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チューリップス・シスター第4話

2016-07-21 11:59:53 | OCNカフェ小説チューリップス-シスター
チューリップス・シスター第4話 姉妹の誕生日祝い

施設で美咲の為だけに与えられた部屋に入り、まるで隔離室に自らを閉じ込めたようでもあり、精神科医の叔父が週に1回精神療法で約15分程に時間を叔父と美咲は過ごした。
徐々に精神療法によって、神父や修道院施設の職員との距離は近づいていくように見えたが、挨拶だけの距離でしかなかった。
真理は内科医の叔父夫婦に預けられ、愛情に恵まれた生活を送っていたが、時には気分がすぐれないような様子を見せていた。
しかし気分がすぐれないのではなく、美咲との交信によって、真理は集中して美咲が描く絵を見ているのだろう。
それに気付いたのは、神父ではなく精神科医の叔父で確認後、しばらくして神父にはあとで伝えられていた。
当初の神父は半信半疑だった光景が、精神科医から伝えられた神父は心に見えた光景が間違ってはいないと思った。

神父が心の中で見えた光景とは、真理は水平線の見える海、美咲は森の中にある湖、そして海と湖は見えない地下深くの水脈で繋がっていて、真理は自由に海原を飛び回り、美咲は静かな森の中で何かを待っているという現実である。
この光景は精霊からの伝心であり、神父の心の中では精霊の言霊であると信じるようになる。
真理と美咲は、教会での行動から、神父の提案によって、全く別々の人生を送る事になった。
神父が心の中での光景を信じる事になると、その後唯一、姉妹として会えるのは6月29日の誕生日だけである。

神父は、心の中で囁く言霊の指示に従い、内科医と精神科医の叔父夫婦に話し了解を得た。
この頃、叔父夫婦は、神父が話す事を信じるようにしていた。
内科医の叔父夫婦の自宅に神父は美咲を連れて行き、叔父夫婦を含め5人での誕生日のお祝いだった。
自宅から離れようとしなかった美咲は施設の部屋の中に閉じこもっていたが、美咲自身への唯一の信頼できると思い感じ、神父のいう言葉を聞くようになっていた。

美咲は、何も言わず黙ってスケッチブックを与えてくれる神父を信頼をするようになったのだろう。
施設での美咲は、毎日のようにスケッチブックを大切にして、絵を心の中で描いていた。
しかし、神父との信頼関係はあったが、全く表情が変わる事はなかった。

3才になる、6月29日の誕生日の出来事である。
叔父夫婦は、二人に同じプレゼントを贈るが、真理は手を出してくるが、美咲は手を出す事はない。
「お誕生日おめでとう」
神父は、真理と美咲に声をかけながらケーキには1本のロウソクを立てた。
いくらか、嬉しそうな表情を浮かべながら、真理と美咲は、ローソクを見つめていた。
真理は、もらったプレゼントを開けはじめるが、美咲は、ローソクの炎をじっと見つめていた。
1本のロウソクは、2人がいつまでも双子の姉妹ある事を示していた。
そして、神父は、真理と美咲を見て、ある事に気がついた。
美咲が、炎を見つめている時、その瞳には、炎ではなく、別なものが映し出されていた。
この気づきが、神父に囁く言霊の囁きからの答えである事を、神父は知った。

神父には、ある能力があったが、美咲にも、同じ能力が備わっているのではないかと思いはじめる。
もし、美咲にも、ある能力があるとするなら、美咲自信で気づくよう導かなければならない。
神父としての役目であった。
神父は、数多くの未知の力が、この世に存在していることを知っている。
真理は、ローソクよりも、プレゼントの方が気になっているようだった。
真理には、美咲のように、瞳に映るものは、そのプレゼントであった。

神父は、美咲だけかと思っていたが、双子なのに「なぜ?」という思いがあった。
一卵性の双子であれば、同じ素質などが備わっているはずなのに、真理は、そのような姿を見せてはいない。
また1年後に、確認する事を神父は考えていた。

真理と美咲は、2人でその1本のロウソクの火を吹き消すと顔を寄せ合い、目と目を合わせ微笑をみせている。
会話ははずんでいるようだが、真理は笑顔で笑い飛ばす。
その姿を見る美咲は微笑を浮かべるだけで会話する事はなかった。
美咲が、表情を変える時は、この6月29日の誕生日だけであるが、美咲も喜んでいたのだろうか。

