ももんがの戯れ言

自分では普通のつもりのオッサンが感じた事をボチボチ書いていきます。

[意地?維持?]

2006年07月23日 13時34分01秒 | 新聞ネタ[政治]
 自民党総裁選への福田氏出馬断念を受けて、各派閥がゴソゴソ動いているようですが、「津島派」とかいう連中が出来もしない事を考えている様子・・・。

 2006年 7月23日 22:15 KYODO NEWSより引用
 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006072201004369
<引用開始>
「非安倍」の候補模索 額賀氏擁立論が浮上

 福田康夫元官房長官の自民党総裁選不出馬により、安倍晋三官房長官が優勢になった事態を踏まえ、安倍氏に距離を置く党内勢力は22日、新たな候補擁立を含む対応の見直しに入った。
 党内第2派閥の津島派では、額賀福志郎防衛庁長官の出馬論が浮上。与謝野馨経済財政担当相の擁立を目指す動きも出ている。ただ、福田氏に出馬を促したような派閥横断的な広がりになるか微妙で、既に出馬の意向を示した麻生太郎外相、谷垣禎一財務相は、福田氏支持勢力の取り込みに全力を挙げる。
 津島派は、中堅・若手から額賀氏擁立論が強まりつつあり、額賀氏が25日に所属議員と対応を協議する。ただ、同派の半数近くの参院議員をまとめる青木幹雄参院議員会長が慎重な立場とされ、同派出身の久間章生総務会長も22日、「官房長官、外相、防衛庁長官が外交、安全保障で論争するのは国益にかなわない」と消極的な姿勢を示した。額賀氏は近く青木氏とも会談する方向だ。
<引用終了>

 福田氏出馬断念という状況を見ていると、自民党全体の体力が落ちている事が容易に想像できるワケだけど、いくら人材が確保出来ないからといって、額賀氏の出馬ってえのは「アリエネー」だろうと思う。
 先の「敵基地攻撃論」なんて、世界情勢を見ながら熟慮した上での発言とは思えないし、日本の政治家としては、対外的に公言しちゃイケナイ「反則技」だった。
 結果、安倍ちゃんの「もみ消し工作」で何とか難を逃れたものの、「総裁の器」じゃないのを周知する事になっちゃったワケだ。

 額賀氏の発言は、「日本も追いつめられれば噛み付く」という、考えてみれば「当たり前」の事柄を諸外国に認知させ、周辺諸国の安全保障を再チェックさせる事には役立った。
 熟慮せずにフィーリングで軽く発言しちゃうというのは、小泉のおっちゃんの得意技だが、「何もない野原にカラッ風が吹き抜ける」が如き「小泉対応」は額賀氏には無理だし、一度小泉政治で学習した連中は、二度と同じ手は喰わないだろうと思うしね。

 津島派は、何としても自派から誰かを擁立したいという事なのだろうけど、一般国民の目から見れば、どうしてソコまで派閥にこだわるのか?という疑問がある。
 「派閥をブッ壊す」と言った小泉のおっちゃんが、ゴタゴタの時も、ある程度の支持率を維持出来たのが何故なのかを考えた事はないのだろうか?
 ハッキリ言って、私ゃ派閥闘争に辟易しているのだよ。
 人が集まれば、人それぞれの考えがあって当たり前で、派閥にまとめて意見の一本化なんてのが可能だとは思えない。
 時々で意見の一致を見る者同士が、一つの議案に対してグループを形成する事はあっても、別の議案では違うグループに属するってのが正常な姿じゃないかと思っているのだよ。
 「どうあっても個人を固有の派閥に縛る」という考え方は、柔軟な発想を阻害する「前時代的政局運営」を指向しているとしか受け取れないのだよ。

 まあ、派閥の頭に座ってる御仁は、一応派閥の頭であるのだから、自派閥の存続・発展を画策して当然なのだろうけど、それが「派閥の意地」なのか、「自派閥の維持」のためなのか、政治に疎いおやぢには知る由もないのだけれど・・・。


最新の画像もっと見る