オリジナルインテリア「Rose Party~Since 2003~」マキとスタッフのブログ♪RueRueと薔薇♪

20周年!オリジナルインテリアと大人可愛いファッション、高橋真琴の生活用品を少女のココロを忘れない女性たちへ。

高橋真琴個展『ベスト・フレンド ~少女とかわいい動物たち~』☆彡

2008-11-16 | 高橋真琴 愛と夢の少女画
みなさまいつもありがとうございます。
ただいま発送が大変混雑しており、また、土曜日はお休みをいただいたため
発送が遅れております。
順番に発送させていただいておりますので何卒ご容赦くださいますようお願いいたしますm(__)m



11/14、少女画の巨匠・高橋真琴先生の個展へ行ってまいりました

その日のわたしは・・・予想すらしなかったラッキーガール(ガール?!)。
そう、名づけて「真希のスペシャルラッキーディ」だったのです

夙川の画廊『小さな芽』で今月7日から開催されている『高橋真琴個展・ベストフレンド~少女とかわいい動物たち~』
わたしは真琴先生がいらっしゃる15日に行く予定でした。
15日は、同じ夙川にある教会へ行く予定だったのでお休みもいただいていますし・・・。

なのに・・・13日の夜、突然、「明日行こう」と思ったのです。
えーっ、でも15日も行くのになんで二日続けて行くん? と「もう一人のわたし」が異議を唱えてきましたが、
一度決めたらテコでも動かないワタクシ。
なんかわからんけど、14日に行かなあかん気がする・・・。
今思うと、なぜそんなことを思ったのか不思議です。

明日は真琴先生には会われへんけど、24日までいらっしゃるんやから、
その間にまた行けばいいわ。とにかく何とか時間を調整して、明日行くことにしよう・・・。

事前の電話にて、
真琴先生が今回の個展のために描かれた新作原画40点余は、すべて、初日に完売した旨は聞いていました。
わたしは、もし、自分にも手が出せる価格の原画があればぜひ購入したい、と思っていたのですが、
まさか初日に、朝の早い時間から、真琴ファンが数十名も並び、奪い合いのように売れてしまうことなどまったく予想していなくて・・・(>_<)
真琴先生の少女画は以前から大好きでしたが、年に一度関西で個展を開いていらっしゃることすら知らずにいました。
個展に関しては、全くの初心者だったのです。

14日は、お店を少し早めに閉めて、夕方、夙川に着き、一目散で画廊へ。
安藤忠雄氏デザインの旗がはためく画廊のドアを開け、中へ入ると・・・

ふあっっ~~~すっ、すごい~~~
愛と夢あふれる真琴ワールド満開や~~

真琴先生の原画の美しさは、いろいろなところで絶賛されていますが
実際にこの目で見ると・・・
それはそれはもうすごいのです・・・
印刷物では決して出せない華やかでロマンティックな色使い、目を凝らすと、その緻密さに圧倒されてしまう・・・
これはいったい・・・?
この美しさはいったい・・・?
大袈裟ではなく、心がぷるぷる震えました。

白い肌にふんわり薄いピンクの頬、ぷっくりとした唇、波打つ金髪・・・
そして、キラキラと眩いばかりに輝く瞳・・・
とにかく、瞳の美しさは他に類を見ないほどの存在感。
わたしが恋焦がれ憧れ続けた、ふっくらめくれた『真琴の薔薇』の本物が、今、目の前にっっ!
もう少しで、叫びだしそうでした(>_<)
そりゃあ画集も、目を見張るほどの美しさです。でも、原画には到底かなわない。
とにかく、息を呑むほどの美しさ・・・。

今回のテーマは『少女と動物たち』。
真琴先生の描く動物たちが大好きなわたしにとって、それはそれは夢のような世界でありました。
だってね、先生の描く動物たちは、みーんな幸せそうに笑っているんですよ(*^_^*)
プードルもマルチーズも、シロネコもクロネコも、くまちゃんもウサギちゃんもリスも・・・
みーんなニッコニコ♪(先生、いつか、シーズーも描いてください^_^;)

それにしても・・・みーんな売約済み。
オーナーによると、全国から真琴ファンがやってくるので、並んでも買えない人はたくさんいるらしい(でも来年はゼッタイ朝も早よから並ぶで! +明日から真琴原画貯金もするで・・・)。

原画を買えないのならせめて・・・ということで、
限定の複製原画やオリジナルアートポスターなどなどたっくさん購入したところ、
優雅な物腰のオーナーさんが・・・「ちょっと待っていてくださいね」と。
一旦奥へ行かれたオーナーさん、戻ってきたら何かを手にしている・・・
あっっ、それはっっ・・・もしや、原画ではありませんか・・・!