感情を表に出さない美咲を内科医の叔父夫婦は気にしていた。
この頃の美咲は、この微笑が精一杯の喜びの表現だったのかもしれない。

こんな誕生会が4回続いたが、真理は、美咲と同じ素質を見せる事はなかった。
真理と美咲の輝きに満ちた憂いさ、喜びに、神父や叔父夫婦は心が潤される思いだった。
時は過ぎのは早く、真理と美咲は7才になったが、小さなマリア像を持ち、真理は自ら色々な事を学んでいた。
神父は、真理は3才当時から「自覚」というものを持ち合わせていたように感じていた。

真理に自覚があれば、様々な環境の中で装う事も学習する事も出来ると、神父は思った。

美咲は、7才になっても変化はなく、施設にいても「友」と呼べる存在はないに等しかった。
まわりに他の子供達がいても、ひとり小さな声で、何かを囁き、目に見えているかのように風景の絵を描きはじめ、クレヨンは机の上そのままに。
これから先に、その絵がある出来事に重大な絵画となる。
美咲の絵は、現実にあるものを描いていた事に気づくのは、先の話になる。
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チューリップス・シスター第3話

2016-07-18 07:33:34 | OCNカフェ小説チューリップス-シスター
チューリップス・シスター第3話 姉妹の教会での行動

真理と美咲、双子の姉妹の教会での行動は、まったく正反対の行動であった。
叔父は二人を引き離す事を反対をしたのだが、神父の言葉に従う事になった。
真理と美咲の極端に違う行動によって、今後の姉妹の成長と生活を見守る事になったのである。
見守ると思っていても、見守り方は、人それぞれ違う。
神父の見守り方は、美咲に対して接触は持たず、美咲が求めてくるのを待つ事だった。
叔父夫婦の真理への見守り方は、常に接する事、そして真理の為に環境を作り出す事であった。

3才になる姉妹は、この日を境に別々の人生を送る事になったのだ。
二人が唯一姉妹として会えるのは、年1回の誕生日の日だけである。
神父は、子供の成長は早く、3カ月事に発達と成長の違いを見定める必要があった。
これは、神父の考えではない。
神父は、ある能力を持っていたのである。
その能力によって、ある者からの言葉によって、神父は動かされていた。
イエスの声や精霊の言霊とは違い、神父の心に響く、神父の中で眠っていた神の囁きの言霊である。

2人の誕生日は6月29日である。
もうじき3才の真理と美咲は、2人でいる時は何故か物静かで、笑みは浮かべるが大人しいものであった。
2人でいると物静か、2人を引き離すと、極端に人生の中に有る生活感が変わる。
生活環境だけが、この姉妹を変化させるのではなかった。
神父の心に囁く声は、神父の心に常に姉妹の生き方への導き方を指示するかのようだ。
神父には真理と美咲の心の音が、時計の針が回るように、真理は早く回る秒針の鼓動の音、美咲は時間を刻む静かな音。
そして神父の心の中にある言霊によって、ある光景が浮かび上がる。
真理は水平線の見える海、美咲は森の中にある湖、そして海と湖は見えない地下深くで繋がっている。
真理は自由に海原を飛び回り、美咲は静かな森の中で何かを待っているかのようだった。

その心に描かれた光景は神父の心に抱く思いの引き出しの中に封印して、神父の覚悟として言葉に出す事はなかった。
幾つもの引き出し、いつでも開ける事が出来るよう、真理と美咲の為に神父は自分自身の寿命という覚悟をしていた。
姉妹の未来の人生を覚悟を持って、後に真理と美咲の人生を導く事になる。

