岡田利修ダイアリー

オールジャンル、スキーのテクニックから
裏話まで、色々な事を素直に書くつもり…。

競技?基礎?…。

2009-10-12 20:39:53 | Weblog
こんばんは。

今日、東京都指導員研修会から帰ってきました

いろいろ、面白いお話が聞けてとても勉強になりました。

今年、スキー教程がガラリと変わるみたいですね

競技と基礎が歩み寄る…。そんな感じらしいっす

テーマは、「自然で楽なスキー…。」

ニュートラルポジション…。

フェースコントロール…。

…。  ……。   ……。

フェースコントロールって、ゴルフ用語ですよね??
ちなみに僕は、まったく出来ないタイプです。

だいたい、アイアンではフェースがおかしなほうを向いていて
打つと「ペチッ」と嫌な音がしてシャンクします

ん~でも内脚主導…という考え方は、アルペンスキーで考えるとどうでしょうか

こんな事も言ってましたよ

「FISワールドカップの解説をしてる人間で、内倒して転倒した選手を見て、あ~内脚に乗ってしまいましたねぇ…。
と言っている人間がいるなんで、それがいけないんだ
内脚に乗るのはええじゃないか

と言っておられました

挙手をして、それ言ってたの僕です

って言いそうになりましたけど。

そのあとの講義でお話をしていただいた、鋼管病院の栗山先生は実際に世界選手権のときに
帯同していただいた方ですが、岡部哲也さんや、佐々木明選手の動画を見せながら
「ここは雪じゃなくて氷だ」と言っておられました。

間違いなく、その通りです

カッチカチの氷ですね

内脚に乗った瞬間足払いをくらいますね

内脚のアウトエッジが80度くらいだったらもしかしたら
グリップしてくれるかもしれませんが…。

たまーにターンが、遅れて
それを無理矢理身体を落としてリカバリーをした際に、結果先に内脚が先についてしまうシーンなんか
あると思いますが、あれは本人の意識にはまったくないですよ。

特に、近年ワールドカップのトップ選手を見ているとスキーと身体をあまり離しすぎない
選手が多いように思います。
ラインフリード•ヘルプストや、グランジェ、またプランガーもスタンスを狭くし
よりしっかりお尻の下にスキーをキープする事が出来るようになり昨シーズン良かったですよね。
ヘルプストは、きりかえてから外スキーに乗るまでが非常に早く結果アイスバーンや
難しいセットでも余裕を持って攻めれてます。

また、特にアイスバーンに限ってというわけでもなく
タイムを出すためにはどれだけ高い位置で外スキーにて角付けをし、外スキーを
たわませることが出来るかという事が非常に大事だと思います。

内スキーに乗ってる状態で前に前に動いていく事って出来ないですよね??
アルペンでは、動きを止めるのが1番ダメなんです

あと、内股関節をたたむ…という表現を良く聞きますが
たたむという事は重みが内脚に乗った状態でたたむ。と、言う事ですよね?
僕の感覚だと内脚を引きつけるという表現の方がしっくりきますね。そうする事で
早く外足が前に出てきて、外足に早く乗れると思うんですよね
お尻も高い位置にキープ出来るし。
まあ、この辺は人の感覚なので難しいですけど

そしてあくまで僕個人の意見ですけど…。

ただ、一般の方に教えさせて頂く場合には角付けをしてもらうために
内脚を使って…。とも、よく言いますよ。
なぜかというとなかなかスキーと身体が離せずに、スキーを面で踏んでしまい結果スキーがずれて
しまいバランスを崩す方が多いからです。

速く滑る必要がないんだったら、早く外足に乗るより内足を使った方が簡単に身体も
内側に倒す事が出来るし、そうする事によってカービングターンもマスターでき
、結果スキー楽しいって思ってくれたら最高ですからね

なんか、気づいたらいろいろ書いてしまいました

でも、僕自身の来シーズン技術戦を戦う上では今回の研修会かなり勉強になりました

来年の全日本スキー教程から「山回り」がなくなるみたいですよ

もちろん、それだけで片付けられる事じゃないですけど、その事からくる
来シーズンのちょっとしたイメージがわいてきますね

早くスキーがしたいっ

また、今回のジャパーナチームの遠征でヒゲヘットコーチや
激やせダイエットコーチにテクニック的な
お話を聞いて勉強しよう

さて、明後日からは名古屋に行ってブーツを作って
次の日は、ウィングヒルズ
スキーです

なんかいよいよって感じですねぇ

それでは長々と失礼しました

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21 コメント

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スキーがしたくなりました! (いんちゃん)
2009-10-13 00:15:00
利修さんこんにちは!

