Happyな気分になれるミュージカルが好きな私には何だか高尚なミュージカルだなぁという印象。歌(楽曲)はどれもメロディアスとは言い難く、全体的に盛り上がりどころがつかめないミュージカルでした。劇中、何回か歌われる「SUNDAY~♪」って曲だけはハーモニーも含めて良かったなぁ。あの小さめな劇場のどこにオーケストラがいるの!?と思いましたが、恐らく舞台の床下ですな(最後のカーテンコール、オケは映像で参加でした…)。
ストーリー自体は1幕目は少々退屈で…2幕目で急に現代になるところから面白くなってきたので、少し救われた感じ(笑)。ジョルジュ・スーラは評価されるまでに時間がかかった画家なので、推して知るべし的なストーリーではありましたが。
戸田恵子の安定感はいつも通りで頼もしく、石丸幹二は相変わらず笑顔が素晴らしかったわぁ。山路和弘の飄々さも「らしく」って何か嬉しかったし、ナマ野仲イサオ氏を見れたのもちょっと嬉しかったです。そういえば、戸田さん、感極まったのか、最後涙を流されてましたね~。あ、楽しみにしていた畠中洋の歌声が全くと言っていいほど聴けなかったのがめちゃくちゃ残念で、消化不良気味でした。
亜門さんのミュージカルってキャストが魅力的でついつい観に行ってしまうのですが、どうも自分との相性がイマイチな気が…。新しいことに挑戦しようという意気込みは買いますけどね~。今作は、何となく以前見た亜門さんの『テイクフライト』を思い出しました。
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