今回ご紹介するのは、ディセプティコン兵士“ラヴィッジ”。
ラヴィッジと言えば、初代TFで初登場した日本名ジャガーの獣型TFですが、前作のフレンジーに続きカセットロン部隊出身TFが実写映画に登場した形となります。元が獣型なので、やっぱり今回も
獣型。全体的にトゲトゲしていて骨を思わせるデザイン(特に骨)にアレンジされていますが、腰に火器が備わっている点はやはり初代を意識したものではないかと。
ご尊顔拝見…
劇中ではもっと有機的なフォルムでしたが、他の製品共々ロボット的な感じに。一つ目のインパクトは大です。
本編では、サウンドウェーブに単身地球に派遣され、ディエゴガルシア島に保管されていたオールスパークの破片を
リードマン(ラヴィッジが体内から吐き出していた小型TF…ただし製品化されず)に奪取させ、これを持ち帰りメガトロ
ンさま復活に使用しました。その時、海底のメガトロンさまの下へ器用に泳いで行ったのが印象的でした。その後は
砂漠でランページと組みバンブルビーに襲いかかりましたが、尻尾をつかまれ脊髄ごと引きずり出されて死亡…なん
という残虐行為手当。出番も印象もそこそこあるので、下手なコンストラクティコンよりずっと目立ってました。
可動は…元々が獣型なので他のフォーマットとは外れますが、微妙に融通が利かない感じ。
脇も開くし腰も捻れるのですが、手首が斜めに向かないので設置性がイマイチ(ただし四つん這いなので転倒の心配は
無し)だったり、首が完全に固定なのでポージングにかなり制限が出来てしまいます。せめて斜め前を向ければなぁ。
武器は先ほども少しだけ触れた、腰に付いている機銃。劇中ではディエゴガルシア基地に潜入したインセクティコン
を援護するために使用していました。可動範囲は縦方向のみで横方向には回転せず…惜しい。
メックアライブのご紹介に入ります。
腰の所から出ている太いトゲ状のレバーを後方に引っ張ると、首が伸びて耳が後方に倒れ口を開きます。逆にレバーを押しこめば、
今度は首が収納され耳が前方に倒れ、口を閉じます。これは噛みつきアクションをイメージされたものだと思います、中々面白いの
ですがこの為に首が固定になったと思うと…うーん。
せっかくだから上司とのツーショット…本当はサウンドウェーブの方がもっとデカいんですが、細かいことは気にしない様に。
ビークルモードは…厳密にはビークルモードでは無く“リエントリーモード”と言って、プロトフォーム司令官&スター
スクリーム同様に大気圏突入用形態だそうです・体を折り畳んで抵抗の少ない姿へ変形したわけですが、隕石状
だったプロトフォームご両人と比べると随分違います。
真上から見るとこんな感じで、翼が有ったり銃器が有ったりとなんだかシューティングゲームにでも出てきそう
な感じ。意外にかっこいいです。
変型シークエンス。機首を左右に開き前足を形成、期待底部を後方い折り曲げ後ろ脚を形成します。この時に
さり気なく後ろ足の付け根も変形していて、ビークル=ロボットとでプロポーションを調整することでシルエットを
変えよう、そして“ただ丸まるだけの変型にはしないぞ”と言う意図が見えます。
下半身と尻尾を定位置に持っていき、翼を折り畳み翼パーツと本体を接続しているアームに沿って移動させ、胴体に密着させます。こうする事で、翼パーツが胸部を
形成するようになっています。変型そのものは比較的シンプルな見立て変型ですが、フォールンほどでは無いにせよ説得力のある変形と言えるでしょう。
ではミクロマンとの比較。左画像だけで見るとそれほど大した変型には見えないんですけど、アームによるパーツ移動とかがあります
ので、実際に弄ってみると決して手抜き変型では無いのが分かります。
総評としては、非常にお気に入りアイテムではあるのですが惜しい。変型については取りあえず不満点は無いのですが、ロボットモードにもう少し
遊べる要素があれば…具体的に言うと首。やっぱり首が固定だと非常に制限が大きいですよ。獣型キャラにしては腰の回転も出来るんだから、
せめて首にボールジョイントの一つでも仕込んでほしかったです。この構造なら、首と頭を別パーツにしてその中継部にボールジョイント仕込むとか
はなんとか出来そうな気がしますが…やっぱり原油高のせい?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます