おおひなたごう◆SILVERY NOTE

ギャグ漫画家おおひなたごうのブログ

bogalusa(ボガルサ)

2007年06月10日 00時11分07秒 | 音楽


テッシンとダイのJIVEユニット「bogalusa」の1STアルバム「TALKING ABOUT DIME」を聴く。

音楽の話は興味ない人にはどうでもいいことでしょうが、
分かりやすく説明するから読んで!

JIVEと言っても馴染みのない人も多いだろうが、実はコレといった定義はなく、
人によって解釈も様々。
語源は「黒人達の使うスラング」から来ているようで、
音楽的には小気味よいスウィングジャズに、ちょいとユーモアをスパイスした感じ。
代表的なアーティストはルイジョーダン、キャブキャロウェイ、
日本では吾妻光良&スウィンギンバッパーズ、バンバンバザールなど。


音楽の一ジャンルと言うよりも、その姿勢やスタイルを指していると解釈しています。
自分が以前活動していたバンド、RED LIGHT GO!もその辺を目指していたバンドでした。

で、bogalusaなんですが、これが実にいい。
ルイ・アームストロングを下敷きにしたテッシンのそのボーカルスタイルは、
時にコミカルに、時に怪しく、飄々と変幻自在。
間違いなくジャイヴを体現しているアーティストの一人。

ドラムレスで、音自体は抑えめで派手さはないが、その分しっかりまとまっていて、
テッシンの歌の魅力を良く引き出していると思う。

自分がRED LIGHT GO!を始めようと、バンドメンバーを探していたのが2000年。
「吉祥寺の路上で演奏しているバンドにいいベースがいる」と聞いて、
引き抜くべく吉祥寺へ向かうと、そこにはベーシストよりも断然目を引くボーカリストが。
それがテッシンでした。

夜の吉祥寺を楽しむ人達でごった返す中、
マイクも使っていないのにもかかわらず、よく通る太い声がアーケード街に響き渡る。
声を管楽器のように出して見せたり、跳ねたり踊ったりしながら演奏するその姿に
驚きと喜びでしばし釘付けでした。

結局その時のベーシストをRED LIGHT GO!に引き入れるワケですが、
その時以来テッシンのことを自分はずっと注目していました。
何度もメンバーチェンジを繰り返し、
なかなか固定メンバーが決まらずに四苦八苦しているようでしたが、
ようやくこの度のアルバムリリース。
本当に待ちました。
心から祝福します。

JIVEは生で見るのが一番。
本当に楽しいテッシンのライブ。
興味がある方は是非一度足を運んでみてください。
CDはアマゾンでも販売しているし、ヴィレッジヴァンガードでも買えるようです。


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