「最高の一日 最良の最期」 柏木哲夫+内藤いづみ 佼成出版社 1400円+税
柏木哲夫さん(金城大学学長・淀川キリスト教病院名誉ホスピス長)と内藤いづみさん(ふじ内科クリニック院長・NPO二本ホスピス・在宅ケア研究会理事)の対談集です。ホスピスにとって、いいえ、人間にとっていかにユーモアが大切か語られています。ユーモア=人間力といってもいいでしょうか。
内藤さんのお話から。末期がんの方に「何が食べたい」と聞かれます。「うまい天ぷら」。内藤さんは八ヶ岳山麓の料理人に白羽の矢を立てます。おいしいアスパラガスの天ぷら。満腹された患者さんはいいます。「先生、うまかった。今日は俺の奢りだよ」。末期がんの患者さんにして、このセリフ。カッコイイ!
柏木さんのお話から。─すごくユーモアのある方だったんですけど、だんだん弱っていかれて、ある日の回診で「いかがですか」って聞いたら、「先生、おかげさまで順調によわっています」って。(笑)これが、こちらにすごく慰めになったんです。いたわられたという感じがしました─人間はエライなあ。
内藤さんは講演でわたしの絵本『なきすぎてはいけない』(絵・たかすかずみ 岩崎書店)を読んでくださっている方です。なぜ、読んでくださっているのか。その話も出ています。
本日のわたしは、ここに書けないことをしていました。
快復されたようでよかったです。こっちも順調に……。「連名の弔電」の順番予想に入れ替えがありました。上位二名の入れ替えです。12月4日現在、羽村の釣り人氏が二番に下がり、宇都宮が一番に復帰しました。
美は乱調にあり。喪は順を良しとするべし。われ先にと急ぐにはあらねど。な~む~