教会で見た真理は、笑顔を持ち、素直で真っ直ぐな性格人格を持ち行動していた。
叔父夫婦宅にいる真理は、笑顔を絶やさなく、多大で豊かな好奇心を持っていた。
叔父夫婦にとっては、心を癒してくれる子供となっていく。
一方、美咲は独りになると感性個性なのか、沈黙する何かを抱いていた。
美咲は、施設では部屋に引きこもり、外に出た時でも、他の子供達と関わる事はなかった。
毎日のように小さな声で床に座り、美咲は何かを呟き囁いている。
神父は修道院での話し合いで沈黙した何かを見つける為に、美咲に1冊のスケッチブックを渡してみる事を考えた。
神父の思いは通じたのか分からないが、美咲は初めて顔を上に向け、神父の顔を見つめ神父が持つ物に興味を持った様子だった。

その後、美咲は与えられた自分だけの部屋に閉じこもり、絵を描くようになっていく。
スケッチブックがなくなると、美咲は、部屋を出て歩き、描き終えたスケッチブックを神父に渡す。
そして、神父は、新しいスケッチブックを美咲に渡す。
神父と美咲との関係は、これだけであったが、その絵は美咲の思いが描かれ何かを求めるかの様だった。
美咲は、施設にいる間は何も言葉する事はなく、笑顔を見せる事もない。
姉妹二人でいる事で神父は、心に持つ光景を思い出す、そして真理と美咲の成長が遅れる恐れを感じていた。
見た目では正反対の性格と、愛情の捉え方の違いがあった。
これからの二人の人生がどうなっていくかはわからない、美咲には、真理ではない多くの友を必要としている。
神父はスケッチブックを渡すだけだった。
美咲への対応を修道院や孤児施設の職員と常に話し合いをして成長と共に関わり方を決めていくが、施設での生活の中で他の子供達と接する事は一切なかった。

美咲にとっての「友」とはどういうものなのだろうか、まだ神父には気づく事が出来なかったが、決めていくのは美咲自身だと思うようにしていた。
人類の世界では見える「友」とは、人間である。
しかし、美咲にとっては、現実にあるものではなかったのかもしれない。
神父は聖書その他書物の読み返し、この世界中の出来事の由来にまつわるものを全てを調べはじめる。
ある時、神父の心の中で囁く言霊があった。
この囁きは、これまでの囁く言霊ではなく、美咲の成長と共に囁く言霊は変わっていく。

「神父よ、貴方は、きっと気づく時が来る、美咲は、もう何かを見つめはじめている」
常に変わる言霊は精霊や妖精、心の神であったりする囁く言霊達の言葉である。
この頃には、まだイエスが真理と美咲を導く為の言霊は無かった、イエスの伝令の言霊は遠くに離れている場所にあった。

叔父は、真理を養女として引き取り、神父は美咲の身元保証人となり、教会の修道院に預ける事になった。
しかし、いつになっても美咲は、他の子供達と遊ぶ事はない。
神父が一緒にいても最初だけ、あとは自分の部屋に閉じこもり小さな声を呟き机に向かい椅子に座りスケッチブックを見つめるだけである。

美咲に神父は最初にクレヨンとスケッチブックを渡したが、その後クレヨンを渡す事はなかった。
何故だろうか、神父も施設職員も不思議に思い、1日7回巡回し確認をしていた。
そして、美咲はクレヨンを使用した形跡がない事を知る。
美咲が描くものは、クレヨンを使わずにスケッチブックに見つめるだけで描く事が出来る、心の中と瞳に映し出されたイメージがスケッチブックに描かれていたのだ。
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チューリップス・シスター第2話

2016-07-16 07:14:37 | OCNカフェ小説チューリップス-シスター
チューリップス・シスター第2話 神父への相談

真理と美咲の母の失踪は、警察による捜査は、困難をきわめていた。
何の手がかりも、つかめぬまま時を過ぎていくが、徐々に警察からの連絡も少なくなっていく。
自宅内全ての捜査をしようとする警察の姿は、真理と美咲にとって、とても嫌な光景であった。
警察官を見つめる真理と美咲は言葉をだす事なく、警察官の足に絡みつき離れようとはしない。
自宅内捜査が出来ない事を、警察官は叔父夫婦へ伝えたが、叔父夫婦も真理と美咲の二人の行動に戸惑うばかりだった。
叔父夫婦は、真理と美咲を預かろうとしたのだが、自宅の外に出ると途中で、どうしても農園にある自宅へ戻ってしまう。
精神科医師である叔父は、知り合いの教会の神父に会い、真理と美咲の今後の相談をする。