「この子は花帽子の少女で、先生が定番で描かれているものです。
毎年似たものを出すので、新作とは言えませんが、一枚一枚、少しずつ何かが違うんです。もちろん、この個展のために描かれたものです。
この子の瞳がとてもキレイで・・・もしよかったら・・・見てくださいね」

花帽子・・・
真琴先生の画集や書籍、雑誌、ポスターなどで見続けてきた、華やかで美しい花帽子を被った少女たちに、わたしは幾度、歓喜のため息をもらしたことでしょう・・・

「かっわいい・・・あの・・・これ・・・売っていただけるんですか?」
「ええ、もしよかったら・・・」
「買いますっっ」即決。
・・・わたしという人間は、いつでも、どんなときでも、あまり迷うことがない・・・基本的に楽観的なのか。陰気臭いところもあるが本質は楽観的なのであろうか。それにしても、こーいう場合、迷わず即決できる人間は得だぞ・・・

なぜ、奥にしまってあったのかは定かではありませんが、他のお客様も近くにいらして、この会話を聞いていらっしゃいましたから、
わたしだけが特別ということではないはずです。

もちろん、すでに売約済みになっている40点余の作品たちと比較すると、
色使いもデザインもシンプルです。
だけど、この子の瞳は本当にキレイ。それに、わたしの愛する「真琴の薔薇」が大きく描かれている・・・。
しかも、わたしにも買えるお値段・・・そうやん。初めての原画にぴったりやん(*^^)v
*原画の価格はまちまちですが、あっ! と思うものは、やはり数十万円しますので、なかなか手が出ない価格なのです。

財布を開けたら、現金がちょっと足りない^_^; 
で、「ちょっと下ろしてきますネ~~」と外へ出たときのわたしには、これから起こるめくるめく幸運のことなど、知る由もありませんでした(思いがけず原画を購入できたことだけでも幸運なのに)・・・。

20分ほどして画廊へ戻ると・・・すごいことが待っていました。
・・・えっ? 心臓が止まりかけました。
あそこにいるのは? これまで画集や雑誌などで何度も拝見してきたお顔・・・
ええっ~~! 真琴先生やんかーー

そう、なーんと真琴先生と奥様がいらっしゃるではあーりませんか!

ええっ? 明日からじゃないの? なんで?! ウッソ・・・! この20分の間にどっからわいてきた?!

真希「ま、ま、真琴先生・・・!」(ほんまにどもった)
「はじめまして。運命的な出逢いをしましたね」穏やかな声でそう言って微笑む真琴先生。
真希「は、は、はじめましてっっ。先生・・・明日からでは・・・?」
真琴先生「ええ。たまたま来たんですよ。新幹線を早めてね」
そこでオーナーが一言。「本当に運命的ですネ。今日、ここで、今、出逢うべくして出逢ったということですよね」

真琴先生「一緒にティータイムにしましょうか。お茶をお願いします」
へぇぇっ? ティータイムぅぅ? 先生と二人で差し向かいで? ほんまにぃ~~?!
わたしが銀行に行くまでは、数名の真琴ファンがいらっしゃったのに、わたしが戻ってきたときにはみな帰っていらしたので、お客はわたしだけ・・・

こんなチャンス滅多にないっ、でもめちゃキンチョーする(>_<)
ああっ、でもっっ、チャンスを逃してはいけないっっ。さあ、持ち前の度胸はどーした!
で、座りましたよ、真琴先生の向かいに。でも、お茶の味はさっぱりわかりませんでした。キンチョーしすぎて。

真琴先生は、70代とは思えないほど若々しく、物腰柔らかな紳士・・・。
程よく白の混じった長い前髪が、ユラユラ揺れているのが何だかお茶目・・・。

その後、立ち上がり、作品の一つ一つを説明してくれた先生・・・
「この背景はね、めずらしく日本の風景なんですよ。いつもは大体、外国の風景ですから。僕の家から見える風景。高層マンションをね、描いてみたんです」とか、
「このモデルは、僕のペットたちなんです。今は犬を二匹、ネコを一匹飼っています。動物が大好きで
昔からたくさんの動物たちと暮らしてきました。犬、ネコ、シマリス、うさぎ・・・」とか、
「同じ題材を描くにしてもね、いつも何か新しいものを取り入れるようにしているんですよ」とか・・・。

やさしく穏やかな口調で、ゆっくりと話し続ける真琴先生。
こんなに素敵な方だからこそ、こんなに愛あふれる夢あふれる作品を描けるんだ・・・。
真琴先生の絵が、たくさんの人々に愛される理由がわかった。
ただ単に、キレイだとかかわいいとか・・それだけじゃない。
「真琴先生の描く絵」だからこそ、こんなにまで愛されるんだ・・・。
あの素晴らしい、愛あふれる少女たちは、真琴先生の心の美しさから生まれているんだ・・・。
わたしはもう、胸がいっぱいでした。

