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観たい映画だけしか観てません。今忙しいんでいろいろ放置

『築城せよ!』 (2009) / 日本

2009-06-05 | 邦画(た行・な行)



監督 : 古波津陽





出演 : 片岡愛之助 、 海老瀬はな 、 江守徹 、 阿藤快 、 藤田朋子 、 津村鷹志 、 木津誠之 、 ふせえり








試写会場 : 新宿明治安田生命ホール











公式サイトはこちら。














<Story>






町興しのため、城を復元して観光客を誘致しようとする住民と、工場を建てて雇用を拡大させようとする町長一派が対立する猿投町。


ある夜、遺跡の発掘現場で3人の戦国武将の霊がよみがえった。


そのうちの一人の武将・恩大寺は城を建てるという夢を果たせぬまま、400年前に無念の死を遂げていた。





恩大寺の「築城せよ」との無謀な命令と振る舞いをいぶかしがる町民たちだったが、築城へのひたむきさにいつの間にか引き込まれていく。





[ 2009年6月20日公開 ]








築城せよ! - goo 映画


築城せよ! - goo 映画

















<感想>





お友達に譲っていただきました。


ご案内が出ていて読んだとき、「うーん、どうしよう? 俳優さんってほとんど知らない人か、グルメ番組のレポーターさんか(笑)どっちかだし。。。」 と、正直思ったのですが、





「ダンボールで城を作る」





という一言に惹かれてしまいました。


そんなもので、城ができるのか!?


ちょっと見てみたい。


ハッキリ言って野次馬根性ですが、そこが気になったので譲っていただきました。 ありがとうございます。











この映画、愛知工業大学の開学50周年記念事業として製作されたんですよね。


道理でストーリーも愛知県色が満載な訳です。


その着想にまずビックリ。


ですので、お城づくりに関しては愛工大が全面的に監修をしています。


実際にこの映画と連動して、ダンボールで作ったお城を展示したり講座を開いたりもしています。


監督は1度この映画を作り、リメイクしています。オリジナルは2006年のサンフェルナンドバレー国際映画祭最優秀外国語映画賞を受賞したそうです。











・・・と、後から調べてみるとかなりいろいろと前段階があるこの映画。


観始めて冒頭から、カメラがちょっと手ブレっぽい撮り方で、映画研究会のようなフィルム、そして荒唐無稽な持って行き方が続き、「うーん、これはまずいか? このまま続くなら途中で帰ろうかな」と、今年の試写会で初めて思っちゃったりして。

















築城せよ!


(C) 築城せよ製作委員会

















ですが。


恩大寺が登場するあたりからちょっと空気が変わってきた。


どよ~ん、もっさりとした片岡愛之助さんが、恩大寺に変身した瞬間に空気が違う!!


話し方から目線から。。。 そのギャップが別人のようです。


すごいなこれ。


もう帰ろうとは思わなくなってきました(笑


先祖が果たせなかった夢だとか、恩讐を未だに引きずりながら時を越えて今に至るというのも、密かに語り継いできたような物語になりそうで面白いです。


片岡さんは上方歌舞伎の方だそうですが、声の出し方からもう本物。 迫力ありますねー。 雰囲気が、「武士」そのものなんですよね。 付け焼刃じゃない武士っぽくて、そのセリフ回しにちょっと酔ってしまうくらい。 結構いろいろと映画・TVに出ておられるようですが私は今回クローズアップして観たのは初めて。 ですけど時代物に関してはかなり演技がしっかりしているように思えます。











話としては、先祖が果たせなかった夢を今叶えたい! ということで、お城がダンボールで作られるわけなんですが、


これが現代の設定で展開されて、愛工大の学生さんたちが人海戦術で出てきますね。


構造の計算などもちゃんとやっているようで、お城はちょっとやそっと子どもが飛び跳ねたくらいじゃビクともしないそうです。


名古屋城をモデルにしたと思われる屋根なんかお見事ですよ


人がこんなに乗れるのかとも思うんですが、侮れません。 ダンボールの威力(笑


ちゃんと敵役も先祖から代々受け継がれているあたりなんかは面白かったし、見せ場でもありました。


相手役の海老瀬はなさんはカワイイ系。 ちょっとサトエリに似ているような。。。 ハキハキとしてて行動力がある感じの役でした。


クライマックスの愛之助さんとのシーン、好きですね。











全体を通してかなりツッコめる感じだったけど、それも愛工大開学記念企画ということがわかったら十分納得しますね。 


クライマックスとお城はそれなりに「ほぉ・・・」と言わせるものはありましたが、やっぱり全体的にスポンサー色・地元色が強い。仕方がないことですが、果たして全国公開でこのテンションが受け入れられるのかは疑問かな。


片岡愛之助の素質がこの映画の全てと言ってもいいくらい。 江守徹、阿藤快のベテランご両人はテレビでのイメージがあり過ぎちゃいました。。。

















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今日の評価 : ★★☆














   












































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