利修さんのブログに、スキーの話がこんなにたくさん書いてあったのは、もしかして初めてでしょうか

と~っても久しぶりに、スキーがしたくなりました!


昔、スキーを私なりに頑張ってたころ、コーチの言うことが全然理解できず、なかなか上達しなかった時期がありました。

人それぞれ感覚が違うというのもありますが、特に初心者~自称中級者の頃って、感覚の引き出し!?が少なくて、コーチの言われたことがなかなかピンと来なかったり、何を変えるべきなのかイメージできなかったり…。

今思うと、その時に目標とする滑りのイメージが、全然つかめてなかったり、漠然とイメージしていても、そのイメージと今の自分がどれだけ離れてて、どういうステップを経てそのイメージに近づいていくのかってあたりが全然見えてなかったり…という状態だった気がします。

一生懸命やってるんだけど、全然見当はずれって時期が長くて、その頃はちょっとつらかったですね~

(その後、努力が実って!?私なりに、スキー楽しいって
思えるくらいには滑れるようにはなりましたが!)


利修さんのお話を読んで、ご自身のアルペンスキーの感覚をベースにしつつ、教える相手それぞれの感覚に合わせてコーチしてくださってるんだな~と強く感じました。

まだ一度も教わっていないし、今シーズンもいろいろな事情で無理そうですが…いつか必ず教わりに行くつもりです


スキーのお話、楽しいですね
またときどき、載せてください!
(個人的にはコブのお話も希望します!…全然滑れないので…

楽しみにしております
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泣きそうになりました (キロロの赤い子)
2009-10-13 17:15:31
今回のブログ読んで泣きそうになりました
まさに、私が常に悩んでいることです。

私は競技主体でやっていて、外足主体・体と板を離さないということを頭において練習しています。

でも、フリーなどで、そうじゃない滑りの理論の方たちと滑ることも多いです。
そうすると、滑りを全否定されます
内足を使っていないこと・板と体が離れないことを。

たぶん、基礎だけではなく、競技でも、そういう考え方の人もいるのでは・・・と思っていますが・・・そんことないでしょうか。。。

自分の滑りに自信がないから、やっぱりそう言われると、すごく混乱して悲しくなります・・・

で、滑り方も混乱して、おかしなものになったりしてしまいます。

何が正しいのか、自分はどういう滑りをすればよいのか・・・
教えてくれる人っていうのは、自分よりすごいって思っているので、やっぱり耳を傾けてしまいます。

こういう迷いで常に頭がいっぱいで、教えてもらうことがつらくなる時もあります
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いんちゃんさん (rishu)
2009-10-13 21:49:26
こんばんは。
そうですね~
感覚は、人それぞれ違うし、
また実際に滑った感覚と見た目が
違うって事は僕もよくありますよ。
1番は、やっぱりビデオを見ながら
チェックするといいですよね。
下で滑りを見ながらザクティーでしたっけ?簡単な
ビデオカメラで撮ってその場で見せながら
レッスンすると、僕の言ってる事と
実際滑りがどうなってるかが、確認出来て
わかってもらいやすかったりしますね

それと、僕自身が自分の感覚ばかりを押し付けるのは良くないですよね~。
実際、僕なんかまだまだ教える引き出しは
年配の方達に比べて少ないと思うので、いろんな人の
感覚を聞きながら、このような感覚でこういう滑りに
なってるんだ~と、いうところを学びながら
教える引き出しを増やしていきたいいですね
その人に、ピンポイントでピッタリくるアドバイスが
出来たら最高ですね
欠点ばかりを言うのはナンセンスですから
あとは、その人が何を求めてるか??ですかね…。
でも、その辺のギャップが1番のスキーの魅力だったり
するんじゃないですかね
奥が深いと言うか…。
たまには、スキーのお話もいいですね
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Unknown (いしか@兵庫)
2009-10-13 22:03:47
こんばんは。
今月のSG誌の表紙カッコいいです。
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キロロの赤い子さん (rishu)
2009-10-13 23:23:46
こんばんは
お久しぶりですね。