感極まって言っちゃいました。
「先生の絵が大好きなんです。つらいときも、先生の絵を眺めていると気持ちが安らぎます。
だから眠る前にかならず先生の画集を開くんです」
「ははっ、どうもありがとうございます・・・」と照れ笑いされる真琴先生。

真琴先生が大変謙虚で思いやりにあふれている方だということは、画集や書籍、雑誌で読んだインタビューなどで知ってはいましたが、
実際の真琴先生も、とにかく、一貫して謙虚な姿勢。

しばらくして、どこかへ行っていたらしい奥様が「買ってきましたよ」と、
先生にペンのセットみたいなものを渡されました。
「お買い上げいただいたものに・・・サインをしましょうね」と真琴先生。
「明日からなので、ペンを持ってきていなかったんです。ですから買ってきてもらいました」
ええっ? わざわざわたしのために?
「ポスターにも複製原画にもサインさせていただきますよ」
「いえっ、あの・・・一枚だけでいいんです。この複製原画にお願いします」
ゆっくりと丁寧に、見慣れたあの文字でサインをしてくださる先生・・・
「ポスターにももう一枚の複製原画にもサインしましょう。原画はやめておきますね。きちんとサインが入っていますからね。
お手持ちの画集や本にもよろしければサインしますよ。期間中ならいつでも持ってきてくださいね」

わーん、先生(>_<)どこまでやさしいんですか(>_<)
もっと先生と一緒にいたい。お話をさせていただきたい。でも、もう遅くなったし、これから三人で打ち合わせとかあるかもしれないし・・・。
もう、かれこれ二時間近くいるで・・・ほんまにあたしってずうずうしい(>_<)

名残惜しい気持ちをぐっと堪えて、さよならの挨拶をしました。

「先生、本当にありがとうございました。先生がいらっしゃる間にまた、来させていただきます」
「ありがとうございます。気をつけて帰ってくださいね。またお待ちしております。東京の個展の案内状も出させていただきますね」

そして、先生方に見送られ、画廊をあとにしました。

帰り道、わたしは、今日の幸運を改めて考えていました。
15日に行けば真琴先生にはもちろん会えたけれど、きっとたくさんのファンの方がいらしているやろうから、二人でティータイムなんて絶対無理やったし、
作品を一つ一つ説明してもらえることもなかった。
なんで今日にしたんか・・・未だに不思議やけど、これはまたまたダーからわたしへのプレゼントなんちゃうかな・・・(ラッキーなことは全部ダーのおかげにするわたし^_^;)

それにしても今日のわたしって一体・・・?
なんでこんなにラッキーガール?(ガール?!)

初めての真琴先生の個展で、初めての原画を購入し、初めて真琴先生とお話させていただいたこの日のことを、わたしはきっと忘れないでしょう。

真琴先生、どうかお体大切に、いつまでもわたしたちに愛と夢と希望をお与えください。

余談ですが、わたしは、確信しています。
もし、わたしが、原画やポスターや複製原画などをたくさん購入したのではなく、
ポストカード一枚しか購入しなかったとしても、
真琴先生は、必ずや同じ態度で接してくれただろう・・・と。
時間を割いて、絵の説明をしてくださり、ティータイムに誘ってくれただろう、と。
真琴先生の奥様も、お疲れのところ、ペンを買いに走ってくださっただろう、と(またまた余談ですが、真琴先生ご夫妻は宝塚歌劇の大ファンで、ジェンヌさんたちの中にも真琴先生のファンがたくさんいらっしゃいます)。
そして、真琴先生は、そのペンで、たった一枚のポストカードに、丁寧にサインをして、日付を入れてくれただろうと・・・。

心ある人は謙虚です。
愛ある人は謙虚です。
本物は、常に謙虚です。

謙虚に生きることの素晴らしさと、人に与える影響を、改めて実感した一日でした。



今回の展示会のために描き下ろされた作品の300部限定複製原画と通常は真琴画廊でしか買えない『ユニコーンと乙女』の複製原画

複製ではありますが、素晴らしい質感です



限定の大型アートポスター

お部屋の壁に飾るととっても素敵でうっとり・・・



いただいた非売品のポストカードやファイルなどなど・・・
一番左の非売品ポストカードに描かれているのが、真琴先生が現在飼っていらっしゃるワンコ二匹とネコちゃんだそうです♪



真琴先生の直筆サイン入り
一枚一枚・・・ゆっくりと時間をかけてサインしてくださるそのお姿に、
心から感動しました。

手に入れた原画は、ただいまボードのお色を変更中なので載せられませんでした
グリーンだったものをピンクにしていただいています
仕上がりが楽しみです。


☆高橋真琴先生の個展は、
11/24まで夙川の「ギャラリー小さな芽」で開催されています。
24日まで毎日、真琴先生が来廊されます。
お近くの方はぜひぜひ行かれてみてくださいね。


最新の画像もっと見る