神父は真理と美咲に会ってから今後の事を考えましょう、早く二人合わなければ、と言った。
叔父夫婦は、「早く会わなければ」という言葉が気になっていた。
何故なら、精神診断では問題はなかったからだ。

そして叔父夫婦は、農園にある自宅にいる真理と美咲を迎えに行く。
真理は、素直に叔父の言う事を聞くが、外には出ようとしなかった。
美咲は、叔父夫婦の声かけに答える事なく、自宅の部屋から離れようとはしなかった。
美咲は、部屋の押入れに入り、布団をかぶっていた。
叔母は、何度も声をかけるが、返ってくる言葉もなかった。
「美咲、一緒に行こうよ」
真理の小さな声かけで、美咲は押入れを出て、真理について行くようになると思った叔父夫婦。
しかし、真理は声をかけているだけで美咲に寄り添うだけだった。
農園にある自宅にいる真理と美咲を、叔父夫婦の自宅ではなく、何としても嫌がる二人を説得し教会ヘと向かわせようと思った。
真理と美咲は手と手を繋ぎ、ただ黙り震えているだけで動く事はなかった。

しかし神父の姿を見た真理と美咲は神父をじっと見つめ、神父は何も言わず両手を差しだすと、二人の瞳は笑みを浮かべ立ち上がる。
真理と美咲は神父の手に、二人が手を当てると立ち上がり、首を縦に振った。神父に何かを感じたような真理と美咲だった。
警察官は真理と美咲が自宅から外に出ると自宅内捜査を始めるが、何故か二人の姿を思い浮かべると捜査の途中でやめた。
警察官達は、何故途中で自宅内から離れたかは不明、神の思し召しかは全く分からないが何かに誘導されるかのようだった。
ただ、警察官が持っていたのは、フォトアルバムだけだった。

叔父夫婦は、厚着のコートを着せ自宅から教会まで歩いて行く事になる。
歩いている途中、真理と美咲は叔父夫婦と手を繋いているが、真理と美咲は一切、会話をする事はなかった。
ただ、約1キロ程の道を一緒に歩いている姿だけである。

教会へ着くと、真理はキョロキョロしながら教会の中を見回していた。
もの珍しかったのか、何かを探すかのようだった。
美咲は、教会の椅子に下を向きながら、黙って座っていた。
教会へ入ると、二人は繋いだ手を離し、真理はゆっくりと静かな足音でマリア像へ向かっていく。
美咲は下向き加減で、椅子に座り、独り言か歌なのか小さな声で囁きはじめた。

教会には、孤児を引きとり預かってもらえる施設があった。
二人の情景を見て、神父は何かを感じた様子で、二人は、一緒に生活をする事は避けるべきと、神父は叔父に話しをした。
しかし、叔父夫婦は、どうしても納得がいく事が出来なかった。
「どうして二人を引き離さなければならないのですか?」
「なぜ、姉妹を離れ離れにしなければならないのか、その理由とは何ですか?」
叔父夫婦は、神父に聞いた
「二人を時々会わせるのはいいのだが、一緒に暮らす事は、負担がかかりすぎるでしょう」
神父は、叔父夫婦に話をした。
そして、二人の子を守りたいのなら、そうすべきだと強く叔父夫婦に話をしたのだ。
叔父夫婦もキリスト教徒で、完全に納得はしなかったが、戸惑いながら神父を信じて言う事に従う。

姉の真理は叔父が引きとり、妹の美咲は教会にある修道院の施設に預ける事になった。
話し合いの後、叔父夫婦は具体的な対応を聞き、戸惑いから真理と美咲を見ながら冷静に考えはじめる。
神父には、今後の真理と美咲の何かが見えているのではないかと思うようになった叔父夫婦だった。
今後の双子の姉妹、真理と美咲の将来の行く末と人生の向かう先を感じ、何かが見えていたのだろうと叔父夫婦は考え信じる事にした。

話し合いが終わる頃、教会の中ではマリア像の前に立たずむ真理の姿があった。
しかし、マリア像には全く興味を示さないで椅子に座ったままの美咲の姿は、真理とは全くの正反対の行動である。

