ROCKS LOUNGE

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Facebookの功罪

2011-12-16 | diary

これまでSNSやTwitterは長らく意図的に避けてきた。

表向きは一行メディアじゃ自分の言いたいことが伝わらない。本音ではネットワーキングが面倒だ。

といったところか。

ところが仕事柄、最近はWebプロモーションの世界も、ブログからTwitter、更にはFacebookへとソーシャルメディアの進歩は激烈で、責任者としては否応なしに参加せざるを得ない羽目になった。みんなが一生懸命やってるのに、自分だけ知らんぷり、興味ないから勝手にどうぞ、という訳にもいくまい。

仕方なくFacebookのアカウントを作成した。

ところが、である。やってみると、中毒者が出るのも分かる。

まず書いたコメントに即座に読者からのレスポンスがある。顔の見える間柄だから、ついついあの人が書いてるなら、いいね、しなきゃ、というのも実際はある。ただ、書き手は反応が見えれば、素直に嬉しいものだ。

Twitterより優れている点は、まずは、いいね、ボタンがあること。一々コメントで反応しなくとも、あ、面白いね、と思ったら軽いのりで、いいね、できる。わずか1秒。これはコミュニケーションのハードルを大きく下げていると思う。

そして、よく言われることだが、全て本名でアカウントを取る文化なので、くだらないネタは少なく、真面目に興味をそそるようなネタも多い。皆が責任持って発言するので、硬軟織り交ぜたような情報が手に入るツールとしても優れている。Twitterのような、まさに一行メディアではなく、ビジネスから政治家の主張まで格式ばった内容も多い。もちろん、一方で2ちゃんノリのものも含まれるので、その多様性を楽しむことができる。

加えて本名であればこそ、過去の知り合いとネット上で再会もできる。私も、高校時代の同級生と実に20年以上の歳月を経てFacebookで再会した。名前だけでなく、顔写真や今の仕事、はたまた卒業学校や生年月日など。一定の個人情報があるからこそ、可能になることだ。

この11月頃からFacebookを始め、あっという間に友達は200名近くにもなった。若い社員からも友達申請があったりして、どんどんとネットワークが拡張していく。もちろん、この中では役員とも新入社員とも、関係なくつながることができる。

結局、日に数回は投稿するヘビーユーザになった。またブログの癖なのだろう、文章は結構長く一行で終わることはない。雑談から仕事の話や得意の精神論まで、硬軟織り交ぜて書くようにしている。

ただ、やはり顔の見える読者を意識することで制約はある。200名もの知り合い、しかも私にも社会的な立場(ちっぽけものだが)があったりするので、何でもかんでも好き放題に言う、ということはできない。

特に政治や宗教、つまり思想がかったテーマはFacebookには馴染まない。政治家・思想家ではなく、多様な価値観のもとで組織人として生きる、一サラリーマンなのだから。

そのため、私の保守的な思想や政治信条などは封印している。それこそ、オープンメディアであるブログで書くことにしないと。。。

 

ところが、やはり電車往復の時間をFacebookに裂かれると、ブログには手が出せなくなるものだ。1回あたりの処理時間もブログではかかるし、同時並行はなかなか難しい。

という訳で大分時間が空いてしまったことの言い訳をつらつらと書いてみた。

まぁ、自分の性格からして、一旦Facebookを始めると、のめり込むことが自分でも分かってたのだが。。。それこそが、これまでソーシャルメディアを触らなかった本当の理由なのかもしれない。