートとは言いがたい

 でもね、髪の毛一本変えずに そのままでいい
 そばにいておくれ かわいいヴァレンタイン
 僕のそばに
 毎日が バレンタイン・デーなのさ 」


…と、まあ、ラブ・ソングにしてはちょっとへんてこな歌詞ですよね。
普通、「君は薔薇より美しい」だの「君の瞳は星よりも輝いている」なんて
美辞麗句を並べちゃったりするもんですが。(大阪のオトコは言いませんが)

でもねぇ、歯の浮くような口説き文句に舞い上がっちゃうのは、ハタチまで?
ほんとに薔薇より美しいほどの美女ならともかく、フツーの女なら、
自分が欠点だと思っている部分を
「確かに変だよね。でも、そこが僕には魅力的なんだ」
って、言われた方が、胸に響くもの。

切ないメロディー・ラインのイメージから、失恋の歌と勘違いしている方も
いるようですが、そうではありません。

この曲は、歌詞の内容からいって、男性シンガー向き。
代表的なのは、チェット・ベイカー、マット・デニスといったあたりでしょうか。
でも、私は、アーネスティン・アンダーソンがギターとのデュオで聴かせる
バージョンがお気に入りです。
インストゥルメンタルにも名演が多いですね。
マイルス・デイビスはアルバムタイトルにもしちゃってるくらい。
クリフォード・ブラウンやビル・エヴァンスの演奏もぜひ聴いてみてくださいね。

恋人と肩を寄せ合って聴くのなら、[What is Love](愛って何?)なんて
カクテルはいかが?
コアントローとアセロラジュース、レモンジュースをトニックウォーターで割った
甘酸っぱいピンク色のカクテルです。
男性が、彼女のためにオーダーしてあげるのもいいかも。

では、みなさん、素敵なバレンタイン・デーを!

 …アタクシは、明日はライブなの。
  お客様のバレンタイン気分を盛り上げてまいります♪