普通に考えれば双子の姉妹なら、手を繋ぎ不安げにも椅子に座る二人の姿があるだろう。
または、マリア像に興味を抱きながら、マリア像の前に姉妹で立ちすくむ姿あるだろう。
神父の話を聞いてから叔父夫婦は、教会内での姉妹の姿を見て、神父が話した姉妹の生き方を考え、真理と美咲の見守り方を考えていた。
「神と精霊のもとで必ず守られるでしょう」
真理と美咲を見つめる叔父夫婦の後ろから、神父は冷静に声をかけ別室へ足を向け静かに入っていった。

真理は、マリア像に母の姿を映し出し、美咲は、母は自宅に戻ってくると信じて思い描いていたのかもしれない。
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チューリップス・シスター第1話

2016-07-13 12:01:51 | OCNカフェ小説チューリップス-シスター
序章

私達人類は、現実の世界にしか存在されていないと思う方が殆んどでしょう。
その現実の世界を歪める者の存在を信じる事が出来る人は極稀に少数で、この世で人から離れ、孤独という人生を歩んでいる事でしょう。
この世界に、もし「神」がいるとすれば、「天使と悪魔」、「天国と地獄」がある事でしょう。
この世界には、天使と悪魔が人間の身体を借りて存在しているとしたら、それを知らずに、人生を過ごせるのは「幸せ」な事なのでしょう。
私は大丈夫、天使でも悪魔でもない、そう思えますか。
自分の周囲を見回して見て下さい、誰もが幸せだと思えますか、誰もが幸せそうに見えますか、本当にそう思えますか。
目に見える現実だけで、生きられない存在もあると思えませんか。
誰かにすがり、助けを求めて、生きていく人達の姿を見た事はありませんか。
様々な宗教というものがあります。
しかし、宗教というものは何から作られたのか?その真実は誰かが様々に創りだしたと思えませんか。
世界中には様々な「神」の存在があると思います。
しかし、本当の神というものは、人々の心の中に宿り自身が抱き持つものだと思います。
13世紀以前から、迷信や伝説が各国各地に残されています。
「エクソシスト」「シャーマン」「北欧神話」「ギリシア神話」「アトランティス文明」等が、現実に存在していたとしたら迷信や伝説が現実なものになるのかもしれません。

チューリップス・シスター第1話 「両親との別れ」

晴れた日には、いつも空を見上げる、夫婦の姿がある。
その空は、真っ青に、真っ白に、涙のように降る雨、時には、怒りのような稲妻、夜になると月の輝き、数え切れない星々、季節ごとに幾つかの星を結びつけ星座を創りだす。
宇宙から見れば、地球という星は、水源を持ち、青く輝く小さな星である。
この小さな星には、人類が作り出す、世界がある。
その世界の中には、数百億年で進化を遂げた人類と小さな生き物達が生息する。
しかし、世界には、人類や生物だけではなく、他の次元も存在し、目に見えない存在もある。
人類は「神」を崇め祈りをささげる。
神の存在があるとすれば、その神によって創られた、天国の光りの輝き、地獄の炎の輝きを創り出している。
世界に生きる人類の殆んどが、目に見えるものに左右されて生かされている、それが現実でなのです。

古来の話では、信じるものを「神」と崇め、天使と悪魔の存在をを知っていた。
ゆえに「エクソシスト」「シャーマン」もこの世に存在していたが、時代が過ぎると共に忘れさられた。
人類が光りの世界に残り「エクソシスト」「シャーマン」の存在は影となり、別な次元の世界「時間の空間」や「人類の心」に存在する事になった。
しかし、神の存在を信じるものも、この世に少なくとも、存在している。
徐々に、光りの世界の動きは変わっていくと共に、闇の世界も変わっていく。
犯罪や自殺するものが多くなりつつある、この世界に、闇の支配が拡がりつつあった。
神は、天国と地獄のどちらでもなく中立の立場であり、天使と悪魔を創りあげ、天国と地獄の仲介役を人類の中に創りあげたのです。
これから生まれてくる命に「ある能力」を与え、その能力が目覚める為に残酷な試練を与える事になる。

