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詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

しろい花

2024年05月13日 18時14分32秒 | 日記

      昨日の最上一平さん 「みみずく」40号祝賀パーティー

 午前中はこんなものを書き、昼寝。

 起きて眼科へ。右目に注射をぷすり。四度目の黄斑変性症治療です。

 

        名前     

  少年がないている
  かたをふるわせてないている
  こえをたてずにないている
  だれもこないところでないている
  アリもいない
  音も 
  風も

  しろい花がさいている
  なみだのなかにさいている
  ぼんやりみつめられながらさいている
  少年がゆっくりとつぶやく
  ──シロツメグサ。
  わすれていた自分の名前をおもいだすように
  わすれていた自分をおもいだしたように

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一平さん (絵本の河)
2024-05-13 20:14:52
今でも大牟田駅で手を振って下さった
一平さんの姿を鮮明に覚えています。
このお写真は、少し酔われたお顔ですかね?

クローバー何故か懐かしい花ですね。
返信する
 (木枯しモンジャロウ)
2024-05-13 20:40:29
シロツメグサを見ると、なぜか、ホッとしますね。
どうしてなんだろう??
返信する
テカリ (ひでちゃん)
2024-05-14 07:09:44
内田麟太郎さま
イワナ、釣ってきました。一平さん、光っていたんですけどねえ。わすれていた自分の名前――、すごい瞬間ですね、まさに詩、っていっていいのでしょうね。
返信する
光量 (内田麟太郞)
2024-05-14 10:53:44
絵本の河さま様
 乾杯の音頭をされてるときですから、ただの光量不足ですね。小学校の運動場に咲いてましたね。

木枯らしモンジャロウ様
 幼児記憶でしょうか。そのささやかなとも言える姿にほっとしますね。

ひでちゃん様
 イワナ。おめでとうございます。
 悲しみに自分を見失うときがありますからね。
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