![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c1/3f0b3ef149d58b40344981917a70adba.jpg)
さてムービーTF第四弾、いよいよスタースクリームの登場です。
スタースクリームは前作に引き続き続投したTFの一人ですが、単に前作版のリペでは無く完全新規造形となっています。開発者はスタースクリーム
を含み“前作版のリペだと買って貰えないから、新規造形にしたりパーツを変更した”と言っていました。ねぇ、単なるリペのラチェットは?話をスター
スクリームに戻しますが、あの奇抜な体系を見事に再現しています。その皺寄せがビークルモードに来ていた旧版ですが、さて今回は…?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/50/4707315018b2fad6cb45039cd1a9a6a4.jpg)
ご尊顔拝見…旧版では機械的なデザインでしたが、今回は生物感の強まったエイリアン的造形に。目が大きいせいか、
どことなく昆虫っぽい雰囲気があります。
前作のラスト、ディセプティコンで唯一宇宙に逃れたスタースクリーム、その事をメガトロンさまに厳しく追及されていました
が、ザ・フォールンのご意思と言い訳していました…単なる言い訳とも思ったのですが、どうやら本当だったみたいです。
まぁスタースクリームの事ですから、願ったりかなったりだったのでしょうが。そしてその時を始めメガトロンさまに折檻され
まくり、足蹴にされるは腕を引きちぎられるわと今回はいいトコ無し。前作では高い戦闘能力を見せていた彼ですが、今回
はこんな散々な有様で“こんなのスタースクリームじゃない!あいつはもっと強くてかっこよかったぞ!”という前作映画から
入った新規ファンの声もあちこちで聞こえましたが…“実力はあるけどヘタレ”と言うのが本来のスタースクリーム像なんだ
ぜ若いの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/5c/e3d209f3a96dfc5358bdf5647b789b99.jpg)
可動は一通りは動きますが、体型が独特なせいか各関節に癖がありますね。膝は可動しても逆関節で動かすのに
慣れが必要だし、こんな体型では腰可動は絶望的だし、画像の通り“肘関節は手の甲を上に向けた状態でしか動か
せない”と、何かと融通が利きません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/cf/effc0a6ecfc27efe2ded527fb3fb8b57.jpg)
旧版と比較してみましょう。旧版と比べると若干足が短めになっていて、それでいて全体的にスリムになっています。こうして見ると、巨大な腕もあって旧版の
方が全体的なバランスが取れてますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/3a/708cf238fe5f6cf03b48abdfafa02fdb.jpg)
武器は旧版と同様のミサイル、スプリング式で発射されますが今回は単発、しかも普通にボタンを押すだけで特に芸はありません。しかし、ミサイルを
外すと銃口がガトリング報に変化します。前作映画の劇中でもミサイルとガトリング砲を使い分けていたので、これは素晴らしいアイディア!このミサイ
ルを使わない時は、背中の翼に付け余剰パーツにならない様に配慮されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/5d/9373b355903a97afe3e5b080c397ab0a.jpg)
ではメックアライブのご紹介。
首を回すとそれに連動し、胸部内にある複数のギアがギュルギュル駆動します。ヴォイジャーメガトロンさまに似たギミック(本当はこっちの方が先)ですが、あっち
と比べて駆動するギアの数が段違いなので、派手さではこちらの方が上です。ただ…やはり静止画像では分かりにくいですね。メックアライブって動画じゃ無いと
上手く説明しにくいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/fa/93cc1a0d6f8869cf0790b53c8f90a3a0.jpg)
ビークルモードは旧作に引き続きF-22ラプター。旧版では無地でしたが、今回はゴーストスィーパー美神の小笠原
エミみたいなタトゥーが入ってます。これはエイリアンタトゥーとされており、なんでも今回の劇場版の前日譚に当た
るアメコミでこのタトゥーを入れる経緯が描かれているそうです。それにどんな意味があるかは知りませんが、今回
はこのタトゥーのせいでレノックス&エップスに一発で正体を見破られてました…前作では騙せたんですけどねぇ。
ロボットモードで腕に付けていたミサイルは、実機の通り翼下に付けることが出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ca/defc63725b1925e3eb1adf946ebed10c.jpg)
では旧版と比較…旧版にて一番の不満点が“機体が厚い”事でしたが、今回はその弱点が完全に克服され、実機に近い平たい形状を再現して
います。これまでスタースクリームの玩具は幾つも作られましたが、実機に近い形状を実現出来たものはありませんでした。強いて言うならEZコレ
クション版(それに当たるものは海外版だけで、2009年までは日本では発売されませんでした)でしたが、ここに来て漸く平たいラプターを再現出
来たのです!ああ感無量…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ea/b88f74c444391fa4032ee8f9cdb54657.jpg)
ただ、機体後部にロボットモードの手がそのまんま露出してるんですよね…ここだけは本当に惜しい。でも視点に
よっては隠れるし、それに私はそれよりもエイリアンタトゥーの無いリアル塗装版が良かったと思っているので、こ
の手に関しては私はそんなに不満は感じていません。よく見ると、上の方にバーニアがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/5b/32363a29a6f5febb78c5849188594be0.jpg)
変型シークエンスです。ミサイルを外し機首を折り曲げ、主翼や垂直尾翼を折り曲げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/81/b68e4531251c913dd51cbc92aa240772.jpg)
機体後部を左右から二分割し、右画像の様にガバッと開きます。それと同時にロボットモードの頭が現れたのがお分かりでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/4d/676f04566d1150dc49799679ab30f5e2.jpg)
そのまま移動させ、尾翼を始め各部を変形させ、ロボットモードを形作ります。それにしても凄い変型パターンですね…よくこんな斬新な変型を思いついたなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/37/6cbd8f7edc6768f3c83360eacd1e1f93.jpg)
そして垂直に立たせ、翼を折り畳んで変型完了です。スタースクリームの変型は、機体後部を大胆に開く事が大部分ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/60/9a45a2208640065951d004091744d915.jpg)
ミクロマンと比較すると、その変型が非常に独特なものだとお分かり頂けると思います。この発想には唖然とするしかありません…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/f8/ec21a2791893f1df761491731fc18bf6.jpg)
す、全てはザ・フォールンさまのご意思でして…。
総評としては、旧版での最大の不満点を見事クリアし、それでいて新機軸を盛り込んだバランスの良い仕上がりになったと思います。あとは可動に気を使ってくれ
たら傑作玩具になれたと思うのですが…。その変型の斬新さは非常に面白く、それでいてロボット&ビークル共に纏まりの良い形状にあるので、私はお勧めしたい
です。ただ劇中での活躍があんまりだったせいか、売れ行きは振るわなかったみたいですね…残念。
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