神は、その能力は各国の選ばれた人類の心の中に、まき散らしていました。

しかし「神」は完璧なものではなく不老不死ではない、人間と同じように時には「死」を、時には「ミス」を起こしてしまう事もある。
時代の流れの中に神の存在はあるが、時には人類の進化は飛躍に遂げ、神の伝令が届く事が出来る時と出来ない時もある。
そして、神の元の天使でさえ、神と協力するのが当たり前なのに、まれに神を裏切る天使が出てくる事もある。
人類もまた、天使のように、悪魔のようになる時がある。

過去の残酷な試練を、何十年何百年何千年何億年もかかり、苦しみながら乗り越える双子の姉妹の姿が見えてくる。
何ヘクタールあるのだろうか、緑に生い茂る農園と、色鮮やかに生い茂る花畑がある。
ここは「佐々木直継」と「妻、高子」の夫婦で経営する農園である。
農園の隅には、きれいに花を咲かせる花畑がある。
野菜農園の仕事の傍ら、高子は花畑をつくり花の出荷をしていた。
神は、この夫婦に、残酷な試練を与え始めていた。
自然と共に暮らす二人の生活は平凡だが、二人の子を授かり、幸せな生活をしていた。
そんな時、神は考えもつかない残酷な運命を、この家族へ与えたのだ。
直継と高子の間に一卵双生児の子「姉の真理」と「妹の美咲」が生まれた。
産まれた双子達は、そっくりな容姿であった、しかし1つだけ違いがあった。
この時は、まだその違いを知る事はなかった。

高子は、しばらく仕事を休み、真理と美咲の子育てに没頭していた。
父の直継は、仕事の合間には、高子の子育てを手伝い、以前よりも平凡な生活の幸せをかみしめていた。
しかし、社会経済が低下すると、時代と共に経営が思わしくなって行った。
あれほど幸福に見えた直継と高子は、時に言い争う事が徐々に多くなっていく。
4人で暮らす苦しさは、直継と高子の笑顔、人生の生き方を奪っていく。
直継はたびたび銀行へ足を向けるが、融資がどうしても受けられず、経営は困難となる。
直継は酒びたり、仕事もせず過ごす事が多くなってきた。
高子は1人で農園と花の出荷に追われていたが、高子は無理がたたり横に伏せる事になった。
農園も、花の出荷も、経営は出来なくなり、直継は、二つある小さな倉庫内で首吊り自殺をしてしまった。
この時点で、神は、真理と美咲の双子の姉妹の間に、ある特別な能力を備えていた。
夫、直継の自殺によって、高子は精神不安定となり、内科の医師をしている叔父へ治療と今後の相談をしていた。
医師の叔父にあたる精神科医に依頼をし、高子は、精神療法を受けていた。
子育ての出来ない高子は、叔父夫婦に真理と美咲を預けていた。
しかし、高子は、真理と美咲が3才になる頃、家を出て失踪してしまう。
叔父夫婦は警察に失踪届けは出したが、その後の高子の行方は警察の捜査でも誰も分からなかった。
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善の心を忘れずに

2016-07-08 12:21:36 | 人生寄り道より
誰でも人生には、善と悪を持っている。
悲しみや苦しみ、哀れみの中でも、常に、どれかを選択するものだと思う。
喜びや楽しみ、憂いなども同等であり、常に日頃から心の中に抱くものだと思う。

自分の心の中心にある善と悪とはなんだろう。
喜怒哀楽の中にも善と悪が隠されているものだと思う。
初心に戻るには、人生の中での体験と経験が必要であり、大切にしなければならない。
だからこそ、初心に戻る事が出来るのだと思う。

体験や経験が無く、考え方が浅くて、愚か者であれば、戻れる心の持つ初心というものはない。
誰もが、愚かな人間の姿を持っているものだと思う。
しかし、人生の尊さに気付ければ、おのずと良きも悪くも誰かが与えてくれるものだとも思う。

自分一人では、善の心では生きられないのだとも思う。
きっと、誰かがの言葉で、気づく時が来る(訪れる)と思う。

善に染まるも、悪に染まるも、自分次第なのだ。
人生には、与えるものと、与えられるものがあるのだから。
善の心を忘れてはならない。

善の心とは何だろう…  良く考えてみよう 自分で…

自分でわからないのなら、誰かを頼り、良きアドバイスと良き導きがある事を願う。
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