「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

セブン-イレブンのない県・鹿児島のコンビニ事情-1

2008-05-12 17:53:48 | 九州経済(地域経済)

売上高,店舗数で日本一のコンビニエンスストアはセブン-イレブン。同社は全国34都道府県に出店している。九州地方でセブンーイレブンが出店していないのは,鹿児島県と沖縄県の2県のみ。

 それが,セブンーイレブンのオーナー募集説明会のHPによると,5月9日~10日に沖縄・那覇市で募集説明会の開催とある。沖縄にセブンーイレブンが出店するとなると,九州でセブン-イレブンの店がないのは鹿児島県のみとなる。

 「なぜ,セブン-イレブンは出店しないのだろうか」。同社の経営方針や社内事情に関して,部外者のうかがい知れない所であるが,気になるところなので,鹿児島のコンビニ業界の状況を調べてみた。

▼鹿児島の特殊性--エリアフランチャイズ
 鹿児島県内に出店する主なコンビニは,サンクスとファミリーマートである。ローソンも出店するが店舗数は少ない。ローソンは本部主宰であるが,サンクスは酒問屋の本坊商店,ファミリーマートは南国殖産が主宰するエリアフランチャイズチェーンである。
 業界は異なるが,家電のヤマダ電機も地元のショウイチデンキ (正一電気)によるエリアフランチャイズ制を取っている。

   (この項,続く)

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セブン-イレブンに見捨てられた鹿児島-1 

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◇◆▼------------------------
「身の丈」を強みとする経営―縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング」― 

◆マイペースを貫く経営
 閉塞感漂う時勢ではありますが,堅実経営を貫き,長期にわたり成長を維持している小売業も多数存在します。こうした企業に共通するのは,堅実な発展を目 指して,自らの分を知り,ライバルの動きに惑わされることなく,マイペースを貫きながら存在感を発揮するという経営姿勢を貫いている点です。


 『「身の丈」を強みとする経営
』(日本経済新聞出版社)では,性急な業容拡大は弊害が多いとして,堅実な発展を目指して,自らの分を知り,ライ バルの動きに惑わされることなく,マイペースを貫きながら存在感を発揮するという経営姿勢を貫く経営姿勢を「身の丈経営」とし,縮小の時代の小売業経営の あり方を考察しています。

「身の丈」を強みとする経営―縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング」
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3 コメント

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社長が鹿児島出身のようで ()
2008-05-13 12:54:02
現セブン―イレブン・ジャパン代表取締役社長、山口俊郎氏は鹿児島出身ということで、さらに謎は深まります。
返信する
過去記事読んでませんでした ()
2008-05-13 12:56:22
過去記事読まずに脊髄反射でコメントしてしまいました。
申し訳ございません。
続く記事を楽しみにしております。
返信する
Unknown (オトナゲナイヒト)
2008-07-06 21:48:14
はじめまして。
セブンイレブンが鹿児島に無い理由を
調べていてココにたどり着きました。

>サンクスは酒問屋の本坊商店,
>ファミリーマートは南国殖産が主宰する

と、ありますが逆ですね。(^_^;)
一応突っ込んでおきます。

実はセブン銀行系のカードを申し込んだ
のですが、まったく鹿児島県では使えない
事実に愕然としました。

鹿児島県がますます孤立していくのでは
無いかと危惧しています。

「篤姫」ブームで鹿児島に来られた
県外の方が困る様子が想像出来て
改めて残念…。

観光で県外の方を呼んでも
鹿児島に金を落とせない
構造だからしょうがない。

県知事選もありますが、「ドミナント政策」
なんちゅう言い訳で格差が広がる事実。

インフラを整備するが県の使命。
わからない知事が再選する(であろう)
ことが悲しい…。
返信する

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