リンムーの眼 rinmu's eye

リンムーの眼、私の視点。

総括08

2008-12-31 | Weblog
今年も終わる。
一年早いものだ。

毎年、「今年のベスト3」を挙げていくと、その一年の自分の認識が整理される思いがする。
これからも、自分の“眼”がとらえた物事に対する想念を言語化(またはデジカメによって図像化)していくと思うが、お付きあい願いたい。

今年は、「友人」「知人」に多くの刺激を受け、楽しく過ごすことができた。
感謝する。サンキュー。
自分も相手に刺激を与えられるよう、自分のフィールドで、自分の“眼”を鍛えなければを思う。
来年も、刺激をもらえる「友人」「知人」とのつながりを深め、ひろげていきたい。
そして、そのことによって開ける新たなものの見方に期待している。

自分の物事に対する認識がどのように更新されるのか、楽しみだ。

というわけで、来年もよろしく。


今年のベスト3 写真編

2008-12-28 | Weblog
今年もいろいろ撮った。
愛用するGR-Dは、今年Ⅱが出たけど、来年も初代で撮っていこうと思います。
ベスト・ショットってわけでもないけど、三枚。
街の、同じような被写体ばかり撮ってるけど、記憶を写し取ることで、一年間の記録が積み重なる気がする。






今年のベスト3 飲食店編

2008-12-27 | Weblog
飲食店を開拓してわいわいやるのは、週末の楽しみの一つ。

●アクロス・ザ・ボーダーライン(野毛)
友人の縁で行った店。
野毛界隈は、大学時代から歩いていた場所なので、よく行く店ができて感慨深い。

●いせや(吉祥寺)
仮店舗と公園前店は行ったけど、新装開店した本店はまだ行ってないな…。
焼き鳥よりも、友人がいち押ししてたシューマイが絶品だった。

●ベルク(新宿)
やっと新宿に定点を見つけた気がする。
この店だとコーヒーを飲むのと同じ感覚でビールを飲んでしまう…。

今年のベスト3 展覧会編

2008-12-27 | Weblog
今年もいろいろ観た。

川俣正「通路」展at東京都現代美術館
「作品」をただ展示するのではなく、現在形の「活動」の経過を情報公開して見せるという、不思議な展覧会。

高山辰雄遺作展「人間の風景」at練馬区美術館
日本画なんだけど、深い思索の刻が刻まれたズシリとくる絵だった。
人はまばらだったが、絵を観る悦びを充分味わえた。

「対決 巨匠たちの日本美術」&長谷川等伯「松林図屏風」(常設展)at東京国立博物館
今年は、等伯の「松林図~」と宗達の「風神雷神図屏風」、二つの国宝を観られて良かったな。

今年のベスト3 CD編

2008-12-26 | Weblog
今年聴いたCDから。

alicia keys「as i am」
個人的には2000年代のキャロル・キング『つづれおり』って言いたい位のクラシック。末長く聴けるスルメ盤だと思う。

環roy『mad pop』 『more?』
今年のルーキー・オブ・ザ・イヤーって感じですね。

斉藤和義『歌うたい15』『collection“B”』
シングル集三枚組とB面集三枚組。一年で斉藤和義のCDを六枚聴いているという…。
全ての楽器を演奏できるマルチ・プレイヤーでありながら、自らを“歌うたい”と規定するところが潔い。
その魅力を改めて再認識した。

今年のベスト3 小説編

2008-12-25 | Weblog
伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』
本屋大賞+山本周五郎賞+このミス一位の三冠に輝いた作品。
まあ、今年といえばこの一冊。
直木賞候補を辞退してなきゃ四冠だったんじゃないかと思う。

広瀬正『マイナス・ゼロ』
祝・復刊。
他の小説も良かった。まだ全部は読んでないけど。
SF苦手という方にもすすめたい。

横光利一『上海』
もはや現代ですらない…。
今年読んでかなりインパクトを受けた作品。
都市の混沌としたエネルギーを描き尽くそうとする熱量にやられた。
大正の文学は自分のフィールドでもあるので、刺激的だった。