野辺山で千葉さんのお手伝いを
させていただいていたときがなつかしいです

でも、そのような事で悩んでるスキーヤーの方って
多いと思いますね
ん~どうでしょうか?競技の方のコーチでも、そのような教え方をする方っているんでしょうかねぇ…。
いないと信じたいですけど
でも、内足に乗るのと内側にいくのって
違いますからね~。
そのへんのコミュニケーションというか、ニュアンスでも
変わってきますよね。

ただスキーと身体を離すと言う事は、
ある程度必要ですよね?
極端に言うと、真上に乗りすぎていたら
スキーはキョロキョロするし、
いつまでたってもスキーが内側に
はいってきてくれないですよ。
もちろん外足に乗るのが大前提ですけど
アルペンでは、規制されてるので
そのラインや、ターン弧、雪質、スピードにあわせて
角付けの角度は変わってきます。でも、それは
結果そうなってるだけで誰もそんな事を考えてはやってないですけどね考えながら滑ったら混乱しますよね

またトップ選手でも外足に乗れない…というのが
永遠の悩みです。どうしても身体ばっかりいきすぎて
しまいますからね

深く考えると特に難しいのでシンプルに考える事です。
基本的には、「角付け」「加重」「抜重」ですね。
そして、抜重する方向を間違えない事です。
そして、外足にしっかり乗る。
結果、早くターンが始まり早くターンが終わり
楽に攻めていける!そんな感じです

なんか、いろいろ書いてしまいましたけど
少しでも参考にしてもらえると嬉しいです
今シーズンスキー場でお会い出来たらいいですね

でも外足に乗る事は、アルペンスキーヤーにとってすごく大事な事なので自信を持っていきましょー!

悲しくならずに楽しく









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いしか@兵庫さん (rishu)
2009-10-13 23:26:29
本当ですか??
ありがとうございま~す
しかし、長野は寒くなってきました
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Unknown (サースフェーより。)
2009-10-14 00:42:05
いいぞ~!りしゅう~!!
初めて君をかっこいいと思ったよ。笑
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Unknown (いんちゃん)
2009-10-14 02:09:17
コメ返しですみません


「その辺のギャップが1番のスキーの魅力だったり
するんじゃないですかね」

って言葉、すご~くインパクトありまして

そうですよね、違う人間なんだから、感覚も、その表現も、ギャップがあるのが当たり前なんですよね!

そのギャップをどうやって乗り越えて、コーチの言いたかった事、伝えたかった事に近づくか…

ともすると、そこでガチガチになりがちだったんですが、

そのギャップの存在自体、楽しいんだ!っというのはすごく…ちょっと大げさな言い方になるかもしれませんが、世界が違って見えるくらいに、インパクトの大きい言葉でした!
(利修さんの言いたかったことと違ってたらすみません!)


なんて書いてるだけで滑りたくなります~


というか、元ワールドカップレーサーの利修さんのところで、まるで普通の生徒のように書いてる自分が不思議です

ブログってすごいですね(あれっ…スキーの話だったのに、ブログの話になってしまった…


ブログいつもホントに楽しく読んでおります!
また遠征話、トレーニング話、レッスン話、お子さん話、そしてスキー話…
これからも楽しみにしております&この冬の利修さんの滑りを楽しみにしています!
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いんちゃんさん (rishu)
2009-10-14 10:47:45
その通りですね
そのギャップが一致したときなんて、
かなり気分良いですよ
だから、スキーは楽しいですね
今シーズン、頑張ります
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サースフェーから、 (rishu)
2009-10-14 10:51:02
コメントありがとうございまーす。
今、サースフェーにいるって
事はどのチームですかねぇ…。
上のチームは、セルデンって
聞いてますし
でも、サースフェーはヨーロッパで
1、2を争うほど条件はいいけど、
コースがとれないって噂を聞いてますが
どうなんでしょ??
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