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詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

いつも

2024年05月09日 17時41分46秒 | 日記

 

 昨夜、雨が降っていたので公園の石垣にでんでんむしが。桑の実も白い実をつけています。

 雑用をいくつか。カーテンレール(W)の取り付け前に、こんな詩を。

 絵本の絵描きさんの名前が挙がってきました。引き受けてくださるとよいのですが。

 

     いつも

  少年のとなりに
  熊はだまってすわった
  なにも聞かず
  なにも話さず
  いっしょに遠くをみていた
  陽がかたむくと
  熊はだまって帰っていった
  あれから何年すぎたのだろうか
  少年はいまもそこえ帰ってくる
  熊はいないけど陽がかたむくまで
  ──ありがとう。
  少年はつぶやいて山をくだる
  見送ってくれるひとを感じながら
  いつも見てくれていたひとを感じながら
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつも (絵本の河)
2024-05-09 19:32:19
「いつも」の詩は、
長女と私の父の詩の様です。

父が亡くなり7年程になりますが、
未だに毎日、長女は、おじいちゃんの話をします。
甘い祖父でもなかったのですが
大好きだったようです。
いつも見てくれていたひと (ひでちゃん)
2024-05-10 04:50:21
内田麟太郎さま
ただただ、カッコイイ人ですねえ。「老人と海」、読んでみたくなりました。
いつも (木枯しモンジャロウ)
2024-05-10 08:12:02
「いつも見てくれていたひとを感じながら」
こういう感覚があるから、人は生きていけるのでしょうね。
祖父 (内田麟太郞)
2024-05-10 11:41:52
絵本の河さま様
 いいおじいさんが居られて娘さんたちは幸せでしたね。人間への信頼につながるのではないでしょうか。

ひでちゃんさま
 ひでちゃんもわれもおじいちゃん。(^_^) 

木枯らしモンジャロウ様
 人生の最大の贈り物は良き人との出会いですね。その人たちを思うと人生は生きるに値すると思います。

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