今年のベスト3 マンガ編

2008-12-25 | Weblog
今年のベスト。

まずは漫画ベスト3。
順不同。
①小山宙哉『宇宙兄弟』
宇宙マンガにハズレなし。『度胸星』『プラネテス』『ムーン・ライト・マイル』の系譜に連なる新たな傑作が生まれた。
随所にはさまれる小ネタもいい。

②黒田硫黄『新しい朝』
短編集『大金星』も出たし、謎の休筆からの復活はファンとしてうれしい。

③中村光『聖お兄さん』
日本では受け入れがたい「宗教ジョーク」のハードルをやすやすと(ぬけぬけと)超えてしまったところが頼もしい。

野毛 across the BORDERLINE

2008-12-16 | music
横浜・野毛にある「acriss the BORDERLINE」にて、友人と酒を飲みながらLIVEをみる。
友人の170cm-JACKがLIVEをした。共演は、最近170cm-JACKのLIVEで聞く機会の多いたかはしようへいくん。

170cm-JACKのライブを観るたびに、ここに感想を書いているので、これ以上特に言うこともないのだが、この日は、今年のライブ活動の集大成的な感じがした。
溺愛する姪、会社の同僚、僕ら友人などが集まり、ホーム状態でのLIVEだったので、リラックスして歌っていたように思う。
MCでは、姪・120cm-chiakiの話題で場を和ませ、アット・ホームな雰囲気だった。


ステージ背後には、この日のための大型ドローイング。
店頭にも170cm-JACKの絵画作品が展示されていた。

ご覧の通り、かなり独特な絵柄である。
立ち止まる人もいるほど、野毛坂の通行人にインパクトを与えていた。
BORDERLINEを、170cm-JACKの作品がジャックしてるようで、面白かった。


共演のたかはしようへい。誠実そうな人柄が伝わってくる歌い手。

170cm-JACKは、新しいギターを購入した、ということで、来年のlive活動も期待したい。
こういう面白い飲み屋に来ることができたのも彼のおかげだ。


どアップだとこんな感じ。
不敵な笑みに見守られ、酒と音楽と会話を楽しんだ、BORDERLINEの夜だった。

内田樹の知的漫談

2008-12-12 | book
内田樹著『街場の教育論』(ミシマ社)読む。
『下流志向』『狼少年のパラドックス』に次ぐ、タツル先生の教育論。
以前も書いたが、この人の本はだいたい「知的漫談」なので、うなづきながらするする読める。
この本は、大学院での講義を基にしている。こんな面白い話を聞ける学生はしあわせだ。
けれど、この本で話題になっている教育問題について、学生が頭で理解するよりも、実感を持って読めるのは現役の先生だろう。
内田樹自身もあとがきで「現に教壇に立っている先生たちができるだけ元気でいられて、いろいろ創意工夫する意欲が湧いてきて、仕事があまりうまくいかないときもそんなに落ち込まないでいられるような、そんな気分になれる本を書こうと思いました」と書いている。

僕は、この本で述べられていることに、120%同意する。20%の余剰は、なんとなく教育について感じていたことを言い当ててくれたと思えるから。
教育関係者でも、内田樹の論法をまったく受け入れられない方もいるはずだ。内田樹の議論の立て方は、共感できるか/できないか、がはっきり分かれる傾向があるのがあやういところだ。
共感して同意する者も、内田樹を読んだ後は、福音のようにそれをありがたがるだけではなく、3冊くらい批判的読書をして補わなきゃなと、自戒を込めて思う。

今年/来年の手帳

2008-12-12 | stationery
来年の手帳を買いました。
L!FE社のtwo week type(仕事用)と、ちくまの文庫手帳。
「ほぼ日手帳」いっちまうか? と迷いましたが、今年も断念…。

L!FE社のやつは、ここ4年くらい使っています。
デスクワークのため、今年は4回くらいしか書き込んでないですが…。
この手帳のウリ(だと勝手に思っている)「今週の目標」欄もまったく白紙でした…。まあ、目標のない毎日でもなんとかなるよ。

ちくま手帳は二度目。
今年のモレスキンの手帳は、半券やレシートのスクラップで立派に太ったので、来年もいろいろ活動して手帳を太らせたいと思います。